お久しぶりの更新でございます。
前期の塾生作品展から今期の作品展まで一年経ってしまいました〜。
いや〜年々時間が経つのが早くって、もうあっという間に2016年も終わっちゃいそうです。ヤバい…

では早速、本題の第3回塾生作品展ですが、10月1日(土)〜5日(水)まで六本木にあります『六本木ストライプスペース』という広〜いギャラリーで開催されました。(会場は甲先生の個展『Art & Doll展』の時にご紹介しましたので、そちらをご参照くださいませ)
今回は参加人数が31名と多く、またも力作揃いでした。人の作品を見るのは(自分も含めて勉強中の作品とはいえ)大変勉強になります。
3期の甲秀樹賞は1期から続けて通っていらっしゃる男性の方が受賞しました。陰影のメリハリが効いた良い絵でした。
気になった作品は甲秀樹賞の方の他に2名ほどいらして、全てモノクロ(鉛筆画)の作品ですが、とにかく陰影の美しいデッサン画でした。
私は鉛筆が苦手なんですが、やはりこれを克服しないといけないな〜と感じました。
1日はオープニングパーティーもありまして、卒塾式と前述の甲秀樹賞の授与、塾生さんたちの持ち寄りお食事会へ続き、希望者への甲先生の講評もありました。
絵楽塾の懇親会はいつもとても和気あいあいとして、私も別のクラスの方と楽しくお話させて頂きました。こういうところも絵楽塾の良い点だと思います。

続いて、自作のお披露目に参ります。じゃーん(恥ずい…)

a0095010_22013787.jpg

作品名 : 佇む少年たちと猫(水彩色鉛筆)


家人にきちんと複写してもらったのですが、モニターのマッチングをしてませんので、実際の色が再現しきれてません(緑って出にくい色ですね)が、まあ大体こんな感じです。
(Vカットマットが壁にピッタリ付いてないから影が出るぞって言われたけど、適当にいいよいいよって答えたらホントに影が出てた…トホホ)
作品名も悩みましたが、ルノワールの『猫と少年』という作品を思い出し「そうよ、シンプルが一番」と、そのまんまつけました。

続いて、細部もどーん!

a0095010_15381389.jpg


a0095010_15381912.jpg


a0095010_15382482.jpg

実際の展示風景


3期はフリークラスを受講しましたが、フリークラスはカリキュラムがないので、自分で描きたいものを選んで描きます。その上で、疑問に思ったり上手く描けないところを教えて頂きます。
私は当然、まだまだ資料の写真を見ないと描けないのですが(マンガ絵を描く時は適当に想像して描いてましたけど)、写真と同じに描いたものは自分の作品と言えませんので、複数の資料の必要な部分だけを見本として、自分の絵を完成させたい…というのが、最終的な目標でした。
前回2期の時は習い始めたばかりで、自分の作品を描くなど考えられないレベルだったので、写真に忠実に描くというのが目標でした。でも、自分で言うのも何ですが、よく描けたと思います。自己採点は85点(自分に甘い!)。
そして、今期の作品です。2人の少年が写ったモノクロ写真をベースに、自分の好みの少年の顔を合体させて、更に猫まで描いちゃいましたよ!
全部モノクロ写真を元にしてますので、頭の中でカラー変換して紙の上に映し出したつもりです。一応、フリークラスで教わった事の集大成ではあるのですが…。
う〜ん、自己採点は60点
前回よりもマンガ絵っぽいです(友人は「ちゃんと人間には見える」と言ってましたが)。そして人物を大きく描いてしまって大変だった経験から小さく描こうと思たのですが、大きかろうが小さかろうが大きさなんて全然関係なく、とにかく大変でした。小さけりゃ小さいで、顔が細部まで描き込めないんですよ! 甲先生の絵はどんなに小さくても瞳が光ってるんですけどね〜、すごいですよね〜。

以下、自己分析です。(長いのでとばしても良いよ!)
まず、首をすげ替えてますので、首の角度と体の向き、バランスがおかしくないように下書きを2回もしたので、そこは問題ないと思います。が、本番の紙(ストックしてある箱作りに使うKMKケントボード)に描いた構図では、2人の位置を少し離してしまったために先生から「2人の関係性が崩れた」と指摘を受け、2人の関係を繋ぐもの(花でもカーテンでも何でも良い)を入れましょうと、猫を描いたわけです。
作品を作るって事は、構図や(心情的な)背景もしっかり考えた上で描かなければ、「ただ描いた」って絵になってしまうんですね…。
で、これで問題がなくなったかと思えば、このケントボードが色鉛筆との相性が悪く(青系や暗い色が載りにくい?)途中で色が載らなくなってピカピカ光ってしまったんです。
先生から「フィキサチーフ」をかけたら描き続けられるとアドバイス頂いたんですが、すっぱり諦めて先生推奨のバロンケントに描き直しました。
ここで2人の距離を元に戻しても良かったのですが、猫のいる構図が気に入ってそのまま描いたので、ハードルが上がったままなのは言うまでもありません。
こうして4回目にしてやっと本格的に描き進められたのですが、ここに来ても色に迷い、青色をベースに肌に色を添える程度にしたかったのに、どうにも不健康な体の色に我慢できず、結局想像で色をつけました。既にキャパオーバーです。

とりあえず、暗緑色に色をまとめて(微妙に違う色を21色使ってます)雰囲気をつけましたが、少年の肌の色を汚くしたくなくて色に捕われ過ぎたために、立体感や写実の部分(教室で一番重点的に習っているところ)が疎かになってしまいました。それが全体的にぼうっとした絵になってしまった原因でしょう。
もうね〜、老眼なのもんで、ものすごーく近づいて描いてますから(これもダメな原因)、40〜50cmくらいの距離で観てもらうとそこそこイイ感じなんですが、ちょっと離れると印象がうす〜い絵になっちゃうんですよ〜。トホホ。
でもね、「猫はよく描けてる」って誉められましたよ!(人体デッサン教室なので、あんまり意味ないんですけど)
また、友人たちから「会場に入ってすぐどの絵かわかった」と言われ、私の特徴(良いか悪いかは置いといて)というものがあるんだろうなと思いました。

