草間先生、デビュー10周年おめでとうございます! その1

a0095010_184843.jpg日頃、草間先生フリークと言いながら『やぎさん郵便』を買うまで、今年が草間先生のデビュー10周年と言う事を知りませんでしたわ…。すいません。
そうかぁ、もうそんなになるのね…と感慨深い。
いやいや、そんな感慨に耽っている暇はない。今年も残すところ後三ヶ月じゃありませんか! という事で、今回は当然、草間先生特集です。
おサボりしててご紹介してない本がいっぱいだったりするのですよ…よよよ…


やぎさん郵便 (シトロンコミックス) (CITRON COMICS)

草間 さかえ / リブレ出版

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先生の最新刊は『魔法のつかいかた』なんですが、こちらはのちほどご紹介。まずは『やぎさん郵便』です。
こちらは前作『マッチ売り』の続きです。タイトルは同名の童謡『やぎさんゆうびん』から来ているようです。
白ヤギさんから来た手紙を黒ヤギさんは食べちゃって、仕方がないから御用はなあに?と手紙を出すけど、白ヤギさんも手紙を食べちゃったので、また黒ヤギさんに御用はなあに?と手紙を出すという、魔のエンドレスソング(?) 
最初の手紙にはいったい何が書かれていたのか?って疑問が、『マッチ売り』から繋がっておりますね。読んだ方ならタイトルだけでもニヤニヤしてしまうはず。未読の方は是非『マッチ売り』を買ってくださいね。私の思う、「これぞ草間さかえの漫画!」ですから超お勧め!
内容は、引き続き二組のカップルのその後の様子です。片方は出来上がりつつありますが、片方は発展途上。見所は澤。やることなすこと、空回っちゃって可笑しいのなんの。もっとヘビみたいな男かと思いましたが、なかなか可愛いですよ、彼。
ちなみにヘビって、ほの温かくて柔らかくてさらりとした感触です。見かけとは全然違いますのよ。飼ったら可愛いと思います。もちろん毒のないヤツの話です。
澤みたいな人に飼われるのはご免ですねぇ。有原は本当に『男運悪い』と思いますよ。
それにしても、澤にしろ花城にしろ、ふたりの大人げない事と言ったらもう…。まあ、そこが一番の魅力かな(笑)  
そうそう、見所その2は挿話『マッチ売り 零話』最高です!! ぜひ、二冊まとめてのご購読お勧めします〜♪

さて、ここからは一気に既刊本をご紹介しましょう。
その前に、『あなたの好きな草間作品は?』と貴腐人(きぶじん)たちに聞きました。
友人A:『イロメ』 『カオス』が最高。当然『ヌレル』も好き。甲乙つけがたい。
友人B:『夢見る星座』何と、ドラマCDと画像をミックスさせたイメージ映像まで作った(個人的に楽しむ用です)ほどとか。今度見せてくれ〜。
う〜ん、私はどれかな?と言うと、『はつこいの死霊』なんですが、これは別格として、これ以外でどれがいいかと悩んでまして…。
というのも、先生のデビュー10周年記念フェアを、コアマガジン、新書館、リブレ出版3社のコラボでやってまして、『やぎさん郵便』の帯についた応募用紙に、対象漫画の帯についた応募券を貼って送ると、『やぎさん郵便』番外編描き下しオールカラー漫画小冊子が買えるというのですがね。問題は、二冊分送らなきゃいけないところ。
「私はぜんぶもってるの!」
そういう人はどうすんじゃい。
『魔法のつかいかた』で一冊分、もう一冊は既に持ってるけど、新しい帯がついたの買うしかない訳ですよ…。それでね、もう一冊買うなら、どれがいいかと悩んだ訳です。私も『夢見る星座』がいいかな…と思ったんですが、欲しいなと思ったのは、対象外のこれでした↓

真昼の恋 (ショコラコミックス)

草間 さかえ / 心交社

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メロドラマちっくなタイトルですが、真昼とは主人公の名前です。リーマンと町工場の若社長の恋物語。めずらしく、恋仲になった二人のその後の話が続くのですよ。しかもツンデレ受、ワンこ攻ですよ(これは割とあるけど)。そして、毒がないのですよ。
私は草間先生の漫画の魅力って、毒かなぁと思ってまして、「食べると美味しいんだけど、ちょっと舌がピリピリするのよね、でも、そこが美味しいの」とかって毒に当たっちゃうフグの肝(ピリピリするかは知りません)みたいな、独特の暗くて苦い(悪の)部分が好きなんです。でも、『真昼の恋』にはそれがない(なくないけどちょっとです)。なのに、イイんですよ!
仕事を通して知り合った二人ですから、恋と同時進行で仕事の話もきっちり描かれています。一緒に仕事をすると、不思議と見えてくるものがありますよね。お互いの考え方や、育って来た環境も見えて来たりして、互いに益々信頼や愛情が深まって行きます。派手な恋愛ものじゃないですが、とてもしっくり来ます。リーマンものが好きな人には堪らんですよ。素敵な上司のオジさまも出てきますしね。いろんな意味でキモになってる素敵な上司です♪
先生は恋心を抱くと、自分の内面の奥深く、あまり気づきたくない部分に向き合わされる、そんなお話に傑出した方だと思うのですが、それだけじゃないんだな〜と、新たな先生の魅力に気づかされた作品です。是非、対象外だけど読んで頂きたいお話です。

つぎ〜。発行順です。

イロメ2 ヌレル (ディアプラス・コミックス)

草間 さかえ / 新書館

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『イロメ』の続きです。挿話ぜんぶ続き。『イロメ』を持ってる方は、これも買わなきゃいけません。買わなきゃ損です、ソンしてます! これも、恋が実ってからのお話ですね。だからか、中身も濃いですよ。
私はおばかな桃と野田センセーが大好きなので、『サイン』が良かったですね。そして『フロウ』では、白川センセーが相変わらずモヤモヤしてます。フロウとは液体や川などが流れると言った意味ですが、気持ちや行動などの流れを意味しています。台詞などにさり気なく効いていて「さすが〜」と唸ってしまいます。
悩むのは性分なので仕方ないですけど、奇麗な男の子って、長じると本当に悲惨なんですよね。身近にそういうのがいたので良く分かります。やっぱり体毛は敵でしたね〜。もじゃもじゃになりましたから、ずいぶん悩んでましたよ。血が繋がってる分、女の私の方が悩み的に上でしたが。体毛は男女ともに敵なのです。別に白川先生は体毛に悩んでる訳じゃありませんよ。念のため。
これも、二冊目として手にするのにお勧めですが、『イロメ』とセットがお約束です。

いや〜、いっぺんに行きたかったのですが、あと三冊もあるので書ききれない…。
いかにおサボりしていた事かと反省しております。
次回、その2へ続きます。
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by apodeco | 2012-10-03 22:55 | BL感想文 | Comments(0)