本当は先週『腸閉塞』について書こうと思っていたのですが、書く時間がとれずヌードクロッキー会の日を迎えてしまったので、今回はこのクロッキー会のレポートです。

さて、なんで私がこのヌードクロッキー会に参加したのか…と申しますと、初心にかえろうと思ったからです。
もともと、このブログはお絵描き発表の場として始めたんですが、最近はとんと描いておりませんでした。描かない理由は『下手だから』。もうね、下手だな〜と思うと途中で嫌になっちゃうんですよ。
それで、ほとんど読書感想ブログと化していた訳ですが、前回書きましたとおり、人生いつ何が起きるかわからないので、『死ぬまでにやっておきたい事』として、『同人活動の集大成としてBL漫画を描きたい!(漫画は無理でも絡みの耽美イラスト描きたい!)』→『絵の勉強をしなくちゃ!』となった訳です。
もっちろん、男性モデルさんオンリーヌードクロッキー会だったから、というのが大きいですが…。

こちらの勉強会はツイッターで見つけました。
講師は甲秀樹先生です。男性(のみ)を描く画家であり、人形作家でもいらっしゃいます。絵はもちろんお人形も超好みで、是非参加したいと思いました。
場所は渋谷にあるポスターハリスギャラリー。参加者は25名ほど。男性女性半々くらいでしでしょうか、初心者から美大生まで年齢もまちまちでしたが、ヌードですので18歳以上の方のみです。
モデルは全部で4名。全員若〜い男性で、3名が細身(といってもちゃんと筋肉がついてる人ばかり)、1名がマッチョ(ボディビル&ダンス&お笑いをしているという、ユニークな人)でした。
まず先生の自己紹介があり、クロッキーについてレジュメを使った説明を受けたあと、早々にクロッキーに入りました。
私はイラストを描いていると言っても、デッサンを習った事もありませんし、クロッキーなんて中学校の美術の授業以来です。心配だったので事前に初心者でも大丈夫との確認を取っていても、すごい緊張しながら10分間のクロッキーを2回描く間、先生が個別に指導して回ってくださり、「できるだけ余分な線をなくし、迷わず線を引く」事と、「上手く描こうとしない」とのご指摘を受けました。
結構スパルタで、2時間半の間に5分休憩が2回とおトイレ休憩が2回の他は、5分間と3分間のクロッキーを12ポーズ、最後に15分間の2名絡みを1ポーズと、目一杯描かされました。私の集中力は2時間しか保たないので、最後は目がしばしばしてかなり辛かったです。
もうね、身体の形をとらえるのが精一杯で、筋肉のつき方がどうの、立体感がどうの、モデルさんの特徴を出すだの生きた線がどうの…なんて無理。
なにせ、↓こんな感じですもん。

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「なぞりは駄目よ、生き生きとした線を描かなきゃ!」
という説明もあったんですが、初心者には無理な話…でも、一番初めのぐちゃぐちゃした線は取れて、最後の4ポーズは描くのがとっても楽しかったです。特に背中とお尻のラインから足。お尻と足を描いてるときは、脳内でα波出てるわ〜〜と自分でもわかるくらいで、とっても楽しく描けました。
4人の身体を描いてて思ったのは、ついてるもんは同じでも、身体の出来方がぜ〜んぜん違うって事です。当たり前なんですが、「人間って、唯一無二なのね〜」と改めて感じました。いや〜、人体ってホント素晴らしい。
そして面白い事に、今回が特別なのか分かりませんが、終了後にモデルの一人で役者志望の方の詩の朗読がありまして、こちらもとても良かったです。そのあと、希望者さんへの批評と説明が続き、最後に自由参加の懇親会(有料ですが、お酒やソフトドリンクが頂ける)もあったりして、大変盛りだくさんなワークショップでした。

このクロッキー会は、定期的に催される訳ではないようですが、興味のある方は絵楽塾で検索してみてくださいませ。



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# by apodeco | 2014-04-14 00:01 | 男絵 | Comments(0)

季節はどんどん移り変わっていきますね〜。
2月は雪、一ヶ月おいて4月は春爛漫、桜の見頃を迎えました。

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新しいお仕事をはじめて半年、ようやく有給休暇がついたので本日はお休みを頂き、通院の帰りに近所のお花見スポットを散策して来ました。
今の住まいは遠出をしなくても桜を楽しめる場所があるので有り難いです。いや〜、今年も桜を眺められて良かった…とつくづく感じました。