自分の実力からするとずいぶん無理したなあと思いましたが、描いてみて初めて分かる事が沢山ありましたし、勉強の方法や課題なども見つかりましたので、難しくても挑戦する事や最後まで描き切る事の大事さを、しみじみ感じた作品でした。
4期も引き続き自分の作品作りについて勉強したいと思っています。

【最後にご案内です
甲先生の作品集『甲秀樹作品集 〜青い旋律〜が出版されます。
(11月中旬発売予定。予約は10月中旬より開始)
それにともない、11月19日(土)から甲先生の作品集出版記念展が、六本木ストライプスペースで開催されます。
大阪でも行われますし、関連イベントもございます。詳しくは絵楽塾HPをご覧くださいませ。私は朗読劇がとても楽しみです。


[PR]
# by apodeco | 2016-10-11 01:01 | 男絵 | Comments(0)

絶好の行楽日和が続いているシルバーウィーク、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
敬老の日があるからシルバーなのかと思ってましたが、ゴールデンウィークに対してのシルバーなんですね〜。私は映画を見に行った以外は部屋の掃除に追われておりますが、その合間に作品の複写をしてもらったので早速お披露目したいと思いまーす。

a0095010_2325334.jpg

作品名 : shijima 〜 しじま 〜(水彩色鉛筆)

(恥ずかしいけど)どーん!と出しました〜。
こちらが【第2回 甲秀樹 絵楽塾 塾生作品展】に出品した絵です。
ついでに細部もどーん!

a0095010_23253861.jpg


a0095010_23254070.jpg


a0095010_21402127.jpg


a0095010_21402234.jpg


作品展は一年間の講義の締めくくりとして開催されるもので、最後の三回の講義が作品制作の時間に当てられていました。
私はその時から描いていたものを出品しましたが、作品展は8月22日からで充分時間がありましたので、新たに描き直した方もいらして、皆さん力作揃いでした。(他の生徒さんの作品は許可を頂いておりませんのでご紹介出来ないのですが、すごくレベルが高かったのでご紹介出来ないのが残念)
作品作りと言っても、私は写真を見て描くのが精一杯なので、先生と相談しながら選んだ写真を、とにかく “ 正確に描く ” 事が目標でした。
写真はTwitterの〈美青年画像bot〉さんでご紹介されていたAlessandro Pierozan & Rene Maximo(モデルさんの名前しか分からないのですが)の写真集かな?から素敵な一枚を描かせて頂きました。
色の感じも構図も良かったし、特に背中の滑らかなところがとても気に入って、この写真に決めちゃったのですが、後になって一人描くのだって大変なのに二人もいるし、髪の毛描くのが苦手なのに黒髪の男性の髪の毛がチョー複雑で、『しまった…』と思いつつも先生に細かくアドバイスを頂いて、何とか描き上げる事ができました。
色鉛筆でここまで大きな作品(B3サイズ/額は大衣)を描いたのは初めてで、肌色はもちろんですが、バックの平面を塗るのも大変苦労しました。
先生に「もっと小さく描いたら良かったのに」と言われて、そこで初めて、なにも画面いっぱいに描かなくても良かった事に気づくという…。でもまあ、とても勉強になったし、楽しかったから良かったんですけどね。

こちらが実際の展示風景

a0095010_1512577.jpg


一期の1回目の作品展はポスターハリスギャラリーで行われましたが、今回は甲先生が新たにオープンしたアトリエ兼ギャラリー『GALLERY素描』で行われました。駅から近く、静かで落ち着いたアトリエで、三期の講義もこちらで既に始まっております。
オープリングの8月22日には卒塾式も行われ、修了証書も頂きました〜。
私は三期からフリークラスを受講したので、モデルさんを描く機会はないのですが、苦手な部分を勉強しながら、新たな作品を制作したいと思っております。描けましたらまたこちらでお披露目したいと思いまーす。
[PR]
# by apodeco | 2015-09-23 02:04 | 男絵 | Comments(3)

ニジンスキーの手記 完全版

ヴァーツラフ・ニジンスキー / 新書館


ニジンスキーの画像を掲載したかったのですが、私的な資料用とはいえ今や巷は著作権問題で揺れておりますので、書影に肖像写真を使用しているこちらを掲載。
ブログに書く前にこちらを読みたかったのですが叶わず、自分の知識と新たに検索して調べた内容を整理して、ニジンスキーの劇的な人生をざっとご紹介します。
ご紹介すると言っても有名な方ですし、山岸凉子さんの漫画や映画にもなったりしていてご存知の方が多いと思います。目新しい情報は少ないかも知れませんし、私はバレエは詳しくないので表面的な事だけです。しばしば脱線もしますんで(おまけに長い)、ダメな時は読み飛ばしてくださいませ。

〈 その1 〉でも書きましたが、ニジンスキーは伝説的なバレエダンサーで、振付家です。
1889年3月12日にロシアで生まれました。その頃日本は明治22年ですので、大日本帝国憲法が発布されて一ヶ月ほど経った頃です。ちなみに、奥村土牛(日本画家)や岡本かの子(小説家で岡村太郎・母)が同じ年に生まれております。
両親はともにポーランド人のダンサーで、血筋でしょうか、9歳で舞踊学校に入学するとずば抜けた才能を見せて、18歳の時には既に主役として舞台に立っていました。
そして、セルゲイ・ディアギレフとの運命の出会いがあり、1909年にディアギレフが旗揚げしたバレエ団『バレエ・リュス』で見事に開花しました。
『バレエ・リュス』というのは、マティスルオーローランサン、ココ・シャネル、ストラヴィンスキーなど名立たる芸術家が衣装や音楽、舞台美術などに参加していたという、今から見ると奇跡のようなバレエ団ですね。
踊り手には、こちらも伝説的なプリマドンナ、アンナ・パヴロワ(所属バレエ団は別にあった)や振付師のミハイル・フォーキンなど、素晴らしい才能が結集していましたが、その頂点に若干二十歳のニジンスキーがいました。
この『バレエ・リュス』に参加していた1909年〜1913年の間に、ニジンスキーは伝説的な踊りを披露しています。
「跳んだまま戻って来なくて、客が忘れた頃に降りてきた」という、まるで空を飛ぶような高い跳躍と艶かしい肉体の表現力で、ジャン・コクトーをはじめチャップリンピカソ、ロダンを虜にしたとか。

