a0095010_21402022.jpg先日、お友だちが参加している雑貨展へ行って来ました。
『ねこの雑貨にゃ』
アジアン雑貨 Oriental Heart
(オリエンタルハート)ミニギャラリーにて2月1日〜13日まで開催中。展示作品は、ぬいぐるみ・羊毛フェルト・陶器・写真・キルト・あみもの他、全てねこの小物です。


a0095010_2140075.jpg場所は、腐女子のメッカ・乙女ロードのある池袋より、西武池袋線『石神井公園』駅下車、南口より徒歩3分です。石神井公園へ向かう大きな通り沿いにあります。目印は『ホカリ食堂』という変わった名前の食堂。そのお隣にあります。木曜休み。
平  日:11:00〜18:00
土日祝日:10:00〜19:00


a0095010_21403457.jpg参加されている作家さんは10名。
友人は写真(一枚目の写真中央奥)と、ポストカードで参加しています。目を引いたのはやはりフェルトのぬいぐるみ(二枚目の写真)でした。肉球とかリアルだし、お腹がところどころピンク色の地肌が見えていたりして、よくできています。原寸大なので、抱いて寝たいわ…と思ってしまいました。
他にも、『魔女の宅急便』の黒猫ジジを思わせる、かわいくお腹がぽっこりしたマスコットとか、猫のひげ(抜けたやつ)を差しておくための陶器の猫とか、面白い小物がいっぱいありました。


私が購入したのは三枚目の写真にある、へびの…かがみもち? ねこじゃなくてへび買っちゃいました。おめでたくも頭にみかんが載ってます。とっても小さいのよ…というのが分かるかなと、鳥あたまソニーエンジェル(♂)ちゃんとマグカップを一緒に写しました。
私は見た目と違って、こういうこま〜い、かわいらし〜い、置き物が大好きなんです。
ちょうど連休もありますし、お時間がありましたら、どうぞお出かけになってみてください。足を伸ばして石神井公園を散策されるのもいいですよ。冬なので緑が少ないですが、池でボートに乗れます!(寒いけど楽しい…はず)

さて、もうひとつの話題は…

a0095010_21405077.jpg『草間さかえ画集』について。
デビュー10周年を記念して予約販売されたものなので、今ご紹介しても古書店でしか手に入らないかと思いますが、やっぱり書いておかないと気が済まないので…。
表紙のイラストは画集のための書き下ろし漫画に登場する子です。デビュー当時のものから最新作はもちろん、同人誌まで自選との事ですが、とても良いラインナップ。ファンとしては垂涎もののお宝です。たまりません。
ほぼ七年ですかね…追いかけ続けている(←怖い書き方ですね〜)とは言え、月刊誌のイラスト作品や小説の挿絵まで網羅する事はできないので、初めて目にする作品もあって新鮮です。
私の中での良いイラストの定義とは、見ていて物語を感じさせてくれる…という事です。
ただ、奇麗なだけ(それはそれで、目の保養ですが)よりも、構図の妙や、色彩から受ける心理的なものであるとか、いつまでも眺めていたいと思える作品が好みです。
もちろん、草間先生のイラスト(絵)はその好みにぴったり合致しているので、見ていて楽しいし、わくわくするし、唸ってしまいます。特に、構図と色彩は、希有な才能をお持ちの方です。
シックな色合いを好む方で、日本の伝統色…着物の色ですね、組み合わせも粋なものが多いです。カラーインクを使っていても和になるというか、日本画を見ているようです。
クリアな色づかいのものは少ないので、『どこにもない国』の表紙は、抜けるような青い空と海がとても印象に残っています。あと、『花』の扉絵。葬儀の幕と喪服。情報量は少ないけれど、何事が起きているのかと緊張感を孕んだ一瞬に、気持ちが奪われる扉絵で(単行本ではカラーではないので…でもまあ、カラーでもほぼモノクロですが、それが余計に)印象深かったです。
それから、先生の描く受けの顔が、なんとも色っぽくてですね…どんなにガタイが良かろうが、髭の紳士(未熟者なので見抜ける自信ないけど、受けであって欲しい)であろうが、も〜〜艶っつや! 目元が誘ってる感じがします。
もうね、ここで何を言っても画集なのですから、とにかくその目で確かめて! と言いたいのですが…。もし、目にする機会がありましたら、是非ぜひ、すみずみまでご堪能頂きたいです。

ここで、訂正がございます。
前の回の日記で書いた『シャーロック』ですが、やっぱりタイトルになるだけあってホームズではなく、名前のシャーロックって呼んでるそうです。まあ、それが親しさのバロメーターでもありますしね。
ついでに、アニメ『宇宙戦艦ヤマト2199』CM見て思わず興奮!
映画を見ていないので、初見なのですわ。デスラー総統の顔、めちゃくちゃ色っぽい系の女顔ですね〜〜!
とんでもなくイケナイ妄想をしてしまっております。とても楽しみです。
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# by apodeco | 2013-02-06 22:03 | ご紹介 | Comments(2)