さて、退院してから約3ヶ月ほど経ちまして、お腹の調子は概ね良好です。以前のように、一週間のうち半分はお腹壊していた状態から比べたら非常にイイ感じ。
時々お腹の傷口が痛むのと、一日一度きちんと排便できなかったりすると、次のお通じの時にちょっと経験した事ないような(故に上手く説明できない)痛みを感じる時がありますので、まだまだ漢方薬(大建中湯・便秘に効く薬)は必需品です。
便秘ではないんですが、とにかく詰まらせないようにしないと! 何故なら、退院する時にお医者さんから「また、なるよ…」と呪いのように何度も言われたんですよね…。
恐いですよ〜〜、本当に辛かったんです、この病気。見舞いに来てくれた叔母に、世田谷の豪徳寺の招き猫さんは「本当にご利益あったよ」と聞いた途端、願掛けしに行っちゃいましたからねー。もう絶対、なりたくないです。
そんなツラ〜イ入院の模様を、こちらでセキララに綴っちゃおうと思っていたんですが、語って聞かせた相手の口元がみんな “ への字 ” になっちゃうので、次回は腸閉塞について、よく聞かれた事をまとめて “ オブラートに包んで ” 書こうかなと思っています。

でね、実はここからが本題なんですが…
この病気で「死んじゃう!」と思った事はないんですが(二度目ですし)、人間いつ何があるかわからないので、『やりたい事は何でもやっておこう!』という思いを新たにしましたのよ。そこで…

【やりたかった事、その1】
こちらの住まいになってから、ずーっと飼いたかった猫を飼う事にしましたので、ご紹介します。

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チャイ(♂)

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マル(♀)


八ヶ月の兄妹猫です。
これからこちらの二匹の話題も増えると思いますので、どうぞお見知りおきくださいませ。元気いっぱいで色々とやらかしてくれます。大変ですね〜生き物は。でも、二匹とも、とても人なつこくてスリスリ甘えてくれるのでとても可愛いです。

【やりたかった事、その2】
4月12日に男性ヌードデッサン会に参加して来ます!
こちらの模様はセキララにご報告したいと思いますので、お楽しみに!!


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# by apodeco | 2014-04-01 16:05 | 散文 | Comments(0)

ご無沙汰しておりましたー。
前回の更新が10月で、こちらでは新年のご挨拶もしていなかったのに、2014年も既に2月でございます。インフルエンザが流行していたり、関東ではうん十年ぶりという大雪に見舞われたりしておりますが、みなさまお変わりなくお過ごしでしょうか?
近況報告しますと…
秋口から新しい仕事に就きまして、慣れるまで更新が間遠になっていたのもありますが、なんと、12月21日に腸閉塞で緊急手術を受け、1ヶ月ほど療養生活を送っておりました。
10月になった腹痛はストレスとかじゃなくて、原因のはっきりした腸閉塞だったのに、小康状態になったからと放置していたので、すっかり悪くなってしまったみたいです。
おへその3cm上から下に向かって15cm切開し、癒着して壊死しはじめていた小腸を10cm切り取るという手術を受け、痛いは苦しいはで大変だったのですが順調に回復し、1月27日から仕事にも出ております。
めったにない体験をしましたので(萠は全くないですが)包み隠さず書かなきゃ〜と思っています。
でもその前に、今回は友人が参加している『ねこの雑貨にゃ』展に行って来ましたので、こちらをご紹介をしたいと思います。

『ねこの雑貨にゃ』
アジアン雑貨 Oriental Heart(オリエンタルハート)ミニギャラリーにて
2月7日〜19日まで。
営業時間(平日・土日祝日とも) 11:00〜18:00
木曜休み。
場所は、腐女子のメッカ・乙女ロードのある池袋より、西武池袋線『石神井公園』駅下車、南口より徒歩3分です。石神井公園へ向かう大きな通り沿いにあります。目印は『ほかり食堂』(お隣です。看板出てますでしょ)

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ちょうど近所に用事があったので、大雪の日に行きました。寒かったけど、新雪の道を歩くのは楽しかったです。
昨年も同じ時期に開催されていて、こちらでご紹介していますが、今年もぬいぐるみ・羊毛フェルト・陶器・写真・キルト・あみもの他、バラエティに富んだ素敵な『ねこの雑貨』がいっぱいでした。

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左の写真2点は友人の作品

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3Dアートや、
切り絵とかもありました

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ポストカードとフェルトのかご入り子猫

今回はこちらの2点を購入しました。
ちょうど片手に載るくらいの、かわいい盛りの子猫の大きさです。足の肉球がピンクでキュートだし、胸のところはぽわぽわ柔らかいし、とても気に入ってます。
ポストカードの猫さんは、ロシアンブルーのジュリアちゃん、♀。美猫でしょ〜。ポストカードのほかにノート(メモ帳かな?)もありますよ。

