カテゴリ:よろず感想文( 18 )

最近、平日は仕事から帰って飯食ってフロ入って寝る…しかない生活を送っているので、やっぱりじっくり書く時間ないんですが、なんかもう、ちょっとでも書きたくて仕方ないので、ブログ更新します!

前回の続きで、草間先生の非BLものと、BL本のご紹介です。
ではまず、非BLもの『うつつのほとり』

迷信話集 うつつのほとり(クロフネコミックス)

草間 さかえ / リブレ出版

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版元はリブレ出版なんで、最初は久々のショタものか!(ごめんなさい…)と思ってしまいましたが、全然違った(笑)
【クロフネコミックス】というオールジャンルのレーベルを創刊したのだそうで、そのレーベルでの草間先生の初コミックスになります。
他の作家さんの作品は未読なので、まだ何とも言えませんが、大人のまんが好きのため…とのうたい文句があるので、ちょっと期待していますよ、リブレさん。
…で、こちら『うつつのほとり』ですが、草間先生の非BL話では、私は一番好きかも。
先生お得意の昭和初期のお話です。主人公は、母親の静養のため東京から山がちな村へやって来た少年・敬(たかし)くん。小学校低学年くらい…でしょうか、おっとりとした母親思いの優しいお坊ちゃまです。
彼はすぐに田舎に馴染んで、友だちも沢山できますが、村に着いて最初に見かけた赤い髪の少年・弥七(やしち)が気になって仕方ありません。
だけど、弥七は村の嫌われ者で天狗と噂されているいわく付きの少年。友だちになろうと近づく敬に、弥七自身も自分から遠ざけようと邪険な態度をとるのですが、聡明で真っすぐな敬に心を開き、ふたりはこっそり山の中で交流を深めます。
山のお寺の寺男として暮す弥七は、学校へは行っていないけれどとても物知りで、敬に自然についていろんな事を教えてくれます。
こうして田舎で暮らしながら、日々成長して行く敬の物語なんですが、単なる静養だけではない母親の事や、村の大人や子どもたちにまで広がっている弥七に対する偏見などに、心を痛めたりする敬の様子がいじらしく、そして、とても考えさせられます。
タイトルに【迷信話集】とついていて、帯やあらすじにも田舎ならではの迷信や風習の謎を解く…とあるんですが、一番大きな迷信は、人々の心の中にある【無知と偏見】だと思います。その “ 迷信 ” に真っすぐな心で向かって行く敬に、心弱くなっていた母も励まされて…。
本当に、心があったかくなって、幸せな気分になれる素敵なお話です。それに、先生の描く奇麗な日本の風景がとてもいいんですよ〜。一本の映画に撮ったら素敵だろうな…と具体的に映像が思い浮かぶくらい。
非BLでも、やっぱり草間先生だわ…という、心洗われる逸品ですのでお勧めです!

【余談】 青梅の毒
毒…と言えば、お話の中に青い梅の実は毒だというのが出てきます。実家で梅酒を漬けていたので、子どもの頃から毒の事は知ってましたが、1、2個食べたくらいなら大丈夫との事。大人なら300個くらい食べないと死なないんだそうです。
だけど青梅って、どう見ても美味しくなさそうですよね。とても良い香りがするけど、渋柿みたいに口の中が酷い事になりそうなイメージが…。
(渋柿食べた事ありますよー。焼酎に漬けたのに渋が抜け切ってなくて、口が曲がりました。しばらく何食べても美味しく感じませんでしたね。渋柿は干し柿にするに限ります)
なのに、うちの母方の祖母はこの青梅が大好物で、ガリガリ食べていたんだそうですよ。青梅の毒と聞くと、無条件にばあちゃんを思い出すのですが、どんな味がするのか聞いておけば良かったなぁ。


さて、お次はお待ちかねのBLものです。
25日に発売されたばかりの、『明け方に止む雨』

明け方に止む雨 (キャラコミックス)

草間さかえ / 徳間書店

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こちらは3つの恋の物語です。
前半分が日本のお話で、裁判所にお勤めの書記官・里村と刑事の結城のお話、里村の同僚で事務官・山田とお隣に住む高天のお話。
後の半分がイギリス…でしょうね、地主の三男坊・ジョゼと、じい様のせいで逼塞して絵を描いている男・アーサーのお話です。
日本人のお話は、特殊なお仕事に就いているメンズばかりで、仕事と同じくらい各人が特殊というか、ちょっと変わってます(笑) 
つい最近、友人と『この世の中の半分の人は、生きて行くために必要に迫られて選んだ【職業】に就いていて、自分がやりたいと望んでその【職業】についている人は少ないね…』と話したばかりで、この年になると働けさえすれば良いかと割り切りも出来るけど、働く事は人生の命題のひとつですから、やっぱり色々と思うところが多いです。
自分の天職を探していた20代の頃、『職業選択の自由、アハハン♪』(『憲法第22条の歌』っていうのだそうですよ)という印象的な歌を歌う就職情報誌のCMがありましたが、本来は人が職業や仕事を決める時、「働ければ何でもいいや!」なんて思わないし、自分の望みや適正を鑑みて選びますよね。特殊な職業であればあるほど、その職業に相応しい自身の思い入れが必要になると思うのですよ。だって、ちゃらんぽらんで正義感もないのに、いきなり「刑事になろう!」とか、「裁判所に就職しよう!」なんて思わないし、就けませんものね。
だから、裁判所にお勤めの山田と里村は、自身の職業に見合った性格をしています。それ故か、ちょっと突飛な行動に出がち。普通はいくらタバコの臭いが変わってるからって、山田みたいな事は考えないだろうし、高天みたいにバラの花の縁(えにし)をドキドキしたりする方が普通でしょう。
里村だって、気持ちは分かるけど、『オイオイ、そう出るか…』と鼻血のシーンでは笑いました。顔に似合わず血の気が多いのかしら。すごくいいです、鼻血!(そして、先生のあとがきに大笑い。私はそこまで考えなかったけど、確かにこれは酷いかも…)
対するお相手、刑事の結城はモノローグで語っていますけど、自分をよく分かっている男です。はっきり言って、山田と里村から「怪しい男」と散々な言われ方をする高天が、一番普通でマトモな人です。
そんな4人が、草間先生が仕掛けた疑惑と真実を明かす過程で、惹き合って、絡まり合って…恋に堕ちる。一体どんな疑惑と秘密があるのか、特に鼻血が気になる方には、是非お手に取って頂きたいと思いますが、個人的にはアーサーとジョゼ、二人の画家のお話の方が好きかも。
絵が好きという共通点で自然に惹かれ合う所も良いし、可哀想なんだけど逃避行へ走る所なんかロマンチックで、(全然違うけど)映画『モーリス』を思い出しちゃいましたよ。
作中に出て来る海の絵は、ギュスターヴ・クールベの『波』かなと勝手に想像してますが、その海の色とジョゼの瞳が同じ色だと言うシーンが素敵で…。初めての外国ものとの事ですが、もっと描いて欲しいなと思いました。