時間の経過をしみじみ…

今回は、時間の経過をしみじみ感じたというお話。

たまたまTVをつけたら、偶然見てしまったんですよ。夜中だったので寝ようと思っていたのに、寝られなくなっちゃいました。何を見たかというと、
海外ドラマ『SHERLOCK(シャーロック)』です。 公式HP → コチラ
1月16日から毎週水曜日(注:火曜の深夜)放送。全3回で、次回は23日です。BSプレミアムで昨年の8月に放送されたそうですが、地上波ではこれが初放送だそうです。一話完結なので2回目からでも充分楽しめると思います。
お話は、「もし、あの名探偵が現代に生きていたら…!?」というもので、すごく大胆なアレンジで描かれています。私はシャーロキアンではないですが、それなりにホームズのイメージ像は持っているので、最初はどうなんだろうと思いましたが、イイ具合に壊れた人物に仕上がってて、面白と思いました。映画のホームズ(面白いですが)よりは、許容範囲だと思います。
一話目は自称「コンサルタント探偵」(?)のシャーロック・ホームズと、元軍医ジョン・ワトソンが出会うところから始まります。
軍医として従軍していたワトソンは、戦傷によりイギリス本国に送還され、ロンドンでルームメイトを探していたホームズを紹介されますが、ホームズは、彼を知る全ての人から変人呼ばわり(というより殆ど異常者扱い)されていて、「あいつは、いつか犯罪を犯す。一緒にいない方がいい」と散々です。実際、とても性格が悪いです。そしてワトソンの方も、誠実で勇敢な人ではあるのですが、やっぱり精神的に常人とは違う所がある…のかなと私は思いました。
吹き替えなので本当はどう呼んでるのか分かりませんが、みんなホームズをシャーロックと呼びます(タイトルもずばりシャーロックですしね)。でも、恐らくホームズって呼ばれていると思います。私は敢えてホームズと呼びま〜す。
面白いのは、ホームズがワトソンを連れ歩くと、会う人みんなに「恋人か?」と聞かれるところ。ホームズが「自分は仕事と結婚している」と言って、女っ気がないせいでしょうけど、さすが同性同士の結婚を認めている国だけあるなぁと、笑ってしまいました。二人ともお互いに、「ちがう!ちがう!ちがう!」と必死に否定するのがおかしかったです。
雰囲気とか映像の見せ方は良かったのですが、ミステリー部分で言うと、しっくり来ない展開もありますが、見せたい所はそこではないのかも知れませんから、全体としては上手くまとまっていると思いました。
…で、ここまでが表向きの感想です。
私が驚いたのは、レストレード警部です。
ちょっと間が抜けたきょとんとした顔の、白髪のおじさんなんで、最初、誰だか全然わからなかったんですよ。公式HPで名前を見て吃驚!! ルパート・グレイヴス!
この人、私がハマりまくった映画『モーリス』の、最後モーリスとかけおちしちゃう恋人の役をした人で、そりゃ〜〜奇麗な(いや、かわいい?)男の子だったんですよ〜〜〜。
別人ってくらい…時の流れって残酷(ごめんなさい)と思ってしまいました。よく見れば、確かにこの人だわ…と思うのですが、男の人って、本当に変わってしまいますね。まあ、26年も前の話なので仕方ないですよね。
今の姿だけ見れば、それなりにカッコイイオジサマだと思いますが、昔があまりに可愛かったので、ガク〜っと来てしまいました。
当時の麗しい姿を見たければ、この人の名前を検索して頂くと、わんさか出て来ると思いますので、興味のある方は調べてみてください。
ちなみに、『眺めのいい部屋』では、ヒロインの無邪気な弟役を、同じ頃の映画で『一握の塵』っていう不条理映画(当時は若かったので、見終わったあと思わず金返せ!とプルプルしましたが、今思うと面白い話でした)で、主人公の奥さんの間男役で出てました。
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# by apodeco | 2013-01-20 23:01 | よろず感想文 | Comments(0)