また、こちらのギャラリーのある商店街では、展示会と同じ期間中『ねこフェス』が開催されております。
ねこをテーマにした「アート・マーケット&作品展」というもので、石神井近郊在住のアーティストによる『ねこ』の作品が、いろいろなお店に展示されています。
スタンプラリーも実施されていますよ。無理にお店で商品を買わなくてもOKです。「作品見に来ましたー」と言って、台紙にスタンプを押してもらいましょう。10個揃えると先着200名様に記念品がもらえるそうです。

まだまだ寒い日が続きますが、石神井公園の駅舎が新しくなって周辺は食べる所も充実してますし、石神井公園ではボートに乗れるので(寒いけど!)、是非是非お出かけくださいませ。


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# by apodeco | 2014-02-11 00:48 | ご紹介 | Comments(2)

最近、平日は仕事から帰って飯食ってフロ入って寝る…しかない生活を送っているので、やっぱりじっくり書く時間ないんですが、なんかもう、ちょっとでも書きたくて仕方ないので、ブログ更新します!

前回の続きで、草間先生の非BLものと、BL本のご紹介です。
ではまず、非BLもの『うつつのほとり』

迷信話集 うつつのほとり(クロフネコミックス)

草間 さかえ / リブレ出版

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版元はリブレ出版なんで、最初は久々のショタものか!(ごめんなさい…)と思ってしまいましたが、全然違った(笑)
【クロフネコミックス】というオールジャンルのレーベルを創刊したのだそうで、そのレーベルでの草間先生の初コミックスになります。
他の作家さんの作品は未読なので、まだ何とも言えませんが、大人のまんが好きのため…とのうたい文句があるので、ちょっと期待していますよ、リブレさん。
…で、こちら『うつつのほとり』ですが、草間先生の非BL話では、私は一番好きかも。
先生お得意の昭和初期のお話です。主人公は、母親の静養のため東京から山がちな村へやって来た少年・敬(たかし)くん。小学校低学年くらい…でしょうか、おっとりとした母親思いの優しいお坊ちゃまです。
彼はすぐに田舎に馴染んで、友だちも沢山できますが、村に着いて最初に見かけた赤い髪の少年・弥七(やしち)が気になって仕方ありません。
だけど、弥七は村の嫌われ者で天狗と噂されているいわく付きの少年。友だちになろうと近づく敬に、弥七自身も自分から遠ざけようと邪険な態度をとるのですが、聡明で真っすぐな敬に心を開き、ふたりはこっそり山の中で交流を深めます。
山のお寺の寺男として暮す弥七は、学校へは行っていないけれどとても物知りで、敬に自然についていろんな事を教えてくれます。
こうして田舎で暮らしながら、日々成長して行く敬の物語なんですが、単なる静養だけではない母親の事や、村の大人や子どもたちにまで広がっている弥七に対する偏見などに、心を痛めたりする敬の様子がいじらしく、そして、とても考えさせられます。
タイトルに【迷信話集】とついていて、帯やあらすじにも田舎ならではの迷信や風習の謎を解く…とあるんですが、一番大きな迷信は、人々の心の中にある【無知と偏見】だと思います。その “ 迷信 ” に真っすぐな心で向かって行く敬に、心弱くなっていた母も励まされて…。
本当に、心があったかくなって、幸せな気分になれる素敵なお話です。それに、先生の描く奇麗な日本の風景がとてもいいんですよ〜。一本の映画に撮ったら素敵だろうな…と具体的に映像が思い浮かぶくらい。
非BLでも、やっぱり草間先生だわ…という、心洗われる逸品ですのでお勧めです!

【余談】 青梅の毒
毒…と言えば、お話の中に青い梅の実は毒だというのが出てきます。実家で梅酒を漬けていたので、子どもの頃から毒の事は知ってましたが、1、2個食べたくらいなら大丈夫との事。大人なら300個くらい食べないと死なないんだそうです。
だけど青梅って、どう見ても美味しくなさそうですよね。とても良い香りがするけど、渋柿みたいに口の中が酷い事になりそうなイメージが…。
(渋柿食べた事ありますよー。焼酎に漬けたのに渋が抜け切ってなくて、口が曲がりました。しばらく何食べても美味しく感じませんでしたね。渋柿は干し柿にするに限ります)
なのに、うちの母方の祖母はこの青梅が大好物で、ガリガリ食べていたんだそうですよ。青梅の毒と聞くと、無条件にばあちゃんを思い出すのですが、どんな味がするのか聞いておけば良かったなぁ。


さて、お次はお待ちかねのBLものです。
25日に発売されたばかりの、『明け方に止む雨』

明け方に止む雨 (キャラコミックス)