見てみたいですよね〜。残念ながら映像はないんですが写真なら見る事が出来ます。
Vaslav Nijinsky, Russian Dancer Canvas Print 
と入力するとかなり良いレベルの写真がごろごろ出て来ます。ただし、ほどんとが海外のサイトに繋がりますので閲覧する時はご注意ください。
私は検索が下手で、イラストを描く前はモノクロ写真しか見つけられなかったのですが、なんとカラー画像(人着)があったんですよ! モノクロだと眼光が鋭くて大人っぽく見えたのですが、あどけない感じが残った青年でした。う〜ん描く前に見つけていたらもっと違った仕上がりになったのに…。
他には『手品師とクジラ』というサイトでご紹介のあった、ニューヨーク公共図書館のニジンスキー紹介ページが良かったので、こちらでもご紹介します。英語ですが分かりやすいし、安心して閲覧できます。画像をクリックすると大きく見られますので、お勧めです。

さて、こうして写真を見てみますと、あまり背が高くなかった上に非西洋的な顔立ちから、『日本人』というあだ名がついていた…というのですが、結構な美青年だと思います。全然東洋的には見えません。ディアギレフさんは美少年趣味だったのね…。
『日本人』というあだ名から…という訳ではなく、空中で静止したような飛翔を見せるダンサーと聞いて私が思い浮かべるのは、熊川哲也さんです。
熊川哲也さんがローザンヌ国際バレエコンクールで踊った『ドン・キホーテ』の飛翔は、本当に空中で静止して見えたのでビックリしたものです。もちろん今の方がもっとずっと凄いんでしょうけど、17歳の美少年が宙を舞う姿が今でも脳裏に焼き付いております。

…さらに脱線しますが、今日までバレエ界にはたくさんの優れたダンサーがおりましたが、その中でニジンスキーの再来と言われたのが、ルドルフ・ヌレエフさんというソ連から亡命したダンサーなんですが、私はこの人が絶頂期を迎えていた頃に生まれたので、教育テレビの『劇場への招待』で観た覚えがあるような…ないような。
私はこの『劇場への招待』が大好きで、宝塚もバレエもこちらでよく観ていましたが、やっぱりバレエは女性が花形(当時は男に興味無し)…とぼや〜っと観ていたものです。その思い込みを一蹴し、「バエレってすごい!人体ってすごい!」と目覚めさせたのは、クロード・ルルーシュ監督の映画『愛と哀しみのボレロ』の中で『ボレロ』を踊るジョルジュ・ドンでした。
これは当時のバレエファンではない多くのパンピーがバレエに目覚めた作品で、私にとってのニジンスキーの再来とはジョルジュ・ドンなのです。
※映画『ホワイトナイツ/白夜』のミハイル・バリシニコフで目覚めた人の方が多いかも。バリシニコフはヌレエフと同じくソ連から亡命したダンサー。ダンスだけじゃなく俳優もしております。

ジョルジュ・ドン(1947-1992)は振付家モーリス・ベジャール(すごく目力のある魅力的な人)率いる20世紀バレエ団の最も重要なダンサーでした。のちに自身のバレエ団を旗揚げしますが、1992年にエイズのため45歳で他界しました。余談ですが、前述のルドルフ・ヌレエフさんもエイズで亡くなっています。54歳でした。
悲しい事に、作家でも芸術家でも亡くなってしまうと、ファンの方はともかく、忘れ去られてしまう事が多いですよね。彼はもうこの世にはいませんけれども、彼の踊る姿を多くの方に観て頂きたいと思うのですよ。ですので、↓是非、こちらの作品は観て頂きたい。

愛と哀しみのボレロ [DVD]

紀伊國屋書店


これはバレエ映画ではございません。
今、日本は安保法案で揺れておりますけれども、戦争によって人々の人生がどうなるのかが描かれていますよ。ドンの踊りだけでなく、よくよく考えて観て頂きたい。そして、嬉しい事にデジタル・リマスター版が、2015年10月17日(土)より、YEBISU GARDEN CINEMAにて4週間限定で公開されるんだそうですよ!
詳しくはこちら→ http://www.fashion-press.net/news/18737
すご〜く長くて(休憩入るはず)トイレとか大変なのだけど、これはやっぱり大きなスクリーンで見た方が良いと思います。2015年10月17日(土)〜11月13日(金)までです。是非是非

さてさて、話を戻します。
ニジンスキーは踊るだけではなく、ディアギレフのサポートを受けてバレエを振付けて上演していますが、特に有名なのが『牧神の午後』(1912年)です。ちなみに、山岸凉子さんの漫画のタイトルも内容もコレです。
牧神に扮したニジンスキーが、乳牛柄をペイントした衣装でニンフの落として行ったヴェールを抱いて自慰行為をするという振り付けで(実際しちゃったんだそうですよ、舞台の上で)、下品だと不評を買ってしまいましたが(それはそうでしょうよ。今なら捕まっちゃう)、ニジンスキーを語る上では欠かせないエピソードです。
その後ストラヴィンスキーの『春の祭典』(1913年)で、それまでのバレエでは考えられなかった前衛的振り付け(今では当たり前?)をし、20世紀バレエの幕開けを意味する踊りと評されています。
そんな輝かしいニジンスキーの人生は、1913年から下り坂になります。
ディアギレフと恋人(同性愛)関係だったにも関わらず、ハンガリー人のバレリーナで彼のファンだったロモラ・デ・プルスキと興行先で突然(!)結婚してしまい、ディアギレフから『バレエ・リュス』を解雇されてしまうのです。

このセルゲイ・ディアギレフという人は、地方のお金持ちの坊ぼんで、自身が芸術家(特に音楽系)を目指していたそうですが、早々に才能無しと見切りをつけ、絵画の展覧会を開催したり芸術雑誌を刊行するなどプロデューサーに転身し、のちにバレエに対象を絞り「総合芸術としてのバレエ」を確立しました。
ディアギレフの才能を発掘する審美眼は確かだったようで、前述した名立たる芸術家を動員した『バレエ・リュス』の衣装を集めた展覧会—魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展—が、昨年の今ごろ国立新美術館であったんですが、本当に素晴らしかったようで、見られなかったのが残念無念…。