【余談・その2】 映画と、あわ〜い不思議BL本
アーサーのように、誰々の身内だから…と残酷な仕打ちをされてしまう映画を思い出しました。

愛と宿命の泉 PartI フロレット家のジャン デラックス版 [DVD]

ジェネオン エンタテインメント

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フランス映画で、邦題『愛と宿命の泉』です。パート1とパート2に別れた長いお話で、こちらパート1の『フロレット家のジャン』というのが、フロレットという女性の息子のジャンという意味で、母の生まれ故郷に妻と娘をともなって街からやって来たジャンが、ある男の策謀によって不幸な事故で亡くなってしまうまでのお話です。
パート2の『泉のマノン』で、ジャンの娘マノンがこの策謀を知る事となり、ある方法で復讐を遂げるのですが…最後の最後に「じぇじぇ〜〜っ!」どころじゃない真実が明かされて、すごく哀しくなっちゃうお話なのでした。でも、エマニュエル・ベアールが奇麗ですしね〜、イヴ・モンタンもジェラール・ドパルデューも素晴らしいし、何より面白いのでお勧め致しますわ。

あとね、兄弟に死なれちゃう里村の境遇と似たようなお話で、すごく不思議なBLがあるのでご紹介。

ロマンスの箱庭 (F-BOOK comics)

伊東 七つ生 / ブライト出版

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全部で5話の短編集。どのお話も恋愛になるのかな…? という淡いBLものなので、がっつり挿入がないダメ!という方にはお勧めできませんが、私の好きなレイ・ブラッドベリに繋がるようでいて、この方独特のファンタジーなんでしょうね、不思議なお話が多くて面白かったです。
お勧めは、霊が見えて困っていた友人にキスされたら、霊感が移っちゃったという『うつしがみ』と、人付き合いが下手で灯台守をしていた兄が自殺してしまい、遺品を整理しに灯台へ来た弟と、そこへちょうど訪ねて来た兄の友人だという男と兄の思い出話をする『光達距離』。短い話の中に、相手を思う気持ちがじゅわーっとあふれてて、温かい話でした。
人の想いを知るとか、秘密を知る、というのは、やっぱり重い事だと思うのですよ。でも、知らないより、知った方が先へ進めるのかな…と、考えさせられた『明け方に止む雨』と『光達距離』でした。

さあ、秋の夜長は楽しい読書。次回も何か良いお話をご紹介したいと思いますわ。
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by apodeco | 2013-10-27 22:48 | よろず感想文 | Comments(1)

良いお天気に恵まれた連休でしたね…。
せっかくの長いお休みなので、さあ、お話書くぞ〜と思っていたのですが、また詰まりました、腸が。
土曜の朝方から珍しく胃の辺りが痛くて、疲れたせいかな…と思ってたんですが、痛みが段々下の方へ移動してきて、夕方には吐き気をともなう腹痛へ。
だけど、出ないんですよね〜。これはまたしても腸閉塞か…と思いつつ、ギリギリまで我慢して、何とかお腹の中身は自力で出せたのですが、口から水分とれなくて脱水症状起こしそうになり、救急車…を呼べば良かったんですけど、すごい迷惑かかるので、車で夜中に近場の救急病院へ向かいました。
(ちなみに、病院へ行った方がいいか、♯7119に電話して相談しました。夜間に病院へ行くべきか、救急車を呼ぶべきか迷った時は相談すると良いですよ!)
病院でCT撮って、やっぱり詰まりかけてたのが判明しましたが、幸いな事に中身が出たので、今回は鼻からチューブ人間にはならずに済みました…が、たった一日で3キロ痩せました。要は、それだけ詰まってたって事ですよ〜恐ろし〜。
しかも、お腹だけじゃなく懐も痛い思いをしました。点滴とCTとお薬と夜間診療代で15,000円ですよ!! とは言え、診察を終えたのは午前2時で、お医者さんと看護士さんには感謝致しました。
原因は相変わらず不明ですが、おそらく『ストレス』と『運動不足』です。体育の日だというのに、70代の筋力はアップしているというのに、その70代の人がなりやすい病気にかかっちゃう40代…。
さすがに反省しまして、腸は身体を動かさないと動いてくれないので、翌日から普通に生活してますが、おかゆを少ししか食べられないので、すぐ疲れちゃうんですよね。
休み休み掃除なんぞをして過ごしましたが、ちょうど近所の天祖神社の秋祭りで、お囃子の音がどんチャラ、どんチャラ楽しげに聞こえてきてね、切なかったですわ。だって、行ってもな〜んにも食べられないんですから。やっぱり健康第一ですわね。とほほ…。


さて、そんな切ない思いをどうにかしようと、よろず感想文を更新。
もうすぐ草間先生のBL本が出るので、その前に非BLものを書いておかないと…って事で、発売から半年経ってしまいましたが…『タケヤブヤケタ』でございます。
怪文書ではありません。こちらは草間さかえ先生の少女漫画2作品目ですね。

タケヤブヤケタ (フラワーコミックス)

草間 さかえ / 小学館

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大正時代の火消しさんの物語です。本の帯には『火消し恋愛ロマン!』と書かれてますが、ちょっと違う…気がします(笑)
もちろん恋愛要素もあるんですが、ある特殊な事情を抱えて火消しになった青年の日常と、精神的葛藤の物語です。青春モノ(?)だと思います。
先生らしく色々仕掛けがあるので、いきなり大正時代からは始まりません。平成時代、この火消し青年の玄孫(やしゃご)で、高校生の智宏が異常なまでの『火嫌い』なんですが、それはどうやら血筋らしい…というところから、智宏のひいひいじいちゃんにあたる松岡仁の物語が始まります。
仁の大正時代のお話は快活で小気味よく進んで行きます。消防学校を卒業したばかりで、超個性派ぞろいの消防署に配属されての、てんやわんやの日常や麗しのマドンナの登場なんか、夏目漱石の『坊ちゃん』みたいだわと楽しくなりましたが、当然、ただ面白いだけでは終わらないのが草間先生の漫画で、仁青年が消防士を目指した理由 — 人生を左右するほどの、どうしても知りたい真実 — が明らかになる過程が先輩消防士を巻き込んで、ハラハラドキドキもので展開されるんですよ。
そして、いつもと変わらず、超good! なのが、町並みとか下宿生活とか(昔の下宿生活は『やぎさん郵便』にも出てきますが、私は個人的にすごく興味深く読んでま〜す)、消防署の中などの細かい描き込み。見てるだけでも楽しくなります♪
登場人物の8割が男…という、草間先生の魅力満載ですので、未読の方は是非どうぞ!