草間さかえ / 徳間書店

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こちらは3つの恋の物語です。
前半分が日本のお話で、裁判所にお勤めの書記官・里村と刑事の結城のお話、里村の同僚で事務官・山田とお隣に住む高天のお話。
後の半分がイギリス…でしょうね、地主の三男坊・ジョゼと、じい様のせいで逼塞して絵を描いている男・アーサーのお話です。
日本人のお話は、特殊なお仕事に就いているメンズばかりで、仕事と同じくらい各人が特殊というか、ちょっと変わってます(笑) 
つい最近、友人と『この世の中の半分の人は、生きて行くために必要に迫られて選んだ【職業】に就いていて、自分がやりたいと望んでその【職業】についている人は少ないね…』と話したばかりで、この年になると働けさえすれば良いかと割り切りも出来るけど、働く事は人生の命題のひとつですから、やっぱり色々と思うところが多いです。
自分の天職を探していた20代の頃、『職業選択の自由、アハハン♪』(『憲法第22条の歌』っていうのだそうですよ)という印象的な歌を歌う就職情報誌のCMがありましたが、本来は人が職業や仕事を決める時、「働ければ何でもいいや!」なんて思わないし、自分の望みや適正を鑑みて選びますよね。特殊な職業であればあるほど、その職業に相応しい自身の思い入れが必要になると思うのですよ。だって、ちゃらんぽらんで正義感もないのに、いきなり「刑事になろう!」とか、「裁判所に就職しよう!」なんて思わないし、就けませんものね。
だから、裁判所にお勤めの山田と里村は、自身の職業に見合った性格をしています。それ故か、ちょっと突飛な行動に出がち。普通はいくらタバコの臭いが変わってるからって、山田みたいな事は考えないだろうし、高天みたいにバラの花の縁(えにし)をドキドキしたりする方が普通でしょう。
里村だって、気持ちは分かるけど、『オイオイ、そう出るか…』と鼻血のシーンでは笑いました。顔に似合わず血の気が多いのかしら。すごくいいです、鼻血!(そして、先生のあとがきに大笑い。私はそこまで考えなかったけど、確かにこれは酷いかも…)
対するお相手、刑事の結城はモノローグで語っていますけど、自分をよく分かっている男です。はっきり言って、山田と里村から「怪しい男」と散々な言われ方をする高天が、一番普通でマトモな人です。
そんな4人が、草間先生が仕掛けた疑惑と真実を明かす過程で、惹き合って、絡まり合って…恋に堕ちる。一体どんな疑惑と秘密があるのか、特に鼻血が気になる方には、是非お手に取って頂きたいと思いますが、個人的にはアーサーとジョゼ、二人の画家のお話の方が好きかも。
絵が好きという共通点で自然に惹かれ合う所も良いし、可哀想なんだけど逃避行へ走る所なんかロマンチックで、(全然違うけど)映画『モーリス』を思い出しちゃいましたよ。
作中に出て来る海の絵は、ギュスターヴ・クールベの『波』かなと勝手に想像してますが、その海の色とジョゼの瞳が同じ色だと言うシーンが素敵で…。初めての外国ものとの事ですが、もっと描いて欲しいなと思いました。

【余談・その2】 映画と、あわ〜い不思議BL本
アーサーのように、誰々の身内だから…と残酷な仕打ちをされてしまう映画を思い出しました。

愛と宿命の泉 PartI フロレット家のジャン デラックス版 [DVD]

ジェネオン エンタテインメント

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フランス映画で、邦題『愛と宿命の泉』です。パート1とパート2に別れた長いお話で、こちらパート1の『フロレット家のジャン』というのが、フロレットという女性の息子のジャンという意味で、母の生まれ故郷に妻と娘をともなって街からやって来たジャンが、ある男の策謀によって不幸な事故で亡くなってしまうまでのお話です。
パート2の『泉のマノン』で、ジャンの娘マノンがこの策謀を知る事となり、ある方法で復讐を遂げるのですが…最後の最後に「じぇじぇ〜〜っ!」どころじゃない真実が明かされて、すごく哀しくなっちゃうお話なのでした。でも、エマニュエル・ベアールが奇麗ですしね〜、イヴ・モンタンもジェラール・ドパルデューも素晴らしいし、何より面白いのでお勧め致しますわ。

あとね、兄弟に死なれちゃう里村の境遇と似たようなお話で、すごく不思議なBLがあるのでご紹介。

ロマンスの箱庭 (F-BOOK comics)

伊東 七つ生 / ブライト出版

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全部で5話の短編集。どのお話も恋愛になるのかな…? という淡いBLものなので、がっつり挿入がないダメ!という方にはお勧めできませんが、私の好きなレイ・ブラッドベリに繋がるようでいて、この方独特のファンタジーなんでしょうね、不思議なお話が多くて面白かったです。
お勧めは、霊が見えて困っていた友人にキスされたら、霊感が移っちゃったという『うつしがみ』と、人付き合いが下手で灯台守をしていた兄が自殺してしまい、遺品を整理しに灯台へ来た弟と、そこへちょうど訪ねて来た兄の友人だという男と兄の思い出話をする『光達距離』。短い話の中に、相手を思う気持ちがじゅわーっとあふれてて、温かい話でした。
人の想いを知るとか、秘密を知る、というのは、やっぱり重い事だと思うのですよ。でも、知らないより、知った方が先へ進めるのかな…と、考えさせられた『明け方に止む雨』と『光達距離』でした。