美しいモノが好きな人は、ゲイが多いのでしょうかね…、ディアギレフは根っからの同性愛者でした。それは別に良いんですが、ただ、この人にはあるクセ(?)があって、性愛の対象を一流の芸術に触れさせて教育するという習慣を持っていた(出典:ウィキペディア)というのです。(ニジンスキーの他にもいっぱいいたんですね)
私は最初、『舞台で踊りたくば、おまえの体を捧げよ〜』ってムリヤリ関係をもっちゃうのかと思った(多くの人がそう思ってる?)のですが、ニジンスキーだけじゃなく審美眼で見いだした若い(ここ、強調)性愛の対象(♂に限る)を一流のダンサーに育て上げるのが趣味(?)だったのかな…。
では、二人の関係はムリヤリだったかというと、違うと思います。ニジンスキーはディアギレフに会う前(10代)には『男も女も知っていた(バイセクシャル)』そうで、誘われて関係を持つ事に躊躇わなかったのではないでしょうか。
前述した『牧神の午後』のエピソードなどと合わせてみますと、踊っている時に得られるエクスタシーと性交中のエクスタシーはどちらも同じ感覚で、気持ち良くなる事は素直に好きだったんじゃないかと。
ただ、ディアギレフとニジンスキーの恋愛感には、温度差があったのはないでしょうか。
伝記や評伝を読破した訳ではないので私の想像にはなりますが、ディアギレフはニジンスキーを才能だけでなく精神的にも愛していたと思いますが、女も愛せるニジンスキーにはディアギレフの執着が重かったのかも。
他にも問題があったのでしょう。でなければ、言葉も碌に通じない相手と結婚なんてしないと思うのですよ。電撃的に恋に落ちたとも言われていますが、何をどう思ってそうしたのか、真実は本人しか分からない事です。
どちらにしろ、ディアギレフは激怒します。これは分かる気がします、とっても。
一説によれば、ニジンスキーは結婚したからって『バレエ・リュス』から追い出されるとは思ってなかったようなので、やはりかなりの温度差を感じますね。
これが喩え完全なるパトロンと芸術家の関係だったとしても、この仕打ちは裏切られたと感じるのが普通でしょう。でもまあ、関係が終わる時なんて、こんなもんです(達観)。そして、ディアギレフは女性に盗られて終わるパータンが多かったみたいです(涙)。

こうして追い出されたニジンスキーは、新たにバレエ団を旗揚げしますが、踊る事にかけては天才でも興行師としての才能は無かったようで失敗に終わります。
思うように踊れる環境がなくなり、第一次世界大戦中に拘留されるなど心労が溜まったのか、次第に精神を病むようになり1919年の公演を最後に舞台から姿を消しました。
最初にご紹介した『ニジンスキーの手記』は、精神を病み始めた頃に書かれたそうなので、読むのが切なくなりそうです。
結局、ニジンスキーが活躍したのはわずか10年。その後は精神病院を出たり入ったりしながら(第二次世界大戦中には、あわやナチスに殺害されそうになったりもした)30年以上も隠遁生活を送り、1950年にロンドンでその生涯を閉じました。61歳でした。現在はモンマルトル墓地に改葬されています。
※この長い闘病生活の模様はロモラ・ニジンスキーが書いた『その後のニジンスキー』に詳しく書かれているそうなので、興味のある方はこちらもどうぞ。
参考・出典:ウィキペディア、ほぼ日刊イトイ新聞『担当編集者は知っている。』、松岡正剛の千夜千冊1099夜 より

ざざっと触れましたが、波瀾万丈ですね…。狂気に陥った原因は様々言われていますが、真偽のほどは分かりません。
これは私の個人的見解ですが、ニジンスキーにとって “ 生きる事 ” は “ 踊る事 ” だったと思うのですよ。〈 その1 〉で触れましたがどの舞台写真でも本当に嬉しそうで、その役になり切っているのでしょうか、とても生き生きしています。私は特に『ジゼル』の写真が好きです。すごく奇麗です。
踊る事と舞台を創造する(振付ける)事、それに付随する肉体的な悦び(運動によって起こる高揚感と、衆目を集めその視線を浴びる快感など)が、彼の人生の全て(存在価値)だったから踊っていられれば幸せで、それ以外の恋愛とか生活の雑事は大して重要ではなかったのでしょう。
だから誰と結婚しても、一番重要な『芸術的なバレエを創り上げたい』と思う部分で、ディアギレフとは深く繋がったままだと思っていたのかも知れません。
そう考えると、踊る場がなくなってしまったのが、病んでしまった大きな要因なのでしょうが、だからと言って誰のせいでもないと思います。
今、仕事がらみで、タイムリープして人生をやり直す少女の漫画を読んでいますが、現実の人間の人生は、何度やり直しても同じになるような気がします。だって、この人生でなければ、伝説のダンサー『ニジンスキー』ではないように思うからです。

最後にこちらの本のご紹介。
ニジンスキーを知るには、『ニジンスキーの手記』だけでは戸惑ってしまうかも。こちらの評伝も合わせて読もうと思います。
余談ですが、同名のタイトルでジョルジュ・ドンが踊る舞台があります。見たかったな…

ニジンスキー 神の道化

鈴木 晶 / 新書館


[PR]
# by apodeco | 2015-09-10 00:00 | 肖像 | Comments(0)

a0095010_20421211.jpg


夏が終わりましたね…。冬と違って夏が終わる時は何だが寂しい気分になります。
しかーし、アンニュイな気分に浸ってうかうかしてると今年が終わってしまいそうなので、この秋からまたいろいろ頑張りたいと思っています。
ちなみに、前回でも触れましたが絵楽塾は修了し、塾生作品展(8月22日〜26日)も無事終了しました。見て来てくださった皆さま、どうもありがとうございました。
まだ作品を受け取りに行っていないので、作品が戻り次第撮影して塾生作品展の模様と、三期の授業について書きたいと思いまーす。