2013年、新しい年を迎えました。今年もどうぞ宜しくお願い致します。
さて、本年最初の話題はドラマCDのご紹介です。ご存知の方も多いかと思いますが、
オジサマ専科 公式HP → http://twofive.co.jp/ojisamasenka/
(BLじゃないですよ! オジサマ×お嬢さま←対象年齢は不明ですが)
こちらのイベントに昨年の12月23日に参加して来ました。
ご紹介〜♪ と言いながら、実はドラマCDをあまり聞いた事がなかったので、このオジサマ専科もお友だちに教えて頂くまで知らなかったんですよ。
「年末に素敵なオジサマ声優さんが勢揃いするのよ!」と教えられ、HPを見てみたら、あ〜らすごい…
大川透(鋼の錬金術師:ロイ・マスタングの声)
井上和彦(夏目友人帳:斑の声)
小山力也(ジャック・バウアーの声)
堀内賢雄(銀魂:金太郎の声)
田中秀幸(キャプテン翼:ロベルト本郷の声)
小杉十郎太(テニスの王子様:榊太郎の声)
内田夕夜(グイン・サーガ:ナリスの声)
成田剣(コードギアス 反逆のルルーシュ:ジェレミア・ゴットバルトの声)
浜田賢二(黒子のバスケ:木吉鉄平の声)
東地宏樹(黒執事:バルドロイの声)
石塚運昇(ヨルムンガンド:レームの声)
江原正士(トム・ハンクスの声)
こんなベテラン声優12名様を一度に見れちゃう! 
(順序は売り出しCD順。カッコ内の役は代表作というのではありません。単に私の好みです。他にも外画の吹き替えとか、ナレーションとかいろいろされてます。小杉十郎太さんは歌手でもあります)
これだけでも吃驚でしたが、チケットの値段(外タレのチケットと変わらないぞ…)にも吃驚で、どうしようか迷いましたが、アニメのサイボーグ009(2作目)を見て以来の井上和彦さんファンとしては、行くしかないとチケット売り出し当日にお友だちに取って頂き、目出たく最前列中央という、かぶりつきで見る事ができました。

イベントの内容は発売されたドラマCDVol.1〜6に則してまして(CD自体の内容は公式HPをご覧ください)、歌あり踊り(?)あり、朗読劇にトークショー、生アフレコあり…の、とっても楽しい3時間でした。
特に特別台本による生アフレコが最高でした。声のお仕事とはいえ、声優さんはエンターテイナーなので、いろいろ無茶振りにも頑張ってくださって、とっても盛り上がりました。
今後もゾクゾクと発売されるそうなので、また素敵なイベントが開催される事と思われます。オジサマ専科ですので、お若い声優さんは出られませんけど、ベテランの素敵な重低音を楽しみたい方にはぴったりです。是非チェックして見てくださいませ。特にイベントは一見の価値ありです! 乞うご期待。

余談ですが、声優さんというと私は何と言っても 富山敬さんです。
「宇宙戦艦ヤマト」の古代進、「タイガーマスク」の伊達直人、「侍ジャイアンツ」の番場蛮、「銀河英雄伝説」のヤン・ウェンリー…亡くなったときはショックでした。
そして、神谷明さん!
『バビル2世』のバビル2世役が一番好きなのですが、アニメのキャラに惚れたという経験は、後にも先にもこのバビル2世だけです。たぶん、神谷さんが声を担当していなければ惚れなかったかも…というくらい、美少年声でしたね〜。だから、キン肉マンをやったときはショックでした。北斗の拳で免疫ができたので、毛利小五郎〈初代〉のときは驚きもしませんでしたが。美少年は遥か遠くになりにけり…
その後の光明を担ったのが神谷浩史さんで、夏目友人帳では神谷明(バビル2世)再来かと美少年声に惚れ惚れしましたが、白くまカフェのペンギンさんに驚愕。
(青の祓魔師のメフィスト・フェレスも驚いたけど、なかなか素敵)
さすが声優…みなさん七色の声を持つのですね。
子どもの頃テレビで海外映画を見て、「この外人さん、日本語上手だねぇ〜」と本気で感心していたものですが、これからもアニメのキャラに本気で惚れちゃうくらい、素敵な声優さんに巡り会えたらいいなぁと期待しています。
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# by apodeco | 2013-01-06 22:32 | ご紹介 | Comments(0)

萌え日和

8日にJ.GARDEN33に行って来ました。久し振りの一般参加です。
サークルで参加すると、お店番を頼んであっても、気になって気になって身が入らなかったので、今回は心置きなく買い物ができるなあと、楽しみにしてました。
とても良いお天気で、並んでいる間日焼けするな〜と思いつつ、獲物のスペNoを確認し、いざ〜と突入したんですが、お目当ての作家さんに新刊が少なかったので、ちょっと残念でした。でも、自分がサークル参加していた時も、毎度新刊ご用意するってのは至難の業でしたから、こんな時もあるさ〜。
新しい出会いはなかったのですが、参加2回目の友人は本人も「成長した!」と言うくらい、ガンガン獲物をゲットしてました。男性サークルさんのイラストが気に入り、3往復した上、中身も見ずに目をつぶって「それください!」とジャケ買いした時には笑ってしまいましたが、彼女の勇気に萌え心を刺激されました。
家族も友人も、私の同人活動を知ってはいますけど、創作上の同志がいる訳ではないので、少しでもBLの話が出来る友人と会って話が出来る時間は、とても貴重でストレス発散になります。
やっぱり、またサークルで参加したいな…と、元気が出てきましたし、獲物は少なくても、萌え日和の一日でした。

a0095010_2317522.jpgとは言え、やっぱり、帰りに本屋さん寄ってしまいました。
で、これ買っちゃったー…

クロネコ彼氏のアソビ方 (ディアプラス・コミックス)

