やっと秋が来ました…最新お勧めBL漫画のご紹介

 ご無沙汰しておりました〜(汗) 
 今回はお勧めBL漫画のご紹介ですが、まずその前に…

a0095010_23543311.jpg←夏になると仕上げなきゃと思うイラスト。カラーインクで仕上げるつもりでペンだけ入れたもので、もう三年放置状態…。この状態で出すのはどうかと思いつつ、『必ず仕上げるぞ!』の決意も込めて。これだけじゃなくて途中で放置してるイラストがまだいっぱいありマス…。

 暑い暑い夏がようやく終わりましたね。暑くて伸びてた訳ではないのですが、うかうかと二ヶ月が過ぎてしまいました。その間、サイトの小説書きに没頭しておりました。


 近況報告をしますと、新しい職場環境に慣れたのもありますが、やっぱり脳が逃避したいらしく、お話のネタが次々浮かんできたので、短編を中心にぽつぽつと書き綴っておりました。現在は来年春のJ.Garden参加を目標に同人誌制作に入っています。
 既存のお話と書き下ろしをまとめて、2冊出す予定。もう、友人を巻き込んでの一大事です(笑)。
 思えば、大好きな素敵BLサイトさまのお話に影響されて拙い文章を書き始めてから、ここまで来るのは長い道のりでした。
 普通女子だった友人をBL系即売会に連れ回し、一人前の腐女子(声優さん萌で『黒執事』&『デュラララ』にご執心。静雄受オンリーイベントに行きたいと聞かされた時には少々責任を感じました…)に育て上げ、ようやく校正担当を確保。また、小学生の時からの友人で同人誌の大先輩絵師さまが、表紙絵を書いてくださる事になり、もう張り切っております。
 絵師さまをご紹介しますと、サークル名『maris』で活動なさってました、本間まり様です。現在は活動休止中ですが、無理言ってお願いしちゃいました。ありがとうございま〜す。
 非BLの人ですが、お願いしているお話のネコキャラが頭から離れなくなっちゃって、BL書きたくなってるそうです。悪影響あり過ぎ?と思いましたが、活動再開を検討中との事、嬉しい限りです。
 さあ、もう後に引けません。夏コミで大好きな漫画家の先生に恐れ多くも「同人誌出します」宣言しちゃったし、絵師さまを含めた友人一同にも宣言しちゃったし…。ここまで自分を追い詰めないと頑張れない…訳じゃないけど、やる気は出ます。何しろこれから書き下ろしを3本書かねばならないので。自分に鞭打って頑張りま〜す♪
(『痛い』の嫌いだけど、精神的にはMかもね)

 まあ、こうして頭の中は張り切ってますが、体の方がなかなかついていかないのですよねぇ…。
 やっと貧血は改善されましたが、暑さのせいか体重が減る一方。口内炎も食事の度に悪化して治らないため、歯医者さんでレーザー治療を受けました。体も怠く、「あれ〜? おかしいな」と思っていたら、健康診断で低蛋白血症との診断。
「ゲッ! 糖尿病予備軍?!」と焦りましたが、腸の具合が悪くなるとスポーツドリンクだけで絶食(1、2回抜く程度ですが)してたので、多分、一時的な栄養失調になったんだと思います。とりあえず、近いうちにまた病院に行ってきます。
 体だけじゃなくて、仕事も家事もありますし、家族サービスもしなくちゃだし(山登りに行きたいんですって…なので、10月2日に巾着田の曼珠沙華を見て来ました。こちらはDiaryの方でご紹介)で、時間がな〜い!!
↓ こんな感じで辺り一面の曼珠沙華! 綺麗でした〜。
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 そんな訳でイラストは放置、BL小説も、友人に借りたお勧め小説もあまり読んでない…のですが、
久々に草間先生の本が2冊も出ましたのでご紹介♪

地下鉄の犬 (ドラコミックス)

草間 さかえ / コアマガジン

スコア:



マッチ売り (CITRON COMICS)

草間 さかえ / リブレ出版

スコア:



 内容に触れる部分があるので(極力ないように…しますが)、
↓続きを読むよりどうぞ



 まずは、『地下鉄の犬』からですね…
 サラリーマンの篠田は、仕事はできるし部下からも慕われているが、私生活では深く人と付き合う事が苦手。淡々とした性格故か「何考えてるか分からない」と言われ、妻とも最近離婚している。
 その性格を変える事も変わる事もできないから、深まる侘びしさや虚しさを否応なく考えてしまう会社の帰り道、眼鏡を外して『危険回避に集中』しようとしたりする。(確かに、端から見たら「何考えてんだか分からない」人ですね(笑))
 その日も、引っ越したばかりの馴染みのない夜道を、見えにくい視界でふらふら歩いていると、ふとコーヒーの匂いに誘われる。思わず入った先は、不思議に古風な佇まいをした煙草屋兼骨董品屋で、店主の朝倉は昔の知人によく似た人好きのする若い男だった。
 あまり儲かっているようには見えない骨董屋の朝倉は、熱心に篠田の大切なものをしまう『箱』を勧め、条件に合うものを探して連絡すると言う。そうして篠田は朝倉の元を訪ねるようになるのだが…。