さて、今回は久し振りの肖像シリーズです。
デッサン教室が終わるまで “ 漫画絵は描かない ” と決めていたので、イラストを描くのはなんと7年振りになります。自分でもビックリ!
肖像シリーズとは現存の肖像写真を元にちょっと私のイメージを加えて、近代の(広い意味で)芸術家の絵を描くというもので、全部で10人の芸術家を描こうと決めています。
ビアズリーから始まり5人目になる今回の人物は、伝説のダンサー、ヴァーツラフ・フォミッチ・ニジンスキー(Vaslav Fomich Nijinsky,1889-1950)です。

ニジンスキーは20世紀バレエの先駆けとなったロシアの伝説的バレエダンサーであり、振り付け師です。大変興味深い方なので〈 その2 〉で彼の人生に触れたいと思います。
イラストの元にした写真の撮影者など、詳しい来歴は分からないのですが、おそらくディアギレフ(ロシアの芸術プロデューサー)のバレエ団『バレエ・リュス』で踊っていた1909年頃 (ニジンスキーが一番輝いていた頃)のものらしく、なるほど自信に満ちた表情で生気にあふれています。
ディアギレフだったか、ご本人が嫌いだったとかで残念ながら映像が残っていないため、僅かな写真でしか見る事が出来ませんが、こうした素のニジンスキーよりも、踊りの役に扮して撮影されたものの方が表情も豊かで、何とも言えず幸せそうな、それはそれは美しい表情を浮かべています。踊っている時が、一番幸せだったのでしょうね。
その中で、普段のニジンスキーでありながら豊かな表情をしたこの写真が気に入ってイラストにしたのですが…私のイメージ(好み)で描いていますので、他のイラスト同様似てません…トホホ。

Gペンと丸ペンで、ぐりぐり描いてみました。
これから漫画を描こうと思うなら、ペンタブで描いた方が良いのですが、今の仕事になって漫画の生原稿を見る機会が多く、プロの先生方の美しい手描き原稿への憧れと、やっぱり手で描くのが好きなので頑張りました。
余談ですが、バックの模様は大好きなビアズリーの絵を参考にしております。山本タカトさんの絵などに見られる、あの禍々しい感じの模様を生み出す感覚が皆無なので、真似っ子して勉強させて頂いております。
しかーし、7年経っても絵のタッチは変わらない(古臭い)し、せっかくデッサンを習っているのにあまり成果が見られなくて(特に髪の毛が “ 束で描く ” 教えが活かせなかった…)、自分でもガッカリな結果に。
見てるだけでも勉強にはなりますが、見るのとやるのは大違い…というか、やっぱり描かなきゃ上手くなりませんわね。でも、ペンの使い方はずっと良くなっていると思います。だいぶ慣れて来た感じです。
ただね、トーン貼りがね、難しい〜。大失敗です。全然立体感がない。貼らない方が良かったかな。
それでも、やらなきゃいつまで経っても出来ないままなので、これはこれで良しとします。

今後の目標は、もう少し今どきの絵が描きたい! それと、ペンを自在に操って強弱の効いた柔らかい生きた線が描きたいです。
漫画を描くには、まだまだ先が長いなぁ〜って感じですが、地道に次のイラストを頑張りたいと思います。
[PR]
# by apodeco | 2015-09-02 00:08 | 肖像 | Comments(0)

2015年も、もう半分まで来てしまいました。本当に時間が経つのが早いこと…。
前回ご紹介した【絵楽塾】デッサン教室は5月で無事終了しまして、ただ今塾生作品展へ出品するため、シコシコ作品を描いておりますけれども遅々として進まず…。
忙しさにかまけて、ついつい「作品展8月だし〜、まだ時間あるし〜」と思ってしまう自分に発破をかけるべく、甲先生の画業15年の奇跡を辿る作品展、『Art & Doll展』〜プレミアム・コレクション〜へ行って参りました。

a0095010_23112151.jpg

こちらが個展の案内ハガキ

前回見逃した山崎俊夫作、田村蓮演出の朗読劇『蛇屋横町』が再演されるとの事なので、とっても楽しみにしておりました。
場所は、六本木にある【六本木ストライプスペース】で、6月23日(火)〜7月1日(水)/12:00〜19:00(最終日は18:00)まで開催。
アマンドを目印に芋洗い坂をトコトコ下りまして、ちょうど六本木中学校の前、道路を隔てた向かいにあります。ストライプというだけに、壁がベージュと白のストライプで、方向音痴の私でも迷わずに着けました。

絵画とお人形、合わせて70点以上という個展としては異例の作品数だと思います。甲先生のデビュー当時からの作品を一度に見られる貴重な機会ですので、じっくり見させて頂きました〜。
半地下のスペースで絵画が、その下の階でお人形が展示されております。
※画像は全てブログ掲載のため許可を頂いて撮影しました。

a0095010_2382163.jpg

鉛筆画とパステルで描かれたもの



a0095010_2382116.jpg

こちらは油絵やアクリルで、神話や物語の世界を題材とした作品


私は鉛筆デッサンを教えて頂いていたので、甲先生の作品で真っ先に浮かぶのは、やはり鉛筆か色鉛筆の作品なんですが、油絵やアクリルの作品もすごく素敵です。
透き通るような肌の感じはお人形に通じる点かと思われますが、油絵だと更に輝いて神秘的に見えましたし、アクリルの絵などは逆に仄暗い感じですが、もっと生々しい耽美な世界が広がって見えました。

a0095010_22582289.jpg

薔薇族の表紙になった作品


甲先生と言えば、やはり薔薇族の表紙絵は外せない作品だと思われます。私の趣味でこちらの作品をあげさせて頂きましたが、他にも数点ございました。きっとファンの方それぞに、これぞという表紙絵があることでしょう。カラー絵と一緒に下絵が展示されているので、見比べるのも勉強になりました。

見比べる展示はお人形の作品にもありましたよ。

a0095010_2374547.jpg

お人形のスペース。もっともっと、いーっぱいありましたのよ!