さあ、秋の夜長は楽しい読書。次回も何か良いお話をご紹介したいと思いますわ。
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# by apodeco | 2013-10-27 22:48 | よろず感想文 | Comments(1)

良いお天気に恵まれた連休でしたね…。
せっかくの長いお休みなので、さあ、お話書くぞ〜と思っていたのですが、また詰まりました、腸が。
土曜の朝方から珍しく胃の辺りが痛くて、疲れたせいかな…と思ってたんですが、痛みが段々下の方へ移動してきて、夕方には吐き気をともなう腹痛へ。
だけど、出ないんですよね〜。これはまたしても腸閉塞か…と思いつつ、ギリギリまで我慢して、何とかお腹の中身は自力で出せたのですが、口から水分とれなくて脱水症状起こしそうになり、救急車…を呼べば良かったんですけど、すごい迷惑かかるので、車で夜中に近場の救急病院へ向かいました。
(ちなみに、病院へ行った方がいいか、♯7119に電話して相談しました。夜間に病院へ行くべきか、救急車を呼ぶべきか迷った時は相談すると良いですよ!)
病院でCT撮って、やっぱり詰まりかけてたのが判明しましたが、幸いな事に中身が出たので、今回は鼻からチューブ人間にはならずに済みました…が、たった一日で3キロ痩せました。要は、それだけ詰まってたって事ですよ〜恐ろし〜。
しかも、お腹だけじゃなく懐も痛い思いをしました。点滴とCTとお薬と夜間診療代で15,000円ですよ!! とは言え、診察を終えたのは午前2時で、お医者さんと看護士さんには感謝致しました。
原因は相変わらず不明ですが、おそらく『ストレス』と『運動不足』です。体育の日だというのに、70代の筋力はアップしているというのに、その70代の人がなりやすい病気にかかっちゃう40代…。
さすがに反省しまして、腸は身体を動かさないと動いてくれないので、翌日から普通に生活してますが、おかゆを少ししか食べられないので、すぐ疲れちゃうんですよね。
休み休み掃除なんぞをして過ごしましたが、ちょうど近所の天祖神社の秋祭りで、お囃子の音がどんチャラ、どんチャラ楽しげに聞こえてきてね、切なかったですわ。だって、行ってもな〜んにも食べられないんですから。やっぱり健康第一ですわね。とほほ…。


さて、そんな切ない思いをどうにかしようと、よろず感想文を更新。
もうすぐ草間先生のBL本が出るので、その前に非BLものを書いておかないと…って事で、発売から半年経ってしまいましたが…『タケヤブヤケタ』でございます。
怪文書ではありません。こちらは草間さかえ先生の少女漫画2作品目ですね。

タケヤブヤケタ (フラワーコミックス)

草間 さかえ / 小学館

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大正時代の火消しさんの物語です。本の帯には『火消し恋愛ロマン!』と書かれてますが、ちょっと違う…気がします(笑)
もちろん恋愛要素もあるんですが、ある特殊な事情を抱えて火消しになった青年の日常と、精神的葛藤の物語です。青春モノ(?)だと思います。
先生らしく色々仕掛けがあるので、いきなり大正時代からは始まりません。平成時代、この火消し青年の玄孫(やしゃご)で、高校生の智宏が異常なまでの『火嫌い』なんですが、それはどうやら血筋らしい…というところから、智宏のひいひいじいちゃんにあたる松岡仁の物語が始まります。
仁の大正時代のお話は快活で小気味よく進んで行きます。消防学校を卒業したばかりで、超個性派ぞろいの消防署に配属されての、てんやわんやの日常や麗しのマドンナの登場なんか、夏目漱石の『坊ちゃん』みたいだわと楽しくなりましたが、当然、ただ面白いだけでは終わらないのが草間先生の漫画で、仁青年が消防士を目指した理由 — 人生を左右するほどの、どうしても知りたい真実 — が明らかになる過程が先輩消防士を巻き込んで、ハラハラドキドキもので展開されるんですよ。
そして、いつもと変わらず、超good! なのが、町並みとか下宿生活とか(昔の下宿生活は『やぎさん郵便』にも出てきますが、私は個人的にすごく興味深く読んでま〜す)、消防署の中などの細かい描き込み。見てるだけでも楽しくなります♪
登場人物の8割が男…という、草間先生の魅力満載ですので、未読の方は是非どうぞ!