次回も草間先生の非BL その2 『うつつのほとり』です。
(長く座ってられないので、書き切れんかったです…)


【追記】
夜中にやっていたので、ヤマトの復活編を録画して観ました!
内容に関しては「…………(何も言うまい)」という感じなんですが、古代進の山寺宏一さん、野太い声でデスラー総統とは全然ちがーう! よくこんなに色んな声が出せますよね。所々、富山敬さんに似てるなあと思う時もあって、ちょっと懐かしい気がしました。
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by apodeco | 2013-10-15 01:04 | よろず感想文 | Comments(0)

時間の経過をしみじみ…

今回は、時間の経過をしみじみ感じたというお話。

たまたまTVをつけたら、偶然見てしまったんですよ。夜中だったので寝ようと思っていたのに、寝られなくなっちゃいました。何を見たかというと、
海外ドラマ『SHERLOCK(シャーロック)』です。 公式HP → コチラ
1月16日から毎週水曜日(注:火曜の深夜)放送。全3回で、次回は23日です。BSプレミアムで昨年の8月に放送されたそうですが、地上波ではこれが初放送だそうです。一話完結なので2回目からでも充分楽しめると思います。
お話は、「もし、あの名探偵が現代に生きていたら…!?」というもので、すごく大胆なアレンジで描かれています。私はシャーロキアンではないですが、それなりにホームズのイメージ像は持っているので、最初はどうなんだろうと思いましたが、イイ具合に壊れた人物に仕上がってて、面白と思いました。映画のホームズ(面白いですが)よりは、許容範囲だと思います。
一話目は自称「コンサルタント探偵」(?)のシャーロック・ホームズと、元軍医ジョン・ワトソンが出会うところから始まります。
軍医として従軍していたワトソンは、戦傷によりイギリス本国に送還され、ロンドンでルームメイトを探していたホームズを紹介されますが、ホームズは、彼を知る全ての人から変人呼ばわり(というより殆ど異常者扱い)されていて、「あいつは、いつか犯罪を犯す。一緒にいない方がいい」と散々です。実際、とても性格が悪いです。そしてワトソンの方も、誠実で勇敢な人ではあるのですが、やっぱり精神的に常人とは違う所がある…のかなと私は思いました。
吹き替えなので本当はどう呼んでるのか分かりませんが、みんなホームズをシャーロックと呼びます(タイトルもずばりシャーロックですしね)。でも、恐らくホームズって呼ばれていると思います。私は敢えてホームズと呼びま〜す。
面白いのは、ホームズがワトソンを連れ歩くと、会う人みんなに「恋人か?」と聞かれるところ。ホームズが「自分は仕事と結婚している」と言って、女っ気がないせいでしょうけど、さすが同性同士の結婚を認めている国だけあるなぁと、笑ってしまいました。二人ともお互いに、「ちがう!ちがう!ちがう!」と必死に否定するのがおかしかったです。
雰囲気とか映像の見せ方は良かったのですが、ミステリー部分で言うと、しっくり来ない展開もありますが、見せたい所はそこではないのかも知れませんから、全体としては上手くまとまっていると思いました。
…で、ここまでが表向きの感想です。
私が驚いたのは、レストレード警部です。
ちょっと間が抜けたきょとんとした顔の、白髪のおじさんなんで、最初、誰だか全然わからなかったんですよ。公式HPで名前を見て吃驚!! ルパート・グレイヴス!
この人、私がハマりまくった映画『モーリス』の、最後モーリスとかけおちしちゃう恋人の役をした人で、そりゃ〜〜奇麗な(いや、かわいい?)男の子だったんですよ〜〜〜。
別人ってくらい…時の流れって残酷(ごめんなさい)と思ってしまいました。よく見れば、確かにこの人だわ…と思うのですが、男の人って、本当に変わってしまいますね。まあ、26年も前の話なので仕方ないですよね。
今の姿だけ見れば、それなりにカッコイイオジサマだと思いますが、昔があまりに可愛かったので、ガク〜っと来てしまいました。
当時の麗しい姿を見たければ、この人の名前を検索して頂くと、わんさか出て来ると思いますので、興味のある方は調べてみてください。
ちなみに、『眺めのいい部屋』では、ヒロインの無邪気な弟役を、同じ頃の映画で『一握の塵』っていう不条理映画(当時は若かったので、見終わったあと思わず金返せ!とプルプルしましたが、今思うと面白い話でした)で、主人公の奥さんの間男役で出てました。
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by apodeco | 2013-01-20 23:01 | よろず感想文 | Comments(0)

萌え日和

8日にJ.GARDEN33に行って来ました。久し振りの一般参加です。
サークルで参加すると、お店番を頼んであっても、気になって気になって身が入らなかったので、今回は心置きなく買い物ができるなあと、楽しみにしてました。
とても良いお天気で、並んでいる間日焼けするな〜と思いつつ、獲物のスペNoを確認し、いざ〜と突入したんですが、お目当ての作家さんに新刊が少なかったので、ちょっと残念でした。でも、自分がサークル参加していた時も、毎度新刊ご用意するってのは至難の業でしたから、こんな時もあるさ〜。
新しい出会いはなかったのですが、参加2回目の友人は本人も「成長した!」と言うくらい、ガンガン獲物をゲットしてました。男性サークルさんのイラストが気に入り、3往復した上、中身も見ずに目をつぶって「それください!」とジャケ買いした時には笑ってしまいましたが、彼女の勇気に萌え心を刺激されました。
家族も友人も、私の同人活動を知ってはいますけど、創作上の同志がいる訳ではないので、少しでもBLの話が出来る友人と会って話が出来る時間は、とても貴重でストレス発散になります。
やっぱり、またサークルで参加したいな…と、元気が出てきましたし、獲物は少なくても、萌え日和の一日でした。

a0095010_2317522.jpgとは言え、やっぱり、帰りに本屋さん寄ってしまいました。
で、これ買っちゃったー…

クロネコ彼氏のアソビ方 (ディアプラス・コミックス)

左京 亜也 / 新書館

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これこそジャケ買い。
前から気になってたので、思い切って買いましたが、すごかった〜♪
服着てる時より脱いでる方が圧倒的に多いし、歌麿の春画にも負けず劣らずアクロバチックな体位でガンガンやっちゃってるし、絵は奇麗だし、見応えバッチリ!!
黒猫に化ける猫化人間(普通の猫とは違うらしいです。人間の時は結構しっかり男だけれど、猫になったら超カワイイ!)が主人公のファンタジーで、変身するのは受けだけかと思ったら、お相手も変身できちゃうのであった。しかも、こちらの方がグレードが高い〜。(何に変身するかは読んでからのお楽しみ)
優しくて甘ったるくて、一見受けに見える攻めですが、気力体力、ねちっこさっも半端なし(笑) じゃあ、話の中身は?というと、ちゃんとありますし、面白いです。
捨て猫を拾って飼ってた事があるので、主人公が思う事、なんとな〜く分かります。『100万回生きたねこ』にも通じるような切なさがありますよ。
滅多に身体から系のご紹介はしないのですが、とっても良かったので、……もちろん、ほとんど全編、抱き合ってるシーンばっかなので、『オールオッケーどんとこい!』な方と、大人限定での……お勧めです!