 相変わらず和の情緒と、ファンタジックな雰囲気を兼ね備えた、優しい恋愛漫画です。
 私にとっては次にご紹介する『マッチ売り』の方が、草間先生らしい作品だと思いますが、こうしたじっくりと染みこむようなお話も本当に巧みで、新しい作品が出る毎に惚れてしまいます。
 分かりにくい篠田の性格に絡めた秘密めいた趣味と過去。厳選された台詞と、骨董品という小物を媒介に気持ちを表現するところなど、思わず唸っちゃいました。
 朝倉の「大事に使ってる内につく傷には趣があります」との台詞が、最後の最後まで生きていますね。
 喩え割れてしまっても、金接ぎして使い続けることもできるし、その傷すら味わいとして愛でる事ができる。そうして器は手に馴染む唯一無二の存在になるのですよ。それは人生も同じ事。
 篠田は朝倉と過ごす時間の中で、その事に気づきます。それは、密かに頑張る朝倉の恋心があればこそ…なんですけどね。
 まあ、この朝倉が…可愛いのなんの。口癖が「可愛い」なの(笑) 
 草間先生曰く、『うっとうしい系乙女“攻”』。必死のアプローチの仕方も可愛いけれど、いざって時は男らしくて色っぽい(堪りませ〜ん)!!
 私は篠田の「私は君の手にしっくりくるか?」という台詞に萌まくりました。まあ、朝倉がどんだけ可愛いかは、是非お読みになって確かめて見てくださいませ。


 さあ、お次はこれぞ草間先生の真骨頂『マッチ売り』です。
 しかし、これ、説明するのが難しい…ざっと言うと、『恋文』がもとで巡り会う四人の男たちの錯綜する恋物語です。(あらすじは背表紙を読んでもらうのが一番良いですわ・笑)
『恋文』というロマンチックな題材の割に、甘美より退廃的耽美寄りの、ガッツリ(ゲイ)のお話です。
 私は草間先生の『初恋の死霊』で虜になって同人誌も手に入るだけ求めました。先生のエロスに直結した独特な物語は、同人誌では更に顕著で大好きなのですが、さすがに商業誌ではなかなか出てきていませんでした。
 それが、この『マッチ売り』には全面に現れていて、ゾクゾクするほど嬉しかったです。

 戦後…昭和21〜25年くらいの設定でしょうか、大人の二人の職業や人物的背景、毎度交わされる情交の設定としては堪らないものがありますね(草間先生ならではですよ…)。相変わらずカット割りが巧みで、互いに一目で惹かれ合うシーンなど、まるで映画を観ているようですよ。
 人間の根幹は普遍的なものだと思うので、個人的には時代背景はさほど重要ではないように思いますが、この時代に青春を過ごした父の話を思い出すに、人間的に剛胆になれる時代だったかも。
 あまりクヨクヨしていられなくて、なっちまったらなっちまったで、開き直って生きて行かなきゃならん時代だったようです。
 父を見ていても思うけど、男の人はみんな、良い意味でも悪い意味でも男らしくて、草食系男子なんて、文字通り肉食系男子に喰われちゃったんじゃないでしょうかね…。
 
 そんな男らしい?やさぐれた大人——花城青司は、表の職業の他に『マッチ売り』と称して男相手に春を売っているし、澤陣一郎は、学生街の下宿屋で寝る相手を調達しては引っ越しを繰り返している——に対し、学生の二人、廣瀬清高有原岑生は、今の所(一巻目時点、廣瀬の背景は不透明)、堕ちる一歩手前の危うい純粋さを保っています。
 でも、このやさぐれた大人が魅力的。やさぐれるにはそれなりの理由があり、自分自身を“堕ちた存在”と認めながら、やっぱり堕ちきれないんです。性に対して奔放のようですが、ずっとずっと自分にとって唯一無二の存在を探し続けている。
 だからこそ、片や恥部を知られたくなくて足掻き、もう一方は腹いせの遊びのつもりが深みに嵌りつつあるし(笑) それが余計に複雑な状況を織り成して…もう面白くて堪りません。
 脇役も面白いし、騒動の根源である『恋文』の使い方が絶妙。現時点で一番切ないのは、“ほくろ”有原。“社長“花城も可愛いので好きですが、“眼鏡”澤(鬼畜ではない結構紳士)×ほくろの行く末が心配。
 この四人の恋の行方がどうなるか、待ち遠しくてなりません。もう、是非是非、ご一読頂きたい。:ガッツリ系で台詞も凄いので、駄目でない方のみ…になりますけども)
 
追記:最近の作品(同人誌含む)を拝見していて思った事。
   先生が眼鏡好きなのは知ってたけども、
   背中も好きよね〜(笑)
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by apodeco | 2010-10-03 01:06 | BL感想文 | Comments(0)