a0095010_1551712.jpg

絵がみごとに立体に! 他にもう一点見られます


テーマもいろいろあって、それぞれため息が出るような細かさと物語をもっています。こちらも私の趣味で掲げさせて頂きますと…

a0095010_22582073.jpg

背中の彫り物の意匠がすごいんですよ。それに、このあだっぽい目つきといったら! 雰囲気ありますよね。まだ少年っぽさが残る顔立ちなので、ちょっと危ういんですけど、何か「粋だね…」としか言いようがない。

a0095010_22582141.jpg

こちらは『旅立ち』という作品なのですが、小さなトランク一つで旅立つ少年は少し不安げに見えますけど、顔を上げて前を見つめる姿は、未来への強い意志を感じます。

他にも、『背徳遊戯』という作品は、オートマタ人形オルゴール付で、この日は実際に動かして頂けたのですが、動きがすごく柔らかくて息づいている感じがよく出てました。
(興味のある方は勇気を出して先生か事務局の方にお願いすれば動かして頂けるかも…)

本当に、とっても見応えがあります!
もっともっとお耽美な作品が沢山あって、すごいんですけど、載せたいんですけど、それはやはり、実物をご覧になって頂かないとね!
7月1日までですので、お見逃しなきよう!
[PR]
# by apodeco | 2015-06-28 05:51 | ご紹介 | Comments(0)

あっという間に2月に突入しましたね〜。光陰矢の如し…。
わたくしはこの1月の間、球体関節人形の足と手の平を作って、ボディをシコシコ磨いておりました。そして遂に、ここまで来ました…。

a0095010_2144758.jpg

6月からアトリエ果樹園に通い始めて9か月、ようやく一体目の〝スケキヨ〟人形が今月から色塗りに入れそうです。長かった〜。
前回の記事に素晴らしい甲先生のお人形写真があるというのに、こんな写真を載せてしまうほど、『よくぞここまで来たもんだ…』と自分を褒めたい! それくらい人形を作るって大変なんですわよ!(時間忘れるくらい楽しいけどね)
なのに、清水真理先生や甲先生くらいになると、一週間もかからないで緻密な作品を一体作り上げちゃうんですよね。当たり前かもですが、さすがプロなのです。
さて、自作の球体関節人形と人形教室~アトリエ果樹園~については次回にご紹介するとして、今回は予告通り甲秀樹先生のデッサン教室【絵楽塾】について、ご紹介したいと思います。

ぽつりぽつりご紹介して来ましたが、こちらのデッサン教室はTwitterで知りました。

a0095010_20712.jpg

↑こちらは昨年9月に開かれた個展の案内ハガキです。
髪の毛がすご〜い緻密。色鉛筆の他に油絵もありました。色鉛筆の繊細で抑えた感じの絵が素敵なんですよ。

腐女子ですので、まず男性モデルさんオンリーヌードデッサン教室!!!の一文に釘付けになったのですが、その後、甲先生の絵を実際に画廊に見に行ったり、クロッキー会に参加したり、【絵楽塾】の事務局へ『初心者ですが、大丈夫でしょうか?』と問い合わせたりと、石橋を叩きまくって入塾を決めました。現在、後期のカリキュラムの半ばにさしかかりましたが、自分的に通って大正解でした。
とにかく、甲先生がとても熱心で丁寧に教えてくださるし、塾生も熱心な大人の方たち(ヌードなので18歳以上の方のみ)なので、毎回とても楽しく描いております。
一期は木曜コースだけでしたが、二期からは土曜コースも追加されたので、平日お仕事で忙しい方も通いやすくなりました。また、その方の事情を考慮して頂けるので、相談すれば木曜から土曜へ移動したり、振替も可能だそうです。1年制ですが、月に2回ですから働きながら学ぶには負担にならず、ちょうど良い回数かなと思います。
場所は前回も書きましたが、渋谷は東急文化村の近くにあります、ポスターハリスギャラリー。午後7時30分〜10時まで、10分間の休憩を挟んで約2時間30分の授業です。

教室についての詳細やカリキュラムについては【絵楽塾】← HPをご覧頂くとして、
6月から二期生として通い始めて9か月間(人形教室とほぼ同時…結構無茶してますなぁ)の経過を見て頂きましょう…(はずかしや〜)

a0095010_2114315.jpg



a0095010_243165.jpg

この2点は、第8回目からの『モデルを使って習作を描く』授業の中のもの。
1ポーズを15分間で描きます。これを3ポーズやりました。15分で全身をそれなりに描いちゃったな…という時は、自分が描きたい部分を描いてみたり。
赤い線が先生にご指導頂いたところ。習作なので、消しゴムを極力使わない。自分が間違った部分がどこで、正しく描くとどう見えるか、残しておくとよく分かります。バランスの間違いに気づいて修正していける能力を、デッサンで養う事が大事なんだそうです。
ぐわぁ〜下手! 全然立体的に描けてませんねー。今は立体的に写実できるよう、漫画絵は禁止されております。だからイラストを全然描いてなくて、こちらに出す絵がないのです…(言い訳)。

a0095010_242915.jpg



a0095010_242963.jpg



a0095010_243076.jpg


この3点は、第13回目からの『モデルを使って色鉛筆で習作を描く』授業の中のもの。
上から13回目、14回目、15回目です。
こちらは15分ごとにモデルさんに休憩をとってもらって、2時間半すべて使って一点描き上げるのですが、色鉛筆5色使うはずが3色が限界でした…。13回目のなんか、鉛筆の黒と、ベースの焦げ茶でタイムアウトですがね。
1ポーズのみなので、形はなんとか取れてると思うのですが、色がね…立体感がね…全然出てませんね。しかも、顔が全員ぜんぜん似てませんのよ。トホホ…。
先生曰く、「顔は自分の好みが出る」らしく、別に似てなくても良いんだそうですよ。手の指や足の指もモデルさんの通りじゃなくて、自分が格好良いと思う形に描いてしまっても構わないそうです。但し、格好良くバランスが取れてる範囲での事であって、それは上級テクだと思われます。
わたくしはまず、モデルさんを見た通りに描く事を目指したはず…なんですけども、ホントーに似てません。