いや〜〜、左京先生のご本、ヘソクリ貯めたらまた買ってしまいそう。
今までご紹介こそしてなかったですが、『身体から(恋に落ちる)系』、けっこう読んでます。やまねあやの先生の『ファインダー』シリーズ(麻見のシーツ欲しかったなあ)とか、門地かおり先生の『生徒会長に忠告』(まだ終わらんのかと半分くらいは思ってる。面白いけど)とか、腰乃先生の本も大体は。まあ、他にもいろいろと…。
自分自身が『全く隙がない』系人間なので、どうやって身体から始まるんじゃ?と、読んで勉強(?)させて貰ってる…という事にしておきましょう。
やはり、公の場で声を大にして性愛を賛美するには抵抗があるし、最低限のマナーが必要不可欠ですが、でも、良いも悪いもすべて含めて人生なんだから、分別ある大人なら、もっと楽しんでもいいのではないかと思いますよ!
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by apodeco | 2012-10-11 23:11 | よろず感想文 | Comments(0)

水曜日からお休み頂いたのですが、五日の休みなどあっと言う間ですね…。
夏休みの終わりと言うと、いつも最終日に泣きながら宿題をしていたのを思い出します。昔を思い出しながら、久し振りに夏休みよろず感想文、漫画編と行きましょう。
ちゃんと小説も読んでるんですが、BL系は漫画しか読んでないので…でも、これはホントに久し振りにプルプル来てしまったので(どこがでしょうか?)、ご紹介したいなと思います。

憂鬱な朝 4 (キャラコミックス)

日高 ショーコ / 徳間書店

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今月発売になりました4巻目です。この手の漫画は出るのが遅いので、こちらも一年に一冊ペースの発行で、1巻目は2009年に出たものです。
時代は明治ですが、はっきりとした年号は出てきません。男子しか襲爵できないとありますから、明治40年以降でしょうか。若き子爵と家令との禁断の恋物語ですが、単に身分違いという単純な問題ではなく、時代と人間の業が絡み合う一筋縄ではいかないお話です。

主人公の久世暁人は由緒正しい家柄の生まれですが、階級は子爵ですからあまり高くありません。相次いで親を亡くし十歳で当主になりますが、事実上は怜悧な美貌の家令・桂木智之が家政をしきっています。
桂木は有能ですが、とても冷たく暁人に接します。まるで憎んでいるかのように。でも、暁人が頼れるのは桂木だけですし、怖いと思いながらも全ての指針を桂木に向けて成長して行きます。
私は1巻目を読んだとき、「これ、恋愛に発展すんの?」と不安でしたね。
暁人は桂木にあれだけ厳しくされて、よ〜く捻じくれなかったなぁと感心するほど聡明で素直に育ちますから、彼が桂木を想う気持ちは分かりますけど、とにかく桂木智之という男の本心が分からないままなので、切ないは、痛いは、心配だわで…はらはらしながら待つこと一年(なげー…)。
2巻目からは徐々に桂木の出自やら内面が見えて来て、「くうぅ〜〜」っと呻きたくなるほど面白くなるんですが、とにかく焦れったい。さらに待つこと一年。
3巻は暁人が胸がすくくらい賢く強かに成長して、さらに面白くなります。何故って、読んでるこちらが暁人に魅了されるのと同じ変化が桂木に生じているからです。
そして待望の4巻目。「きゃ〜〜」っとジタバタするくらいの佳境に入ってます! 
この機会に1巻から通しで読み返したのですが、深みがあって非常に読み応えがある傑作だと改めて感嘆してしまいました。

このお話は明治という特異な時代の身分制度が重要な要素であり、当然ながらこの辺があやふやだとチャチなものになってしまいますが、きっちり綿密に描かれています。
日高ショーコ先生は画力のある方なので、華族社会の優美さは十分伝わってきますが、同じ年代のものとして、三島由紀夫の『豊穣の海』の中の、『春の雪』が映画になってますので、こちらを見ると分かりやすいかも(正確には大正時代ですけども)。
そう言えば、映画の松枝侯爵の令息・松枝清顕役の妻夫木くんって、暁人を彷彿とさせますね。学習院の制服姿…よだれが出そう。
映画は当たり前ですが、男女ものですし完全にメロドラマですが、『憂鬱な朝』は同じ禁断の愛でもさすがBL、もっと骨太で男のロマンに溢れています。

明治の世になり世の中は大きく変わりました。旧大名も華族となり新しい生き方を求められましたが、封建的な考え方は変わらなかったようですね。養うべき使用人や旧領地の民を抱え、当主は家のために生きる事を求められます。身分が高ければ高いほど個の意思のまま生きる事は許されない。
暁人の父親も、桂木も、桂木に心酔している雨宮も、久世家に対抗意識を燃やしている桂木の兄ですら、古い因習と思っても抗えないものがありました。
桂木に至っては、暁人に『男妾』と言われるほど、なり振り構わず家の為に奔走しています。それは決して暁人の為ではないのですが、それが何故なのか徐々に分かってくると共に、それでも変わらず桂木に寄せる暁人の一途な愛情が切なくて、切なくて…。
暁人は身分に拘らない新しい感覚の持ち主ですが、それは自分の心に忠実だからだと思います。それでも、『春の雪』の清顕のように浅はかではないので、愛する人の幸せを願い冷静に行動するのです。だからこそ、余計に桂木とすれ違ってしまいます。
人は誰しも、『自分が存在していることの意味は何だろうか』という疑問を持ち、その存在を認めてくれる人を必要としていますが、それはどんな時代の、どんな世の中に生まれても、変わらないものなのだと、二人…特に、桂木を見ているとしみじみ思います。そして、彼は全てを疾うに分かっているのです。それでもすれ違う二人。
二人がどうすべきなのかは、4巻目の暁人の親友、石崎の台詞に集約しています。
「お前たちならそんな状況も越えられるだろ!?」と——そして桂木は…
お話はまだ続くと思われますが、恐ろしい事にならなければいいのですがね…。
二人がより良い形で幸せになって欲しいと願いながら、また一年、楽しみに待ちたいと思います。


ついでに、と言っては怒られそうですね。こちらも傑作なのでご紹介。

初恋のあとさき (花音コミックス)