左京 亜也 / 新書館

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これこそジャケ買い。
前から気になってたので、思い切って買いましたが、すごかった〜♪
服着てる時より脱いでる方が圧倒的に多いし、歌麿の春画にも負けず劣らずアクロバチックな体位でガンガンやっちゃってるし、絵は奇麗だし、見応えバッチリ!!
黒猫に化ける猫化人間(普通の猫とは違うらしいです。人間の時は結構しっかり男だけれど、猫になったら超カワイイ!)が主人公のファンタジーで、変身するのは受けだけかと思ったら、お相手も変身できちゃうのであった。しかも、こちらの方がグレードが高い〜。(何に変身するかは読んでからのお楽しみ)
優しくて甘ったるくて、一見受けに見える攻めですが、気力体力、ねちっこさっも半端なし(笑) じゃあ、話の中身は?というと、ちゃんとありますし、面白いです。
捨て猫を拾って飼ってた事があるので、主人公が思う事、なんとな〜く分かります。『100万回生きたねこ』にも通じるような切なさがありますよ。
滅多に身体から系のご紹介はしないのですが、とっても良かったので、……もちろん、ほとんど全編、抱き合ってるシーンばっかなので、『オールオッケーどんとこい!』な方と、大人限定での……お勧めです!

いや〜〜、左京先生のご本、ヘソクリ貯めたらまた買ってしまいそう。
今までご紹介こそしてなかったですが、『身体から(恋に落ちる)系』、けっこう読んでます。やまねあやの先生の『ファインダー』シリーズ(麻見のシーツ欲しかったなあ)とか、門地かおり先生の『生徒会長に忠告』(まだ終わらんのかと半分くらいは思ってる。面白いけど)とか、腰乃先生の本も大体は。まあ、他にもいろいろと…。
自分自身が『全く隙がない』系人間なので、どうやって身体から始まるんじゃ?と、読んで勉強(?)させて貰ってる…という事にしておきましょう。
やはり、公の場で声を大にして性愛を賛美するには抵抗があるし、最低限のマナーが必要不可欠ですが、でも、良いも悪いもすべて含めて人生なんだから、分別ある大人なら、もっと楽しんでもいいのではないかと思いますよ!
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# by apodeco | 2012-10-11 23:11 | よろず感想文 | Comments(0)

a0095010_184843.jpg先生の作品ではじめて読んだのが、こちらで一番最初に紹介した『はつこいの死霊』。思い起こせば6年前、手に出来た静脈瘤を治療した帰りに買ったんですよ。医者に注射器で患部をぐっさり刺された上に、ぐりぐりほじられて大変痛い思いをしたので、病院の階下にあった本屋さんで草間先生のご本を、自分のご褒美のために思い切って買ってみたのでした。運命ってやつです。きっと。


王様のベッド (ビーボーイコミックス)

草間 さかえ / リブレ出版

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中学生から大人の話まで、かなり毛色の違うのお話が集まってますが、先生の本を初めて読むという方に良いのではないかと思われます。
表題作はガタイのいいエンジニア×取っつきにくい彫刻家のお話。ヘタレだけど優しくて常識人の古賀(ゲイ)は、切れたケーブルの修理のため、かなり変わった無自覚誘い受(?)みたいな、ノンケ彫刻家の遠野の家を訪れますが、大雪のため二人っきりで過ごす羽目になって…。ちょっとコメディ。
山の中の一軒家に一人で住んでるらしい遠野の人柄も、その家の中もとってもミステリアスで、古賀はドキドキぐるぐるしっぱなし。おまけにいきなり身体を「見せて、触らせて」ときたものだから、妖怪の一種かと思ってしまう(笑)。
登場人物にミステリアスな部分があるのは、先生のお話のお約束ですが、ベッドの大きさは…きっと趣味です。遠野の酔っぱらった仕草が、先生の他のキャラと比べても一、二を争う可愛らしさなので一見の価値あり。
他に収録作は二作。『さくらんぼ』はとっても可愛い、餌付け成功のお話。
これこそ毒はひとつもないけれど、淡いどきどき感にやられました…。ひとにものを食べさせるって、やっぱりエッチい行為なんだと思います。
『花』は初っ端から毒だらけ〜。私の趣味ど真ん中です。
やっかい事に自ら飛び込んで行くってのは、相手に対してそれだけ関心があるからです。気になる=全ての始まり。ちょっと痛い話ですが、後味はよいので是非どうぞ。


どこにもない国 (EDGE COMIX)