次回も草間先生の非BL その2 『うつつのほとり』です。
(長く座ってられないので、書き切れんかったです…)


【追記】
夜中にやっていたので、ヤマトの復活編を録画して観ました!
内容に関しては「…………(何も言うまい)」という感じなんですが、古代進の山寺宏一さん、野太い声でデスラー総統とは全然ちがーう! よくこんなに色んな声が出せますよね。所々、富山敬さんに似てるなあと思う時もあって、ちょっと懐かしい気がしました。
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# by apodeco | 2013-10-15 01:04 | よろず感想文 | Comments(0)

a0095010_23263099.jpgもう…季節は秋でございます。また、うかうか5ヶ月も間が空いてしまいましたが、皆さまお元気でしょうか? 
写真は散歩に行った公園の池のほとりに咲いていた赤と白の彼岸花です。白い彼岸花、珍しいですよね? 最初は色が抜けちゃったのかと思いましたが…蕾も白でした。白も清楚な感じでとても奇麗です。

さて、この5ヶ月間、何をしていたかと申しますと、5月〜7月まではパソコンスクールに通っておりました。これでようやくMAC使いから、WIN使いへ移行する事が出来ましたので、とっても役に立ちましたが…
朝から夕方まで1コマ50分を6時限目までという体制で、ビッチリ1週間授業を受けるのは、それこそ数十年振りですのでね、やっぱりイロイロ大変でした。
通いはじめて早々、しつこい風邪にかかったり、腹ぴーが酷くて、もうね、痛いの通り越して、新たな境地へ開眼してしまうかも…と不安になるくらい。その昔、別冊宝島の『変態さんがいく』を愛読してましたが、ついにお仲間になったかと思いましたわよ。それくらい体調最悪だったんですが、休むと6時間分進んでしまうので、しばらくふらふら状態で通っておりました。
7月になってやっと落ち着いたんで、何とか無事に終えられてほっとしたんですが、8月は頑張り過ぎて燃え尽きた暑くて暑くて元気が出ない状態で、グッタリしておりました。
冷房の利いたお部屋で、本家用のBL話だけはぽつぽつ書いていたんですけど、コミケにすら暑過ぎて行けませんでしたのよ…。あの日差しは本当に危険でしたよ! 皆さん大丈夫だったんでしょうかね?
9月に入ったら入ったで、お天気が悪くて大変でしたよね…。彼岸を過ぎてぐっと秋らしくなりましたけども、今度は涼しいのを通り越して寒いくらいですし…。まあ、とにかく過ごしやすくなりましたので、ようやく重い腰を上げたと言いますか、要はグダグダと過ごしてしまった訳ですね…スミマセン。
そんでもって…
また新たなお仕事を始める事になりまして、慣れるまでは更新できない状態が続くかと思います。(本家の更新も遅れます…汗)でも、半引きこもり状態だったこの5ヶ月よりは、少しはマシになるのではないかと思われます。
いや〜…元気が無いと言葉も出ないぞ…って感じで。
通学ストレスに耐えるためにヘソクリはたいてBL漫画をごっそり買い込んだので、ご紹介したい本はあったんですけども…。追々ご紹介したいと思っております、ハイ。

【ちょっとだけ萌えバナ〜】
BLではないですけど、こちらでちょこちょこ触れていたアニメ『宇宙戦艦ヤマト2199』がついに終わりを迎えますね。登場人物も多いですし、誰が主人公なのかな〜?と思うほど、広く浅くなった気もしましたが、それぞれのエピソードが上手くまとまっていて良かったと思います。
年をとったせいでしょうか、誰が一番カッコ良かったかと言うと、もう断然、沖田艦長でしたね〜。デスラー総統は残念な人になってしまったし…。でも、声優の山寺宏一さんはすっご〜く良かったです!
さすが男】ですね。伊武雅刀さんよりは軽い感じでしたけど、女顔のデスラー総統にはぴったりでした。俳優として松潤が出ていたNHKのドラマにも出てたんですが、普段の声と全然違う…。そういえば、アンパンマンのチーズ(あん、あんってしか言ってないけど)もそうだし、ものまねも上手いんですよね。富山敬さんに似せた声で山寺さんが古代くんをやったのがあるそうなので、そっちもぜひ見てみたいです。
ヤマトはどのキャラクターも声がすごく合っていて、それも良かったな〜と思います。やっぱり声が合ってないと見ていて気持ち悪いですからね…。声が駄目で見られないアニメもありますのよ、本当に。
また、萌えを与えてくれるアニメに出会えるといいなぁ。
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# by apodeco | 2013-09-29 13:53 | 散文 | Comments(0)