日高ショーコ / 芳文社

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以前ちょこっとご紹介した、『嵐のあと』に登場する嫌味〜な受け子くん、美山のお話です。私はこの彼、苦手だったんですね〜…。
でもこのお話で、彼がどうしてあんなに捻じくれ曲がったのか、その原因と、結果と、発展が見られます。良いです。すご〜くいい!!
日高先生の作品は、ホントにきちんと“男”が描かれていると思います。私は常々、男って何? あいつらって何なの?? と思いながらBLを書いてます。まるっきり未知なる世界への挑戦なんです。
だから、先生のお話を読むと唸ってしまいます。嗚呼、私もこんなの書いてみたい!
『嵐のあと』のふたりのその後もありますので、合わせてご覧頂きたい傑作です。

余談:表題の二人は若いですよね。体つきからして『嵐のあと』の二人とは違うんですよ。そういう描き分けもすごいなぁと思います。
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by apodeco | 2012-08-20 00:11 | よろず感想文 | Comments(0)

今年は特に目的の作家さまがいらしたわけではないですが、夏コミ初参加の友人を連れて行って参りました。
花火も行かなかったし、これでコミケにも行かなかったら夏が終わらない!
…6年で立派なオタクに成長しました。
雨だと聞いていたので、少しは涼しいかな? と思ったら、着いた時にばぁ〜と少し降っただけで、いやぁ〜〜ってくらいのお天気になってしまいました。
冷凍麦茶を持参してよかったと思いましたが、本が濡れる…と気がついてあたふた。
そんなに買わないと思っていたので、袋の予備を忘れてしまいました。やっぱり、行くといっぱい買ってしまいますね(汗)

友人は漫画目当てなので、表紙絵に惹かれて立ち止まるものの、初心者なので立ち読みする勇気がない。仕方なく私が『ばぁっ!』と見本を開くのですが、いきなり〇〇〇シーンだったりして何度か硬直してました。
結局ファンの作家さまの本以外、新規開拓はできませんでしたが、イラストレーターさんで(漫画も描かれてます)気に入った方を見つけ、「この絵なら、1日楽しめる!」と大変喜んでいたので、連れて来た甲斐がありました。

私もその方のポストカードを購入しましたが、カラーインクで描かれた透明感のある奇麗なイラストです。
商業での活動もされているんですね。
こちらのブログでは問題ないかと思いますので、リンクさせて頂こうかと思います。

芥子(keshi)バナー 
オリジナルイラスト中心サイト 芥子(keshi) 宮部サチさま

むくつけ〜き男だけじゃなく、たまにはかわいらしい女の子はいかが?
(わたしはどっちも大好きですけどね)
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by apodeco | 2012-08-12 17:35 | よろず感想文 | Comments(0)

 先月また飛んでしまいました。
 11月は出かける機会が多く、書く時間がなくなってしまいました。まあ、外に出ないと書く話題も手に入りませんけれど。もう師走ですね…一年が本当に早く感じます。

 11月最後の週の土曜日に友人の写真展へ行って来ました。
 何を隠そう、私は写真学校へ通っておりましたのよ。写真の勉強してましたなんて、言うのも恥ずかしい写真を載せてますけども、現在もお付き合いのある良い友人をたくさん得る事が出来ました。今じゃ使い途ないですが、貴重な手焼きの写真技術を習えましたし、何より楽しい日々でした。今でも行って良かったと思っています。
 私は止めてしまいましたけど、友人はビデオ撮影の仕事につき、毎年写真展を開いて立派に活動を続けています。今の私は『書く』事が楽しくて仕方ないのですが、友人は今も『撮る』事が楽しくて仕方ないのだそうです。撮る事が、生きる事なんですね。
 展示されていた写真は友人が生死の境を彷徨う大病を患った時のもので、今現在のものではないのですが、完治して病気の恐怖から解放された今だからこそ出せると思ったそうです。当時は入院したという事しか知らされず、心配する事しか出来ませんでしたから、改めて当時の写真を見せられて、今、元気で過ごしている友人を見ると感慨深いものがありました。
 私も年を取り病気がちになりましたが、朝起きたときに自分が生きている事を確認する…そんな経験はありません。どんなにか不安で恐ろしい毎日だっただろうと思います。目の前でにこにこと笑っている友人と、こうしてお喋りできる事が本当に…何に感謝してよいか分かりませんが、有り難い事と思いました。

a0095010_15553970.jpg写真は会場の『大倉山記念館』です。素敵な建物でしょう。昭和七年に建てられたものだそうです。
古い建築物フェチ(?)である私としては涎物で、建物の中をあっちこっち見て回りました。


a0095010_15561539.jpg太陽の光を受けて黄色く見えています。ガラスがこういう色なんでしょうか。ちょっと不思議。


a0095010_15564985.jpgこの扉の向こうがギャラリーです。友人の写真展はこちらで、この上の講堂で音楽会が開かれていました。


a0095010_15574696.jpg右側から見た所。くるっと一周しましたが、全然別の建物かと思うほど違っていて面白かったです。


 トイレが各階にあるのですが、1階がマニアックと言われて入って来ました(笑)
 男女別れてないのですが、上手く改装していて気になりませんでした。一つは和式でもう一つは洋式。古いトイレにある不潔感は全くないです。でも、ちょ〜寒い! 大理石とかタイルの装飾なので冷た〜い感じだし、広いからスースーするの。これでヒーター付の便座なら言う事ないのにな〜と思いました。
 昨今、こうした古い貴重な建築物がなくなりつつありますし、来年は古い建築物ツアーでもしようかと思っています。こちらでその模様をお伝えしますのでお楽しみに。

追記:先日最終回を迎えたドラマ『検事・鬼島平八郎』(浜田雅功主演)で使われていたんですね〜。家人に言われてやっと気がつきました。


 さあ、萌の吐き納めですから、お次はよろず感想文で〜す。
 本屋のポップにつられて買った漫画、2010年の手塚治虫文化賞「新生賞」を受けた『虫と歌』です。

虫と歌 市川春子作品集 (アフタヌーンKC)

