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【絵楽塾】デッサン教室のご紹介

あっという間に2月に突入しましたね〜。光陰矢の如し…。
わたくしはこの1月の間、球体関節人形の足と手の平を作って、ボディをシコシコ磨いておりました。そして遂に、ここまで来ました…。

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6月からアトリエ果樹園に通い始めて9か月、ようやく一体目の〝スケキヨ〟人形が今月から色塗りに入れそうです。長かった〜。
前回の記事に素晴らしい甲先生のお人形写真があるというのに、こんな写真を載せてしまうほど、『よくぞここまで来たもんだ…』と自分を褒めたい! それくらい人形を作るって大変なんですわよ!(時間忘れるくらい楽しいけどね)
なのに、清水真理先生や甲先生くらいになると、一週間もかからないで緻密な作品を一体作り上げちゃうんですよね。当たり前かもですが、さすがプロなのです。
さて、自作の球体関節人形と人形教室~アトリエ果樹園~については次回にご紹介するとして、今回は予告通り甲秀樹先生のデッサン教室【絵楽塾】について、ご紹介したいと思います。

ぽつりぽつりご紹介して来ましたが、こちらのデッサン教室はTwitterで知りました。

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↑こちらは昨年9月に開かれた個展の案内ハガキです。
髪の毛がすご〜い緻密。色鉛筆の他に油絵もありました。色鉛筆の繊細で抑えた感じの絵が素敵なんですよ。

腐女子ですので、まず男性モデルさんオンリーヌードデッサン教室!!!の一文に釘付けになったのですが、その後、甲先生の絵を実際に画廊に見に行ったり、クロッキー会に参加したり、【絵楽塾】の事務局へ『初心者ですが、大丈夫でしょうか?』と問い合わせたりと、石橋を叩きまくって入塾を決めました。現在、後期のカリキュラムの半ばにさしかかりましたが、自分的に通って大正解でした。
とにかく、甲先生がとても熱心で丁寧に教えてくださるし、塾生も熱心な大人の方たち(ヌードなので18歳以上の方のみ)なので、毎回とても楽しく描いております。
一期は木曜コースだけでしたが、二期からは土曜コースも追加されたので、平日お仕事で忙しい方も通いやすくなりました。また、その方の事情を考慮して頂けるので、相談すれば木曜から土曜へ移動したり、振替も可能だそうです。1年制ですが、月に2回ですから働きながら学ぶには負担にならず、ちょうど良い回数かなと思います。
場所は前回も書きましたが、渋谷は東急文化村の近くにあります、ポスターハリスギャラリー。午後7時30分〜10時まで、10分間の休憩を挟んで約2時間30分の授業です。

教室についての詳細やカリキュラムについては【絵楽塾】← HPをご覧頂くとして、
6月から二期生として通い始めて9か月間(人形教室とほぼ同時…結構無茶してますなぁ)の経過を見て頂きましょう…(はずかしや〜)

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この2点は、第8回目からの『モデルを使って習作を描く』授業の中のもの。
1ポーズを15分間で描きます。これを3ポーズやりました。15分で全身をそれなりに描いちゃったな…という時は、自分が描きたい部分を描いてみたり。
赤い線が先生にご指導頂いたところ。習作なので、消しゴムを極力使わない。自分が間違った部分がどこで、正しく描くとどう見えるか、残しておくとよく分かります。バランスの間違いに気づいて修正していける能力を、デッサンで養う事が大事なんだそうです。
ぐわぁ〜下手! 全然立体的に描けてませんねー。今は立体的に写実できるよう、漫画絵は禁止されております。だからイラストを全然描いてなくて、こちらに出す絵がないのです…(言い訳)。

