ボジーの憂鬱

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※イラストをクリックして見てください。

ボジーの愛称で呼ばれるアルフレッド・ダグラス(Lord Alfred Douglas 1870-1945)はオスカー・ワイルドの恋人のひとりでした。ワイルドを奈落の底に突き落とす原因になった人ではありますが、ワイルドに美と創作の天啓を与えたことは確かなようです。
大層美しい人で、『トーマの心臓』のユーリではないけれど“聖堂の絵のような顔”は、ワイルドでなくても心を動かされるものがあります。
こうした芸術家にとっての美の女神を『運命の女(Femme fatale )—ファム・ファタール—』といいますが、ワイルドにとってボジーはまさに“運命の人”だったのかもしれません。
美の女神であり同時に破滅に導く誘惑者。ゲーテの『ファウスト』に出てくる“メフィストフェレス”は悪魔らしい醜い姿のようですが、私の頭の中の誘惑者“メフィストフェレス”は、このボジーのような美しい姿だったのでは?と想像してしまいました。
資料は以前コメントでも紹介いたしましたサイト「Oscar Wilde 〜最初の現代人〜」で拝見したものです。
ワイルドについて詳しく知りたい方には是非お勧めいたします。

ポイント…口元。(筆で濃淡つけてみました)
「憂鬱な物思いに耽るボジー」というイメージで描いてみました。
不快な物思いについ口元がへの字になってしまった、そんな感じが出せたでしょうか?
はっきり言って実物はもっと美形です(泣)。かなり若い時(十代?)のプライベートスナップを元にしましたが、もう少し青年にしてみました。
バック(壁紙のつもり)の花は薔薇ではなく“くちなし”です。
今の時期、白い花が美しく甘い良い香りがしていますね。でも枯れた姿は黄色く変色してそのまま朽ちていくのが何とも醜悪で、美の末路を見るようです。

今度、カラーインクに挑戦しようと、筆に慣れるため墨で濃淡つけてみましたが…。
グラデーション失敗していますね…。すぐ乾いちゃうし、色は濃いし、難しいですね。
練習あるのみ! 頑張れ、自分!
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by apodeco | 2007-07-07 14:12 | 肖像 | Comments(0)