草間 さかえ / 茜新社

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カバーイラストが奇麗です! こちらも収録作品がビックリするほど毛色が違うので、草間先生の幅の広さをたっぷり味わえるお勧め本でございます。
とは言え、この表題作をご紹介するのは難しいですね。戦争に行った若者の、戦中戦後のお話ですが、この時代独特のストイックな若者が、男同士で惹かれ合う事に対して、どう向き合うかというお話です。
終戦間際の南の島。厳しい隊長の竹内が率いる海軍の一部隊が駐屯していました。その中に、竹内に対して情念を募らせる部下の早川がいて、その想い故にある行動をとるのですが、表向きの理由を知っている竹内ですら「どうしてなんだ」と悩ませてしまう程。そんなある日、突然の敵襲と終戦を迎え、二人は…。
この時代の人は、自分の気持ちをぺらぺら語ったりしないせいか、二人ともがお互いを「わかりにくい」と評しているのが可笑しい。命からがら復員船で帰国して、落ち着いて見ると、竹内は早川を「存外ヒトらしい男」だと思います。島ではやはり変態っぽく見えていたのでしょうね。早川は竹内を「ややこしい人」だと言いますが、島では一杯食わされたので、仕方ありません。
生きて祖国に帰れた事は幸せな事ですが、日常の平安を取り戻すとともに、竹内は早川をいるべき場所へ返してやらなければと焦ります。それは今生の別れを意味します。
二人にとってほんの数日ですが、二人きりで過ごした島での日々がユートビアでした。二人がどうするのかは、読んで確かめてくださいね。
『岸壁の母』って歌、分かりますかね? 息子の帰りを信じて、引揚船が到着するたび探しに行く母親の姿を歌ったものです。私歌えますよ〜。
もっと言うとですね、映画『犬神家の一族』(古い方)で、高峰秀子さんが、「すけきよ〜」って、間違えて青沼静馬を連れ帰っちゃうシーンですね。辛い時代でした。竹内の心情如何ばかりだったか、察してくださいな。今の時代、こういうお話が書けるのは、そうそういないなぁと思うのですよ。

でも、『イロメ』くらいからファンになった、という方には『0と1の間』からの方が、草間先生らしいと思われるかもしれないですね。
私はアホな子が好きなので『1と2の間』が好きです。子どもの頃の出来事って後を引きますからねぇ。『0か1の世界』に至っては、みっちゃんが振り回されて可哀想でしたが、惚れた弱みだ諦めろとしか言いようが無い。鶴田があまりに人生楽しそうなんで、こんくらい前向き(?)に生きられたらいいなと羨ましい限り。
私にも美術学校時代の友人に、みっちゃんって人がいましたが、こちらは明るい人でした。カイト(凧)を作って飛ばしに行く授業があったのですが、丸まった凧糸を使った瞬間芸とか言って、脇の下に当てて「黒木〇!」(脇毛を剃らないAV女優さん)とか、股間に当てて「ダビデ!」とかやってましたね(こちらのみっちゃんは女性)。
三ツ矢もみっちゃんくらいアホだったら、あんなに怖い顔にならずに済んだかも。友人連中で一番まともだったのが敗因か…。
『もののことわり』は古い作品ですが、今とそんなに変わらない、あったかさを感じる作品。好きなんですね、古い物が(『地下鉄の犬』にも通じてますね)。そんでもって、身体ばっかり大きくなった、おばかさんが好きなんだなぁと(笑)。
こちらも、その1で書いたフェアでは対象外ですが、草間先生初心者さんにはお勧めの一冊。鶴田がどんだけ悪女…じゃなくて性悪か、是非確かめて見てください。


最後〜。

魔法のつかいかた (1) (ウィングス・コミックス)

草間 さかえ / 新書館

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冒頭で書いた通り、BLという以前に、今まで読んだどの恋愛ものとも違う、独特な雰囲気にハマって、同人誌も手に入る限り集めました。
その中で一番気になっていたのが、『魔法使いの弟子』という作品なんですが、それを引き継いだのがこの作品です。
内容はタイトルの通り、魔法使いの話です。ファンタジーです。魔法の腕は一流だけど、いろいろと駄目駄目な魔法使いの泉太郎が、探しものの魔法でみつけた春生を弟子にする(誘拐ともいう)ところからお話は始まります。
一巻目は、ほぼ同人誌の内容に添っています。“毒”の部分は中和されてまして…まあ、その辺はもう仕方ないです。続きが読める事が単純に嬉しいから良しとします。
とにかく謎だらけなお話なんで、これから一つ一つ、謎が解明されて行くのを楽しみに、続きを待ちたいと思います。

【余 談】
a0095010_1151538.jpgMy Favorite Words 
『魔法使い』



ファンタジーものは読めないくせに、魔法、特に魔女とか、悪魔が出て来ると目の色が変わってしまいます。『魔法のつかいかた』には悪魔は出て来ないけど、人の生き死にが魔法で操られるので充分悪魔的。
私が初めて魔法使いものに惹かれたのは、山田ミネコ先生の『魔法使いの夏』という作品を読んでから。40年くらい前のデラックスマーガレットに掲載された読み切りもので、それ以来の山田ミネコファンです。
お話は、魔法好きな女性が、魔法使いを探してある村に行って、行方不明になってしまうところから始まります。女性の妹(主人公)は、姉を捜してその村へ向かい、姉がいた痕跡を見つけるのですが、その村を拠点にしている魔女によって、サバト(魔女の集会)の生け贄にされ亡くなった事を知ります。当然、彼女も生け贄に捕まっちゃう。
村人も全員ゾンビで、魔女がいないと土に帰っちゃうから、魔女のいいなり。でも、その魔女の弟(もちろん人じゃない)に救われるお定まりのお話なんですが、それでも充分面白くて、切ない話でした。
弟は長い間、何の罪も無い女性たちを生け贄にして、自分たちが生きながらえる事に耐えられなくなってましたし、主人公に淡い想いを抱き始めていたので、自分の命をかけて彼女を救います。当然、彼は砂みたいに消えていなくなるのですが、彼女を救えた事に満足して死んでいくのです。
この話、オチがあるんですよ。それ以来、悪魔が主人公の家に住みついちゃうんです。でも、それで何となく救われるのが妙におかしな話でした。
その山田ミネコ先生に、コミケで会えた時は感激しました。もちろん、ファンですって、ご挨拶しましたよ。そういう出会いがあるんですよ、コミケって!
山田先生、60歳は越えてらっしゃると思うのですが、お元気でコミケに出てらっしゃるんですよ! がんばらなくちゃ〜と思いますよ。ええ。
私もいつか、魔女やら魔法やらが出て来る話を書いてみたいと思います。
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# by apodeco | 2012-10-07 00:26 | BL感想文 | Comments(0)