ゴールデンウィークですね〜。良いお天気続きで皆さまお出かけになったかと思いますが、私はいつも大掃除に当てているんですよね。でも、今年は指を怪我してしまい痛くて雑巾も絞れないので、私も珍しく遊びに行って参りました。

a0095010_16455846.jpg『第37回 2013 日本ホビーショー(第6回ホビークッキングフェア2013同時開催)』です。ホビーショーと言うと、模型やフィギュアの方を想像しますけど、こちらは手芸などの手作りするためのあらゆる素材を展示・販売しているのですね。
NHKの『おしゃれ工房』でやっているような作品が、これを使うと作れるよ〜という完成品の展示と素材の販売、そして体験教室があっちこっちで開かれています。
どんなのがあるかと言うと、例えば上の写真はタミヤの《スイーツデコレーション》の展示。食品サンプルかと勘違いしそうですね。こんなのが作れちゃう。他にも、ビーズとかリボンとかレースとか…手芸って奥が深いねぇと感心しました。


a0095010_172363.jpgで、趣味を極めるとこんなすごいのが出来ちゃうよ〜という見本がこちら。
第23回のホビー大賞作品です。すいません、タイトルは見て来ませんでしたが、和紙で歌舞伎小屋を再現しているんですよ。凄かったですよ。お人形は12cmくらいでしょうかね。町のにぎわいや演目の鳴り物の音さえ聞こえてきそうなほどです。他にも受賞作品がありましたが、どれも凝っていて見ていて楽しかったです。
ホビーの世界は侮れないわ…。
そうそう、全然ホビーと関係ありませんが、個人的に萌えたのが、若くて奇麗系のバイヤーの男性が海外の刺繍糸の展示ブースで、古いレース編みのデザインを熱心に見てた事。1900年代当時の貴重なもので素晴らしかったんですが、オバさんの中に混じってじっくり見てましたね。リーマン系のお話に使えそう…と、しっかり脳裏に焼き付けました(笑)


a0095010_1734018.jpgそして、こちらはザクとうふ。
なんでホビーショーに?と思われますが、ホビークッキングフェアと同時開催なので、お醤油屋さんですとか、お寿司屋さんですとか、アイスクリーム屋さんなどなど、こちらもあらゆる食品会社さんが出店してまして、もちろん販売もしてますので、お食事エリアでその場で食べられます。私のように胃腸が貧弱でない方々がぱくぱく召し上がってましたね。
私は夕食用にこちらのザクとうふ(枝豆)と、若狭の焼き鯖寿司を買って帰りました。
来年の開催は4月24〜26日の3日間です。体験教室はすぐ定員一杯になってしまうので、早めに行かれた方が良いですよ。私のように体力に自信のない方は、3日間共通券を購入された方がお得だと思います。
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# by apodeco | 2013-04-30 22:51 | ご紹介 | Comments(0)

a0095010_22512618.jpg今年はとても早く桜が咲きましたね。
咲き始めにお花見に行きました。映画『夕凪の街 桜の国』のロケ地になった桜並木です。普通の河川敷なんですが、とても長くて奇麗です。毎年ここの小さな橋の上で、家族で記念写真を撮る事にしています。人生いろんな事が起きますけれど、今年も無事に撮影できたので、それだけでも良かったな…と思いながら、桜の花を眺めておりましたよ。
春は終わりと始まりの季節です。また新しい生活を頑張って始めたいと思いますわ。
人生の転機(大げさ)があり、いろいろ忙しくて更新遅くなりましたが、今回はJ.GARDEN34のレポートでございます。