ちなみに、どうでもいい話題ですが、13回目のモデルさんは身長190センチ越えの美男子でした。顔の好みで言えば、上から2番目の顔だけのデッサン画の彼ですねー。細くてやたら筋ばった方だったけど、描くにはすごく勉強になった気がしました。スタイルが良いモデルさんは絵的には奇麗に仕上がるけど、描いててそんなに面白くない…気がしました。
風邪ひいて休んだ回のモデルさんが、クロッキー会の常連マッチョモデルさんだったらしいのですが、塾生さんたち曰く、「筋肉が丸くてすごく描きやすかった。骨張った人の方が難しくて面白い」と。それを聞いて、「だよね〜、筋張った人も良いよね〜」とか思ったんですが…しかーし!
12回目かな? クロッキーの回で来られてた27歳のモデルさんの体が、めちゃくちゃ好みで美しかったんですよー!!! もう、目に焼き付けて帰って来て、人形の腰回りをそのモデルさんの体を思い出しながら、即行削り直しましたよ。やっぱり、美しいモノはイイ!!
(あの人、じっくりデッサンしたかった…)

そうそう、前期の終わりに木曜と土曜コースを交えた懇親会が開かれまして、モデルさんも出席しておりましたよ。モデルさんも塾生さんも、色んなお仕事をされてる方々ばかりなので異業種交流会のようでした。とても賑やかで楽しい時間を過ごしました。
甲先生お手製のたらこスパゲティと、からあげが美味しかったです♪
…脱線してしまいましたが、こうして見ると先生のご指導の賜物か、描けば描くほど良くなっている…と思うのですが、どうでしょう?
家人も、13回目は「60点!」と言ってましたが、15回目は「80点!」と評価してくれましたが…???

さて、現在授業は『モデルを使って粘土で頭像を造る』に入っています。
こちらはデッサンとは全く違った感じですけども、わたくしにとっては今後のお人形制作に活かせる貴重な授業なので、頑張りたいと張り切っております。
何しろ前回の記事にあります、あの素晴らしいお人形を造られる先生のご指導を受けられるのですから。
この立体の授業が終わると、あとは復習と作品づくりになりますが、立体の授業が終わるまでの間に色鉛筆デッサンの宿題も出ているのですよ。前期にも出たのですが、あとで甲先生が一人一人きちんと評価してくださるので、これも楽しみなんですよ。
今回の宿題は自分の好きな写真を選んで、頭部と全身の2点描くというものなので、もうね、描いちゃいますよ〜、〇ャ〇ーズ事務所のア・イ・ド・ル! 生まれて初めてアイドルの写真集を買ってしまいましたよ。
ヌードはまた別の人のです。すっぽんぽんの写真集ってないですね〜。美術資料のポーズ集以外では日本人のヌードはムリかなぁ? 外国の方のはありますけど、洋書って古本屋さんでもお高いので、よっぽど気に入らないと買えないですわ。

またまた脱線しました…
まあ、こんな具合で楽しみながら学んでおります。もうそろそろ、三期生の募集が始まるのではないかと思いますが、ご興味がある方は参考になさってくださいませ。
[PR]
# by apodeco | 2015-02-04 22:51 | 男絵 | Comments(0)

お久しぶりでございます。前回の更新からすっかり年が改まってしまいましたね(汗)。
さて、9ヶ月ものあいだ何をしていたかというと、昨年の6月から『ヌードクロッキー会&ワークショップに参加してきました。』の回でご紹介した、甲秀樹先生のデッサン教室で絵の勉強をしたり、並行して人形作家の清水真理先生の人形教室~アトリエ果樹園~で球体関節人形を作ったりしていました。
どちらもまだお勉強の途中で見せられる作品もなかった上、リア充しすぎて書く時間がとれない(&体力なくていっぱいいっぱい)状態でしたが、これではイカーンと気持ちを改めまして、今回は甲先生のお人形展のレポートを致します。

まず、甲秀樹先生のプロフィールをご紹介します。
甲 秀樹(kou hideki) 画家・人形作家。
1998年より少年や青年を中心に描く絵画活動を始める。
雑誌「薔薇族」の表紙絵を約3年担当。(当時の表紙アートディレクションは宇野亜喜良)
2000年に初個展開催。以後、個展・グループ展多数。
2004年より人形作家としても活躍。
ポスターハリスギャラリーさんのHPより引用させて頂きました。(ちなみにデッサン教室はポスターハリスギャラリーさんで行われております。ショップでは寺山修司さん関連の商品や、宇野亜喜良さんのグッズなど購入できますよ)
※ご注意:デッサン教室に関するお問い合わせは絵楽塾事務局へお願いします。ギャラリーさんではお答えできません。

毎年この時期は人形展を開いておられまして、今回の個展は『REAL ーリアルー 甲秀樹 人形展』と題して1月16日(金)〜24日(土)まで開催しております。
(時間/11:00〜19:00 ※最終日は17:00まで)

a0095010_21255549.jpg

こちらが案内はがき。
場所は銀座一丁目にあります画廊スパンアートギャラリー。有楽町線『銀座一丁目駅』4番出口を出てすぐ目の前です。水色に白いSAgalleryのロゴが目印。
画廊って、慣れないと入るのに勇気がいりますよね〜。何故かドキドキします…私だけかしら?
でも、臆せず扉を開けましょう。開けば素敵な少年たち(だけじゃないけど)と出会えます。どんな少年たちが待っているかというと…

a0095010_2294139.jpg

麗しいですね〜。特に肌が美しいと思いませんか?
この透明な肌の質感が、甲先生のお人形の特徴だと思います。スマホのカメラでは捉え切れませんでしたが、青い毛細血管が皮膚の下に透けて見えるように描かれているんですよ!
もうね、本当にリアルで、触れたら暖かくて柔らかいのじゃないかと思ってしまいます。
そして、人形だけじゃなくエロスの羽はもちろんの事、頭の飾りや矢羽根、獅子頭や箱も全て手作りだそうです! 

a0095010_2241839.jpg

獅子頭、見事です〜、工芸品みたい。足の筋肉のつき方とかすごいでしょう? 立体ですから当たり前ですが、角度を変えると顔つきも雰囲気も違って見えますね。


a0095010_2138816.jpg

ギャラリー内部の様子。
絵画作品もございます。私の好きな『早春譜』という作品も!
この奥の方へ進むと、美しいだけじゃない、色んな意味でまさにリアルな、想像を掻き立ててくれる(いつまでもしげしげと眺めちゃうような)作品があって…。
是非ぜひ、実物を間近でご覧になって、REALを実感してくださいませ。
※画像は全てブログ掲載のため許可を頂いて撮影しました。