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この3点は、第13回目からの『モデルを使って色鉛筆で習作を描く』授業の中のもの。
上から13回目、14回目、15回目です。
こちらは15分ごとにモデルさんに休憩をとってもらって、2時間半すべて使って一点描き上げるのですが、色鉛筆5色使うはずが3色が限界でした…。13回目のなんか、鉛筆の黒と、ベースの焦げ茶でタイムアウトですがね。
1ポーズのみなので、形はなんとか取れてると思うのですが、色がね…立体感がね…全然出てませんね。しかも、顔が全員ぜんぜん似てませんのよ。トホホ…。
先生曰く、「顔は自分の好みが出る」らしく、別に似てなくても良いんだそうですよ。手の指や足の指もモデルさんの通りじゃなくて、自分が格好良いと思う形に描いてしまっても構わないそうです。但し、格好良くバランスが取れてる範囲での事であって、それは上級テクだと思われます。
わたくしはまず、モデルさんを見た通りに描く事を目指したはず…なんですけども、ホントーに似てません。

ちなみに、どうでもいい話題ですが、13回目のモデルさんは身長190センチ越えの美男子でした。顔の好みで言えば、上から2番目の顔だけのデッサン画の彼ですねー。細くてやたら筋ばった方だったけど、描くにはすごく勉強になった気がしました。スタイルが良いモデルさんは絵的には奇麗に仕上がるけど、描いててそんなに面白くない…気がしました。
風邪ひいて休んだ回のモデルさんが、クロッキー会の常連マッチョモデルさんだったらしいのですが、塾生さんたち曰く、「筋肉が丸くてすごく描きやすかった。骨張った人の方が難しくて面白い」と。それを聞いて、「だよね〜、筋張った人も良いよね〜」とか思ったんですが…しかーし!
12回目かな? クロッキーの回で来られてた27歳のモデルさんの体が、めちゃくちゃ好みで美しかったんですよー!!! もう、目に焼き付けて帰って来て、人形の腰回りをそのモデルさんの体を思い出しながら、即行削り直しましたよ。やっぱり、美しいモノはイイ!!
(あの人、じっくりデッサンしたかった…)

そうそう、前期の終わりに木曜と土曜コースを交えた懇親会が開かれまして、モデルさんも出席しておりましたよ。モデルさんも塾生さんも、色んなお仕事をされてる方々ばかりなので異業種交流会のようでした。とても賑やかで楽しい時間を過ごしました。
甲先生お手製のたらこスパゲティと、からあげが美味しかったです♪
…脱線してしまいましたが、こうして見ると先生のご指導の賜物か、描けば描くほど良くなっている…と思うのですが、どうでしょう?
家人も、13回目は「60点!」と言ってましたが、15回目は「80点!」と評価してくれましたが…???

さて、現在授業は『モデルを使って粘土で頭像を造る』に入っています。
こちらはデッサンとは全く違った感じですけども、わたくしにとっては今後のお人形制作に活かせる貴重な授業なので、頑張りたいと張り切っております。
何しろ前回の記事にあります、あの素晴らしいお人形を造られる先生のご指導を受けられるのですから。
この立体の授業が終わると、あとは復習と作品づくりになりますが、立体の授業が終わるまでの間に色鉛筆デッサンの宿題も出ているのですよ。前期にも出たのですが、あとで甲先生が一人一人きちんと評価してくださるので、これも楽しみなんですよ。
今回の宿題は自分の好きな写真を選んで、頭部と全身の2点描くというものなので、もうね、描いちゃいますよ〜、〇ャ〇ーズ事務所のア・イ・ド・ル! 生まれて初めてアイドルの写真集を買ってしまいましたよ。
ヌードはまた別の人のです。すっぽんぽんの写真集ってないですね〜。美術資料のポーズ集以外では日本人のヌードはムリかなぁ? 外国の方のはありますけど、洋書って古本屋さんでもお高いので、よっぽど気に入らないと買えないですわ。

またまた脱線しました…
まあ、こんな具合で楽しみながら学んでおります。もうそろそろ、三期生の募集が始まるのではないかと思いますが、ご興味がある方は参考になさってくださいませ。
by apodeco | 2015-02-04 22:51 | 男絵