a0095010_184843.jpg日頃、草間先生フリークと言いながら『やぎさん郵便』を買うまで、今年が草間先生のデビュー10周年と言う事を知りませんでしたわ…。すいません。
そうかぁ、もうそんなになるのね…と感慨深い。
いやいや、そんな感慨に耽っている暇はない。今年も残すところ後三ヶ月じゃありませんか! という事で、今回は当然、草間先生特集です。
おサボりしててご紹介してない本がいっぱいだったりするのですよ…よよよ…


やぎさん郵便 (シトロンコミックス) (CITRON COMICS)

草間 さかえ / リブレ出版

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先生の最新刊は『魔法のつかいかた』なんですが、こちらはのちほどご紹介。まずは『やぎさん郵便』です。
こちらは前作『マッチ売り』の続きです。タイトルは同名の童謡『やぎさんゆうびん』から来ているようです。
白ヤギさんから来た手紙を黒ヤギさんは食べちゃって、仕方がないから御用はなあに?と手紙を出すけど、白ヤギさんも手紙を食べちゃったので、また黒ヤギさんに御用はなあに?と手紙を出すという、魔のエンドレスソング(?) 
最初の手紙にはいったい何が書かれていたのか?って疑問が、『マッチ売り』から繋がっておりますね。読んだ方ならタイトルだけでもニヤニヤしてしまうはず。未読の方は是非『マッチ売り』を買ってくださいね。私の思う、「これぞ草間さかえの漫画!」ですから超お勧め!
内容は、引き続き二組のカップルのその後の様子です。片方は出来上がりつつありますが、片方は発展途上。見所は澤。やることなすこと、空回っちゃって可笑しいのなんの。もっとヘビみたいな男かと思いましたが、なかなか可愛いですよ、彼。
ちなみにヘビって、ほの温かくて柔らかくてさらりとした感触です。見かけとは全然違いますのよ。飼ったら可愛いと思います。もちろん毒のないヤツの話です。
澤みたいな人に飼われるのはご免ですねぇ。有原は本当に『男運悪い』と思いますよ。
それにしても、澤にしろ花城にしろ、ふたりの大人げない事と言ったらもう…。まあ、そこが一番の魅力かな(笑)  
そうそう、見所その2は挿話『マッチ売り 零話』最高です!! ぜひ、二冊まとめてのご購読お勧めします〜♪

さて、ここからは一気に既刊本をご紹介しましょう。
その前に、『あなたの好きな草間作品は?』と貴腐人(きぶじん)たちに聞きました。
友人A:『イロメ』 『カオス』が最高。当然『ヌレル』も好き。甲乙つけがたい。
友人B:『夢見る星座』何と、ドラマCDと画像をミックスさせたイメージ映像まで作った(個人的に楽しむ用です)ほどとか。今度見せてくれ〜。
う〜ん、私はどれかな?と言うと、『はつこいの死霊』なんですが、これは別格として、これ以外でどれがいいかと悩んでまして…。
というのも、先生のデビュー10周年記念フェアを、コアマガジン、新書館、リブレ出版3社のコラボでやってまして、『やぎさん郵便』の帯についた応募用紙に、対象漫画の帯についた応募券を貼って送ると、『やぎさん郵便』番外編描き下しオールカラー漫画小冊子が買えるというのですがね。問題は、二冊分送らなきゃいけないところ。
「私はぜんぶもってるの!」
そういう人はどうすんじゃい。
『魔法のつかいかた』で一冊分、もう一冊は既に持ってるけど、新しい帯がついたの買うしかない訳ですよ…。それでね、もう一冊買うなら、どれがいいかと悩んだ訳です。私も『夢見る星座』がいいかな…と思ったんですが、欲しいなと思ったのは、対象外のこれでした↓

真昼の恋 (ショコラコミックス)