市川 春子 / 講談社

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 実は、『手塚治虫文化賞』なんてものがあるのも知らなかったのですが(笑)。
 最近『バクマン』をちらみしていて、あれも『手塚賞』を狙ってますが、あっちは集英社の新人賞なのね。こちらは朝日新聞社主催で「現在の漫画をよく読む人」が審査員なんだそうで、漫画を描いてる側からしたらどうなのかな…とも思いましたが、まあ、そんな事は置いといて。大変面白かったです。
 今、友人に貸してしまっていて、あらすじが書けない…ので、こちらを参照くださいませ。最近、とっても横着になりましてよ…ええ。現在作品の紹介が載っておりますが、来年になったら消えちゃうかも。
 新生賞とは、「斬新な表現、画期的なテーマなど清新な才能の作者に贈られる」との事ですが、本当に発想が面白いなと思いました。この賞は特に手塚先生の作品を意識したものに贈られる訳じゃないのですが、市川春子さんの作品には、手塚先生の作品を読むときに感じる、『生命の輝き』を感じました。
 四編の短編からなっています。全て人と、人でないものとの心の交流を描いた作品です。人が勝手に無機物を人に見立てて(最近多いですよね、擬人化)いるのではなく、人でないものがきちんと人格を持ち、喋り、考え、悩み、人と心を深く通わせます。とても不思議なお話で、ファンタジー…と言っていいか分かりませんが、現実にはあり得ないお話ばかりです。
 私は表題の『虫と歌』がとても良かったのですが、読みながら手塚先生の『ミクロイドS』を思い出しました。虫繋がりってだけじゃなく、生きている事、他者との間に紡がれる情愛と、結果的に生じる切なさと…いろんな事を考えさせられるお話です。
 そう言えば、手塚先生も荒唐無稽なお話をたくさん描いてますけど、ファンタジーと思って読んだ事ないですね。説得力があったからかしら…。『ミクロイドS』にしても『不思議なメルモ』にしても、違和感なく受け入れて読んでましたっけ。
 『虫と歌』の四編に関して言えば、逆に現実感は必要ないかも知れません。絵は決して上手くないですが、その不思議な世界がしっかりと創り出されていて素敵です。難を言えば時間軸がよく分かりません。回想と現行の部分がごっちゃになっていたり、時間の経過がいきなり過ぎる所も見受けられました。

「マンガは絵と文でできている。絵では表せない、言葉にもできない思いを、絵と文の間からたくさん感じとれるような、そんなマンガを目指します」との事ですが、たくさん感じ取る事が出来ましたよ。(とても共感する言葉です。私も文章の間から何かを感じ取って貰えるようなお話を書きたいものです)
 お仕事をされながら、一年に一作のペースで創作活動を続けられるそうです。また市川さん独特の素敵な世界が読める日を心待ちにしたいと思います。

 次回もよろず感想文、『ひらひらひゅ〜ん』と作者の西炯子先生について書きたいと思います。
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by apodeco | 2010-12-01 22:27 | よろず感想文 | Comments(0)

『目指せ月いち更新』なのですが、6月最終日にやっと更新…。
今月はいろいろと出かける機会に恵まれました。
お友達のフラ(フラダンス)教室の発表会を見に行ったり、腐女子友達と漫画&本の貸し借りをしたり、『お金をかけずに楽しむ』を実践中。

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フラを見た帰り、久しぶりに行った銀座で「安くて色々選べるから」と入ったビュッフェのお食事。どこだかお分かりですか? 
お洒落〜な筈なのに、写真が下手過ぎて給食のお膳みたいですね(笑)
ヘルシーで、味も悪くなかったのですが、同じスタイルのお店なら西荻窪のお店の方が素敵だったかな。
かな〜りオバサン化しているようで、『お洒落である』という基準がよく分からない今日この頃です。


さて、お次は映画。2本観ました。
一つ目は『パーマネント野ばら』、もう一つは『告白』
『パーマネント野ばら』は西原理恵子さん原作の漫画を映画化したもの、『告白』は湊かなえさんの同名小説の映画化です。
『パーマネント野ばら』は封切り間もなく行きましたが残念ながらガラガラ…。『告白』はすご〜く並んでいました。その違いは鑑賞してみて納得。
『告白』は結構長いのに最後まで飽きさせず、一気に突き抜ける感じでした。内容も衝撃的ですし、ホントにすご〜いと思いました。
でもね、食事をして買い物をして一時間くらいしたら忘れた(笑) 
ボケて内容を忘れた訳じゃないですよ。面白かったんですよ、すごく。
でもあんまり心に響かなかったってことです。
逆に『パーマネント野ばら』は、家に帰ってから家人に「ここが良かった!」と一生懸命説明しちゃいました。今でも印象に残ったシーンを思い出すと切なく感じるくらいです。
この違いは結構考えさせられました。素人だけど、私もお話を書いているから。
『告白』は(原作未読なため、映画限定で言えば)感情移入する隙間がないくらい、こうなんだ!って作りすぎてるからかな〜と思ったのですが、もしかして、冒頭で触れたように、私がオバサン化したせい…?と焦りを感じました。
家人曰く、オバサン化は『興味をなくすこと』なんだそうです。
私が『パーマネント野ばら』に惹かれたのは、同じ女性として感じる(興味を惹かれる)ところが多かったからで、『告白』が響かなかったのは、自身があの思春期の鬱屈を経験してきている筈なのに理解できず、どうしてああなるかな〜と諦め(どうせ通じないだろうな〜と)の境地で、まあどうせ、あれは現実とは違うでしょうよと片付けてしまっているからか? 
敢えて考えたのは、大事な者を奪われたらあれぐらいしたいだろうとか、言葉で言って分からないなら、分かるように同じ目に遭え(マンムラビ法典ですね)ってのは正解だ…とか。ラストの台詞が、もうどうにでも取れるの。それはそれですごい…。
あまりこちらの考える隙を与えてくれないお話のような気がしました。
(内容が違い過ぎて同列に語るのもどうかと思いますけど)
必ずしも面白い = 心に残るではないのですね。書く(作る)からにはそうありたいと思うけれど。
気になるので是非原作も読んでみようと思います。


さあ、かたい話はここまで。お次はBL漫画のご紹介。

野ばら (MARBLE COMICS)

雲田 はるこ / ソフトライン 東京漫画社

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あはは〜これも『野ばら』だ。ジャケ買いしたものです。
絵が、むか〜しの萩尾望都さんか、水野英子さんを彷彿とさせます。
見ていて、絵を描くことがすごく好きな方なんだろうな、と思いました。受の男性が、なよっとした感じの人が多いのですが、それはそれでなかなか素敵。すごく参考になりました(笑)
町の洋食屋の若旦那と、そこへアルバイトに来ている離婚寸前の子持ちの四十路男性のお話(ちょっとドキッとしちゃった)と、二丁目で働く心も身体も女の子になりたい子の恋の行方のお話。それと、旅先で出会った不思議な青年との道行きのお話。
自分でも書いてますけど、本当にゲイの人って悩みが多いのね〜って、哀しくも愛おしくなってしまいました。
どれも良いお話ですが、一番気に入った点はやっぱり絵かな。
キスシーンが素敵なんですよ(笑)
この幸せなキスの感じを是非文章にしてみたいと思うけど、やっぱり絵には敵わないかなぁ?