次回は甲先生のデッサン教室についてレポート致しますねー(拙いデッサンを晒すのは勇気がいりますが…)。

【告知に一役!】
デッサン教室【絵楽塾】では、
1/24、2/14、2/28、3/14、いずれも(土)の4回、粘土授業の参加者(18歳以上の方に限ります)募集中です。5名程(先着)だそうですので、「これは!」と思われた方はお早目に絵楽塾HPからお申し込みください。
[PR]
# by apodeco | 2015-01-18 23:47 | ご紹介 | Comments(0)

28日にお休みを頂いて、根津神社のつつじ祭(5月6日まで開催中)へ行って来ました。

a0095010_14563922.jpg

拝殿前の楼門(重要文化財)

a0095010_14563782.jpg

やっぱりとっても混んでまして、つつじ苑(約100種3000株のつつじが楽しめます。お祭り期間は入場料200円要)を散策するにも行列ですし、本殿の参拝するにも行列だったので遠くからささっとお参りして、「干支の身代わりさん」(自分の生まれ年の干支の鈴を持ち帰ると、その年一年の厄災をかわりに負ってくれる厄よけの鈴)を返して、腸閉塞にならないように新しい身代わりさんを購入(運動するより神頼み…)

a0095010_14560306.jpg

右が申年の身代わりさんです。軽くショックを覚えるようなお顔ですが、見慣れると可愛く思えます。左は豪徳寺(世田谷区)の招き猫(二号)さんです。近々こちらにもお座布団をご用意する予定。

目的は済ませたので早々に根津神社を辞して、古い町並みの風情を楽しみながら、ご近所の東京大学へ向かいました。
本郷は歴史のある町ですから、そこかしこに文化財とかあるんですよ。根津神社のご近所のこちらの教会もその一つ。

a0095010_14563472.jpg

根津教会です。大正8年に建てられた日本基督教団(プロテスタント系)の教会です。平成13年に登録有形文化財に登録されたそうですよ。
ちなみに、本家BLサイトで牧師の息子×坊主の息子の話を書いたのですが、その牧師の息子がいた教会はこちらがモデルでございます。門のアーチにかかったランタンとバラの花がよい雰囲気でした(門の奥は牧師館だと思われます)。
この教会を過ぎて根津小学校を更に進み(余談ですが、途中に爬虫類愛好会という看板の出た古〜い民家があります。飼ってるだけだと思うけど、なんの団体なのか謎)、事問(こととい)通りに出て坂道を上って行きますと、本郷通りに出ます。そこを左へ曲がって『本郷三丁目』駅に向かって進むと東京大学の正門、更に進むと赤門があるんですが、安田講堂へ行くには赤門ではなく正門から入ります。

a0095010_14562726.jpg

こちらも登録有形文化財なんですね。ただいま工事中でこんなお姿ですが。
さて、何しに東京大学へ行ったかと言うと、学食にお昼を食べに行ったんです。
この写真を撮った丁度この場所の地下に、中央食堂という大きな食堂があるんです。
東京大学の中にはたくさん食堂があって、安くておいしいと評判です。
(スターバックスやドドール、ローソンも有り。ATMもあるし、郵便局もある〜)
東大の学生だけでなく一般の方も利用可能なんですよ。但し、12〜13時はご遠慮くださいとの事。そりゃそうですよね。メニューには限りがありますから、学生が「今日の昼飯は絶対カツ丼!」と思って行ったら、一般人に食われて売り切れだったなんて申し訳ないですもんね。
私はレギュラーカレー(250円)と男爵コロッケ(100円)とマカロニサラダ(80円)を単品で注文。ハヤシライスセット(410円)の方がお得なんですが、コロッケが食べたかったので。ここの名物は、赤門ラーメンという麻婆あんをかけた汁無し麺なんですが、辛そうだったので断念。
そして、残念ながら写真もありません。カレーの色味がすっごく美味しくなさそうだったのと、さすがに写メするのが恥ずかしかったから。でも、食べたら全部美味しかったです!!!
連れは「近所だったら三日に一度は通う」と言ってましたが、実際、近所のおじいさん風のご老人が一杯いました。

このあと購買部に寄って、東京大学チョコレート東京大学饅頭東京大学クッキー、東京大学ロゴ入りの体操着やら万年筆(誰が使うんだろう?)を眺めたあと、銀杏メトロ食堂でコーヒーとケーキを頂きました。


a0095010_14562940.jpg

食堂の入り口にはこの看板が出てます。
こちらはカツカレーが美味しいそうですよ。ソフトクリームなんかもありました。注文したのはケーキセット(コーヒーか紅茶と各種ケーキが選べる)200円です。安い! そして、お値段通りのお味でした。(コーヒーはコンビニの方が美味しい…ごめんなさい)
余談ですが、こちら法文2号館にあるのですが女子トイレが使えないようで、前側の法文1号館のをお借りしました。建物の古さを考えると、とても奇麗だと思うのですが…。
2010年もあと少し。萌の吐き納めといきましょう 〜その1〜 でご紹介した『大倉山記念館』もそうなんですが、古い建物のトイレって、どうしてあんなに無駄に広いんでしょうかね。汚いというより、恐いんですわ。私が学生だったら(あり得ないけど)黄昏時以降は我慢しちゃいそう。


この二つの食堂の他お高めでお洒落系では、日比谷松本楼(工学部2号館)や、山上会館の上にあるレストラン(夏目漱石の『三四郎』で三四郎がぶっ込まれた…とされる “ 三四郎池 ” の側)や、医学部研究棟にはイタリアンがあるそうです。

土日の利用は出来ない所もありますので、事前に調べてから行かれた方がよろしいかと思います。あくまで大学の中なので、学生のお邪魔にならないように利用しましょう。


ちなみに、5月17〜18日に五月祭(学園祭)がありますよ。

日本の最高学府がどんな所か、どんな学生がいるのか(私的にはいまいち萌が少なかったけど)興味のある方は、ぜひ覗きに行かれては如何でしょうか。



[PR]
# by apodeco | 2014-04-29 18:09 | 散文 | Comments(0)