草間 さかえ / 心交社

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メロドラマちっくなタイトルですが、真昼とは主人公の名前です。リーマンと町工場の若社長の恋物語。めずらしく、恋仲になった二人のその後の話が続くのですよ。しかもツンデレ受、ワンこ攻ですよ(これは割とあるけど)。そして、毒がないのですよ。
私は草間先生の漫画の魅力って、毒かなぁと思ってまして、「食べると美味しいんだけど、ちょっと舌がピリピリするのよね、でも、そこが美味しいの」とかって毒に当たっちゃうフグの肝(ピリピリするかは知りません)みたいな、独特の暗くて苦い(悪の)部分が好きなんです。でも、『真昼の恋』にはそれがない(なくないけどちょっとです)。なのに、イイんですよ!
仕事を通して知り合った二人ですから、恋と同時進行で仕事の話もきっちり描かれています。一緒に仕事をすると、不思議と見えてくるものがありますよね。お互いの考え方や、育って来た環境も見えて来たりして、互いに益々信頼や愛情が深まって行きます。派手な恋愛ものじゃないですが、とてもしっくり来ます。リーマンものが好きな人には堪らんですよ。素敵な上司のオジさまも出てきますしね。いろんな意味でキモになってる素敵な上司です♪
先生は恋心を抱くと、自分の内面の奥深く、あまり気づきたくない部分に向き合わされる、そんなお話に傑出した方だと思うのですが、それだけじゃないんだな〜と、新たな先生の魅力に気づかされた作品です。是非、対象外だけど読んで頂きたいお話です。

つぎ〜。発行順です。

イロメ2 ヌレル (ディアプラス・コミックス)

草間 さかえ / 新書館

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『イロメ』の続きです。挿話ぜんぶ続き。『イロメ』を持ってる方は、これも買わなきゃいけません。買わなきゃ損です、ソンしてます! これも、恋が実ってからのお話ですね。だからか、中身も濃いですよ。
私はおばかな桃と野田センセーが大好きなので、『サイン』が良かったですね。そして『フロウ』では、白川センセーが相変わらずモヤモヤしてます。フロウとは液体や川などが流れると言った意味ですが、気持ちや行動などの流れを意味しています。台詞などにさり気なく効いていて「さすが〜」と唸ってしまいます。
悩むのは性分なので仕方ないですけど、奇麗な男の子って、長じると本当に悲惨なんですよね。身近にそういうのがいたので良く分かります。やっぱり体毛は敵でしたね〜。もじゃもじゃになりましたから、ずいぶん悩んでましたよ。血が繋がってる分、女の私の方が悩み的に上でしたが。体毛は男女ともに敵なのです。別に白川先生は体毛に悩んでる訳じゃありませんよ。念のため。
これも、二冊目として手にするのにお勧めですが、『イロメ』とセットがお約束です。

いや〜、いっぺんに行きたかったのですが、あと三冊もあるので書ききれない…。
いかにおサボりしていた事かと反省しております。
次回、その2へ続きます。
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# by apodeco | 2012-10-03 22:55 | BL感想文 | Comments(0)

水曜日からお休み頂いたのですが、五日の休みなどあっと言う間ですね…。
夏休みの終わりと言うと、いつも最終日に泣きながら宿題をしていたのを思い出します。昔を思い出しながら、久し振りに夏休みよろず感想文、漫画編と行きましょう。
ちゃんと小説も読んでるんですが、BL系は漫画しか読んでないので…でも、これはホントに久し振りにプルプル来てしまったので(どこがでしょうか?)、ご紹介したいなと思います。

憂鬱な朝 4 (キャラコミックス)

日高 ショーコ / 徳間書店

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今月発売になりました4巻目です。この手の漫画は出るのが遅いので、こちらも一年に一冊ペースの発行で、1巻目は2009年に出たものです。
時代は明治ですが、はっきりとした年号は出てきません。男子しか襲爵できないとありますから、明治40年以降でしょうか。若き子爵と家令との禁断の恋物語ですが、単に身分違いという単純な問題ではなく、時代と人間の業が絡み合う一筋縄ではいかないお話です。

主人公の久世暁人は由緒正しい家柄の生まれですが、階級は子爵ですからあまり高くありません。相次いで親を亡くし十歳で当主になりますが、事実上は怜悧な美貌の家令・桂木智之が家政をしきっています。
桂木は有能ですが、とても冷たく暁人に接します。まるで憎んでいるかのように。でも、暁人が頼れるのは桂木だけですし、怖いと思いながらも全ての指針を桂木に向けて成長して行きます。
私は1巻目を読んだとき、「これ、恋愛に発展すんの?」と不安でしたね。
暁人は桂木にあれだけ厳しくされて、よ〜く捻じくれなかったなぁと感心するほど聡明で素直に育ちますから、彼が桂木を想う気持ちは分かりますけど、とにかく桂木智之という男の本心が分からないままなので、切ないは、痛いは、心配だわで…はらはらしながら待つこと一年(なげー…)。
2巻目からは徐々に桂木の出自やら内面が見えて来て、「くうぅ〜〜」っと呻きたくなるほど面白くなるんですが、とにかく焦れったい。さらに待つこと一年。
3巻は暁人が胸がすくくらい賢く強かに成長して、さらに面白くなります。何故って、読んでるこちらが暁人に魅了されるのと同じ変化が桂木に生じているからです。
そして待望の4巻目。「きゃ〜〜」っとジタバタするくらいの佳境に入ってます! 
この機会に1巻から通しで読み返したのですが、深みがあって非常に読み応えがある傑作だと改めて感嘆してしまいました。