最後に非BL。最近友人とハマってます(笑)

裏切りは僕の名前を知っている (1) (あすかコミックスDX)

小田切 ほたる / 角川書店

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一族を裏切り悪魔を召喚した男と、その男を倒そうとする同じ召喚士の一族との千年に亘る戦いの物語です。
一族の力の要であり、前世の記憶を無くしたままの元お姫さまの男の子と、その愛ゆえに悪魔を裏切り一族に加勢する男との運命の行方は— BL臭漂う(?)素敵王道ファンタジーです。
(説明になってるかしら?)
絵は綺麗だし、いい男満載だし、BL要素アリアリだし、話も文句なく面白いし、も〜う言う事なしのお勧め〜。
台詞が良くて、心にぐっとくる。悪魔軍団なんて、軍服よ〜〜。
制服フェチにはたまりません…(涎)
続きが待ち遠しい。現在7巻まで出ています。
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by apodeco | 2010-06-30 18:50 | よろず感想文 | Comments(0)

 近所の公園に藤棚があって、ベランダに出ると風にのって藤の花の良い香りがします。
 四月は新しい環境について行くのがやっとの毎日で、気がついたら一回も更新できないまま、もう風薫る五月。連休も根津神社に身代わり(厄除け)の鈴を返しに行った以外ぼ〜と過ごして終わりましたが、取り敢えず人心地つけた感じで有り難い休息になりました。

a0095010_16143248.jpg 連休初日に、友人が久しぶりに訪ねてくれて、お土産にロールケーキを頂きました。
 名前は『信長』。漆黒のココア生地にレモン風味のクリームがたっぷり詰まった爽やかな甘みのケーキです。


「対になったケーキがあってね、そっちと迷ったけどこっちにしたの」とのこと。ちなみにそちらは白くて綺麗なチーズ味のロールケーキだそうで、名前は『蘭丸』。
 私が大爆笑すると「笑うと思ったんだ…」と友人は苦笑いしてました。だって、対のケーキが『農姫』とかじゃなくて『蘭丸』なんだ〜と思ったらおかしくて。え? そう思うのは腐女子だけ? そうかなぁ…。


 さて今回は、一回飛ばしてしまった『よろず感想文(非BL編)』その2

 まずは、その1の時ご紹介したかった作品で、刊行されて既に随分経ってしまったのですが…

さよならキャラバン (フラワーコミックスアルファ)

草間 さかえ / 小学館

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 草間先生の初めての非BLものの短編集です。私は草間先生フリークですから、BLであろうとなかろうと「ウハウハ」なんですが、ご本人は「これで良いのか分からない」とご謙遜なさってました。
 初めての少女(?)漫画ですし、全くBLを読まない読者の方からどう受け止められるか、やはり気になるところでしょうけれど、私にとってはとても先生らしい素敵な作品になっていると思いました。
 ちょっと懐かしくて、どこにでもありそうなのんびりした田舎の町(こういう場所とか家とか描かせたら右に出る者はいないと思う) “ 比良坂町 ” に住む人々の、とても些細でちょっと笑っちゃったり、じんわり暖かくなるような不思議なお話なんです。
 表題作は高校生の恋のはじまりのお話ですけど、全編を通した主役は、ちょっと奇妙な青年と喋る黒猫です。
 ざっくり言うと現代的怪談…だと思います。
 怪談って言うとすぐ「恨めしや〜」系の “ お化けの話 ” になっちゃいますけど、怪談とは恐らく、表現しがたい人の心の動きとか、目に見えないけれど何か感じるとか、或いは自然の脅威というものを物の怪の仕業にして表した物語なのではと思います。
 全部が全部怪しいものが出て来る話じゃありませんが、恋する気持ちも、よくない事が起こる前兆も、タイミングよく偶然が重なる事も、草間先生の手にかかると “ 怪談(不思議な話) ” になっちゃうんです。
 いつも凄いなと思うのは、拾ってくるモチーフは凄く些細な事なんですよ。それをここまで味のあるお話に出来るのは超絶技巧派作家(裏表紙にあったんですが凄い表現…)ならではでしょうか。
 でもね、それは先生が好きなものを描いてるからだろうな〜と思います。黒猫、眼鏡、蛇、金魚、サーカス、古代都市、夢、時計…。たぶんどれも大好きなんじゃないでしょうか。私も大好きです。
 是非是非、これからもBLの枠に止まらず、色んな作品を描いて頂きたいと思います。

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さてお次。『さよならキャラバン』を読んで、ピーンときたのがこちら…

百物語 (新潮文庫)

杉浦 日向子 / 新潮社

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 喋る猫が出て来る話があるんです。日向ぼっこしている猫が魚を干してるお婆さんに「ばばさん。それを、おれに食わしや。」って話しかけるの。猫って、100歳こえると化け猫になるって知ってます? 喋れるようになるそうです。そんで行灯の油を舐めるとか。
 杉浦さんの猫の絵がまた、ホントにポロッと喋りそうで。面白いですよ。
 一つの物語はとても短いもので、だいたい7ページくらいです。勿論、『百物語』ですから、100話あります。絵は上手ではありませんけど、人と物の怪が寄り添って暮らしていた頃、江戸時代の日本人の感性を見事に伝えてくれます。
 私が “ 怪談 ” について、前述した感想をもっているのは、この杉浦さんの『百物語』を読んだからなんです。人は時に物の怪のように愚かで、物の怪は人のように情深くあったり…。人はいつの時代も紙一重で生きているのかも知れませんね。妖ものに興味のある方でしたら、是非お勧めしたい一冊です。
 杉浦さんはお亡くなりになってしまいましたが、こうして残された優れた作品はいつまでも読み続けていきたいものです。

【追記】
 私はNHKの番組が好きなんですが、杉浦さんが江戸の歴史、風習についての解説コーナーを担当していた「コメディーお江戸でござる」をよく見ていました。
 杉浦さんは毎回素敵な着物姿で登場し、やさしい語り口で江戸の暮らしのあれこれを説明してくれるのが楽しみでした。お元気そうに見えたのですが、ずっと病気と共に過ごされていたようです。
 百物語の中では人の最後やあの世の事がいろいろ書かれていて、その頃の生死観を窺い知る事ができますが、昔も今も、余りに早い旅立ちは、どうしたって惜しんでしまうものですよね…。


a0095010_21123669.jpg最後に、物の怪漫画の決定版を2作品。連載中なので未読の方は是非!(夏にきちんとご紹介します!)