a0095010_20551927.jpg3月3日のひな祭りに開催されました、J.GARDEN34に行ってきました。
今回はちょうど女の子のお節句に当たったから(?)か、企画ものがたくさんありまして、内容も充実したものでした。
但し…そのために、ちょっと勝手が違ったといいますか、ゆっくり回れなかったんです…。
敗因は色々ありまして、今回、いつも同行してくれるお友だちが欠席して、独りで回ったのものだから、事前に調べたのに、スペースに行き着けないうちに、新刊買い損ねました。方向音痴なんですよ。自分のスペースも間違えるくらいですし(笑)
それと、お天気でしたけど、寒かったから独りで会場前に並ぶの嫌だな〜って、遅く行ったのも間違いでした。
【失敗:その1】 企画ものの一つ、フリーペーパーを10枚集めてプレゼントを貰おう! というのがあったのですが、11時半の時点で「ほとんど残ってなーい!」状態でした。
(これ、サークルの立場では、毎回やって欲しい企画ですよね〜。タダでも、いつも手つかずで残っちゃったりするんですよ。プレゼントは無理でも、何か残して欲しいですね)
【失敗:その2】 絶対見ようと決めていた、大ファンの竹宮恵子先生とbelne先生の対談(写真のポスター参照。ジルとセルジュが麗しい〜)『Juneを語ろう』の見学が終わったら13時を過ぎてしまったので、ほとんどのサークルさんが撤収状態になっていて、慌ててお目当てのサークルさんを訪ね、仕舞ってる新刊を出して貰って買いましたよ〜〜。
毎度思いますけど、皆さん撤収が早いですよね。売り切れちゃったら仕方ないですけど。一般の人に『もう帰っちゃうのポスター』出してる場合じゃない! と言いたい(笑)
【失敗:その3】 途中で他のお友だちと合流してから、彼女に連れられスムーズに回れたんですが、漫画描きさんばかりに集中してしまい、小説書きさんとの新しい出会いがなかったのも残念でした。
(店仕舞いしてるから焦ってしまって…、いえいえ、遅く行った自分が悪いんです)
でもね、コミティアに行って思ったのですが、(スペース確保の問題があるんでしょうが)小説書きとしては、見本誌を一部ずつ提出しているのだから、コミティアみたいに立ち読みスペースがあればいいのに…と思います。自分でも思うけど、スペース前で立ち読みするの勇気いるんだもの。
それに、漫画は手に取りやすいけど、小説は中身見ないと(商業誌で活躍してる方は別ですが)ジャケ買いなんて、して貰えませんもの。
…何だか、今回は愚痴が多いですが、良かった事もたくさんありました!

【良かった事:その1】 
そう! 竹宮恵子先生とbelne先生の対談企画!『Juneを語ろう』は、見て良かった〜。(先生のお顔は昔から雑誌などで拝見してましたが、いつくになってもお奇麗で、格好良い方でした)
竹宮先生は、言わずと知れた『風と木の詩』の作者で、少年愛漫画の金字塔を打ち立てた方ですが、私がこのお話を読んだのは小学生の頃でして、実は難しくてよく分からなかった…というか、もどかしくてイライラしたんですよね〜。
対談の中でもおっしゃってましたが、竹宮先生は自分のキャラに情け容赦がないし…。
子どもだったから、当然オーギュは嫌いだったし、ジルには感情移入できないし、読み出すと止まらないけど、ハマらなかったんです。
もし、この頃ハマっていたら、今頃BLは卒業してたかも知れませんが、こんないい年こいてからハマってしまったもので、さあ大変…な訳です。
竹宮先生の作品で好きなのは、「ここのつの友情」や、「ウエディング・ライセンス」、「空がすき!」、「私を月まで連れてって」、そしてやはり、「地球へ…」ですね〜。
(全部小学生の時なので、おこづかいがないから、長い話は揃えられなかったんですね)
「地球へ…」など、当時朝日ソノラマから出た月刊マンガ少年の別冊を、今でも持ってます。あと、意外とギャグも描かれていたので、「魔女はホットなお年頃」は好きでした。要は、一番何でも吸収する時期に、一番読んでいた作家さんだった訳です。
そんな大ファンの先生のお話を聞けて、一番嬉しかったのは、belne先生のアシスタントさんで、「お箸が一揃おいてあるだけでも萌える」と言う人がいる、というのを聞いた竹宮先生が、「それ、分かりますねぇ」とおっしゃった事です。先生も、そんなところで妄想膨らんじゃって、萌えちゃうんだ〜って思ったら、嬉しくなってしまったんですよ。
「いくつになっても、萌えてて、いいんじゃない?」と言ってもらえた気がして。
最近、「そろそろ辞め時かな…」と思う事が多くなってたんですね。
BL小説を書くこと自体は楽しくて、一生懸命創作活動している訳ですが、やはり自分の歳を考えると、ふと我に返る事があるんですよ。「私、大丈夫かしら?」って。
特に家族に「そんな事(売れもしない小説書き)に時間を費やすのはもったいない」とか言われると、言い返せないんです。だって生活しなきゃいけないのは事実ですし、趣味の事に時間を取られ過ぎるのは如何なモノか…と、自分でも思っちゃう訳です。
考え出すと落ち込みますし、創作意欲も削がれます。アマチュアの哀しい現実です。
平々凡々の人生でも、いろんな事が起きますから…。きゅうぅ〜〜と落ち込んでたので、すごく元気を貰えたのでした。
【良かった事:その2】 
サークル【琥珀茶房(稲荷家房之介)】さんの原画展。
すごく奇麗でした。どうやって描いたのかしらと不思議に思うほど筆の跡が無い〜〜! 神業でしたね。漫画生原稿も「き、奇麗過ぎる…」
見られて良かった…。目の保養でした。当然画集をゲットしました。

という訳で、いろいろ素敵な企画が多かったけど、反省点も多い、そして実り多き一日でした!
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# by apodeco | 2013-03-31 00:07 | ご紹介 | Comments(0)