百鬼夜行抄 (1) (ソノラマコミック文庫)

今 市子 / 朝日ソノラマ

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物の怪漫画と言ったら、私にとってはこれですわ〜〜。
絵も話も何もかもが好きです。
王道です。人が取り殺されちゃったりしますし、物の怪がちゃんと怖いものとして描かれています。

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夏目友人帳 (1) (花とゆめCOMICS (2842))

緑川 ゆき / 白泉社

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アニメ化もされてご存じの方も多いかと。今更ですけどすごく良いので。
夏目少年が触れ合う妖ものとの日々です。彼の苦労は絶えないですけど、切なくてとても素敵なお話が多く、続きがとても楽しみです。



※あまり新しい作品がないのですけど、『いいものは、どんなに時間が経ってもいい!』の姿勢でご紹介しています。どんなに『いい』のか伝えきれていない気がして、最近はもんもんとしちゃうんですけどね…。
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by apodeco | 2010-05-09 18:06 | よろず感想文 | Comments(2)

a0095010_22261113.jpg お久しぶりです。2010年になって初めての書き込みです。うかうかしていたらもう三月ですものね、随分長いことお休みしてしまいました。
 近況報告しますと、一月、二月は(消極的)就活に明け暮れ、萌のない生活を送ってました。三月になってトイレの改修工事とか、家人の入院など落ち着かない状態もプラスされ、更に萌のない日々でした。
 人間、衣食足りて何とやらで、趣味の事も生活の安定がないと出来ないものなんですね〜。おまけに、
「お湯の温度は39℃〜!」「電気代節約のため0時消灯〜!」「トイレットペーパーは10cmまで!」とか家人に家庭内仕分け?され、煩いのなんの! もう、創作どころじゃありません。

 家人が腎臓結石で入院した時は『天誅!』と心の中でほくそ笑みましたが、腰の辺りを押さえて「うっ!」と身悶える(痛いみたいですよ〜)姿はちょっと気の毒でした。
 ここ20年の間に3度目ですから、いい加減自分の体調管理くらい出来るようになろうよ…と、全くの他人事だったのですが、腎臓結石になった猫の飼い主さんが「エサの管理が出来なかった私の責任ね…」って嘆いているのを小耳に挟んで、ちょっとギクギクしてしまいました。
 エサ…じゃない、食事作ってたのは私ですが、そう言えば貧血の薬が効いてなくて、お医者さんに注意されたんですよね〜。「煎茶で薬飲んだり、ほうれん草ばっかり食べたりしてないよねぇ?」って。
 食べてました…安かったんだもん(煎茶で薬も飲んでたよ…馬鹿ですね)。ほうれん草は食べ過ぎると貧血にも悪いのですが、石も溜まるらしいです…(食べ過ぎると、ですよ。念のため)。
 でも、ポパイみたいにモリモリ食べてる訳じゃないし、1ヶ月くらいで1cmの石が出来る訳ないものねぇ…と知らない振りを決め込みました。

 そんな萌の少ない2010年の始まりでしたが、そんな生活、耐えられるか〜と、行ってきましたよ萌スポットへ!!

 まず一つ目は、J.GARDEN28
 ヘソクリかき集めて買いまくりましたよ、ええ! 普段我慢ばかりしていると、あぶないぞぉと思うくらい欲しくて欲しくて仕様がない。途中から心の中で『駄目!我慢!』と唱えながら見て歩いてました(笑)
 今回は友人も一緒でしたので、思う存分萌語りをして楽しかったです。購入した同人誌や、お目当てのサークルさんについて書きたいのですけど、やっていいものなのか迷うところでして…。許可が貰えたらやってみましょうかね。

 二つ目は、スタジオライフの『トーマの心臓』です。
 友人が半年も前に予約してくれたんです〜。前から観たかったんですけど、今回ようやく観られました。
 ご存じの方が多いと思いますが簡単に説明しますと、この劇団には歌舞伎みたいに男優さんしかおりません。女性の役も男優さんが演じます(特に女性らしく演じてないんですよね・笑)。『トーマの心臓』以外にも『マージナル』や『カリフォルニア物語』、『アドルフに告ぐ』など、漫画原作のとても面白そうな演目をやっております。(注:もちろん、ブロードウェイの劇やシェイクスピアもやります。東野圭吾原作『白夜行』もあります。面白そう)

トーマの心臓 (小学館文庫)

萩尾 望都 / 小学館

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 さて、『トーマの心臓』ですが、ご存じの通り萩尾望都先生の名作です。内容に関しては言わずもがなでしょう。読んでない方はこの機会に(何の機会だか)是非どうぞ。
 舞台の設定だけ説明すると、中高生くらいの年齢の男の子が学ぶドイツの寄宿学校でのお話で、多感な少年達が愛に悩む姿を描いています。少年同士のお話ですが、私はこれをBLや少年愛の視点で読んでいません。友情と信仰、家族愛、もちろん恋愛感情もあるのですが、人が生きるには愛が必要で、その愛についての様々な形が描かれているのだと思っています。

 この繊細で複雑なお話を舞台にするんですよ。期待しつつもおっかなびっくりな感じでした。日本人の大人の男性が思春期の子をやる訳ですから、所謂 “ 赤毛もの ” です。すっぽり入り込むのは難しいだろうな…と。
 でも、そんな不安は杞憂でした。原作にとても忠実で、よくここまでまとめられたな〜と感心しました。ものすごく長かったですけど飽きませんでしたし、要所要所をしっかり押さえてあって感動的でした。
 ただ、ユーリとエーリクのイメージが私のものと違っていたのがちょっと残念。エーリクは素直で幼すぎる気がするし(エーリク=トーマとしてるなら分かるけど)、逆にユーリはもうちょっと少年らしい部分が欲しかったかも…。原作の『トーマの心臓』に強い思い入れがあると素直に観られないのかも(笑)
 まあ、それはそれとして、二人とも素晴らしい熱演を見せてくださったので、とても楽しめました。(キスシーンもあったよぉぉ

 誘ってくれた友人をはじめファンの方は、ご贔屓の男優さん演じるユーリやエーリクを楽しんでいるようでしたので、その男優さんの個性に合わせた解釈をしているのかもしれません。
 そういう意味ではバッカスなんか、相当違うぞと思うのですが、これはこれでとても良かったし、オスカーサイフリートも素晴らしかったです。彼らの演技で舞台が締まる感じがしました。
 演劇が良かったか悪かったかは、あの只の箱(舞台)から物語の世界へ引っ張りこまれるかどうかで決まります。私にとっては演技が上手いか下手かより、情熱が感じられるかどうかが一番気になります。
 役者さんだけじゃなくて、作り手のエネルギーが感じられると、いつの間にか客席まで舞台の上のような…劇場の空気が一つになっちゃう気がするんです。美内すずえ先生の『ガラスの仮面』ではありませんが、そうなるともう夢心地。本当に気持ちが良いのです。

 スタジオライフの公演は、作り手の息吹が熱く感じられましたし、とても完成された舞台ですので、機会があったら是非観劇して頂きたいと思います。
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by apodeco | 2010-03-24 22:31 | よろず感想文 | Comments(2)