このお話は明治という特異な時代の身分制度が重要な要素であり、当然ながらこの辺があやふやだとチャチなものになってしまいますが、きっちり綿密に描かれています。
日高ショーコ先生は画力のある方なので、華族社会の優美さは十分伝わってきますが、同じ年代のものとして、三島由紀夫の『豊穣の海』の中の、『春の雪』が映画になってますので、こちらを見ると分かりやすいかも(正確には大正時代ですけども)。
そう言えば、映画の松枝侯爵の令息・松枝清顕役の妻夫木くんって、暁人を彷彿とさせますね。学習院の制服姿…よだれが出そう。
映画は当たり前ですが、男女ものですし完全にメロドラマですが、『憂鬱な朝』は同じ禁断の愛でもさすがBL、もっと骨太で男のロマンに溢れています。

明治の世になり世の中は大きく変わりました。旧大名も華族となり新しい生き方を求められましたが、封建的な考え方は変わらなかったようですね。養うべき使用人や旧領地の民を抱え、当主は家のために生きる事を求められます。身分が高ければ高いほど個の意思のまま生きる事は許されない。
暁人の父親も、桂木も、桂木に心酔している雨宮も、久世家に対抗意識を燃やしている桂木の兄ですら、古い因習と思っても抗えないものがありました。
桂木に至っては、暁人に『男妾』と言われるほど、なり振り構わず家の為に奔走しています。それは決して暁人の為ではないのですが、それが何故なのか徐々に分かってくると共に、それでも変わらず桂木に寄せる暁人の一途な愛情が切なくて、切なくて…。
暁人は身分に拘らない新しい感覚の持ち主ですが、それは自分の心に忠実だからだと思います。それでも、『春の雪』の清顕のように浅はかではないので、愛する人の幸せを願い冷静に行動するのです。だからこそ、余計に桂木とすれ違ってしまいます。
人は誰しも、『自分が存在していることの意味は何だろうか』という疑問を持ち、その存在を認めてくれる人を必要としていますが、それはどんな時代の、どんな世の中に生まれても、変わらないものなのだと、二人…特に、桂木を見ているとしみじみ思います。そして、彼は全てを疾うに分かっているのです。それでもすれ違う二人。
二人がどうすべきなのかは、4巻目の暁人の親友、石崎の台詞に集約しています。
「お前たちならそんな状況も越えられるだろ!?」と——そして桂木は…
お話はまだ続くと思われますが、恐ろしい事にならなければいいのですがね…。
二人がより良い形で幸せになって欲しいと願いながら、また一年、楽しみに待ちたいと思います。


ついでに、と言っては怒られそうですね。こちらも傑作なのでご紹介。

初恋のあとさき (花音コミックス)

日高ショーコ / 芳文社

スコア:


以前ちょこっとご紹介した、『嵐のあと』に登場する嫌味〜な受け子くん、美山のお話です。私はこの彼、苦手だったんですね〜…。
でもこのお話で、彼がどうしてあんなに捻じくれ曲がったのか、その原因と、結果と、発展が見られます。良いです。すご〜くいい!!
日高先生の作品は、ホントにきちんと“男”が描かれていると思います。私は常々、男って何? あいつらって何なの?? と思いながらBLを書いてます。まるっきり未知なる世界への挑戦なんです。
だから、先生のお話を読むと唸ってしまいます。嗚呼、私もこんなの書いてみたい!
『嵐のあと』のふたりのその後もありますので、合わせてご覧頂きたい傑作です。

余談:表題の二人は若いですよね。体つきからして『嵐のあと』の二人とは違うんですよ。そういう描き分けもすごいなぁと思います。
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# by apodeco | 2012-08-20 00:11 | よろず感想文 | Comments(0)

今年は特に目的の作家さまがいらしたわけではないですが、夏コミ初参加の友人を連れて行って参りました。
花火も行かなかったし、これでコミケにも行かなかったら夏が終わらない!
…6年で立派なオタクに成長しました。
雨だと聞いていたので、少しは涼しいかな? と思ったら、着いた時にばぁ〜と少し降っただけで、いやぁ〜〜ってくらいのお天気になってしまいました。
冷凍麦茶を持参してよかったと思いましたが、本が濡れる…と気がついてあたふた。
そんなに買わないと思っていたので、袋の予備を忘れてしまいました。やっぱり、行くといっぱい買ってしまいますね(汗)

友人は漫画目当てなので、表紙絵に惹かれて立ち止まるものの、初心者なので立ち読みする勇気がない。仕方なく私が『ばぁっ!』と見本を開くのですが、いきなり〇〇〇シーンだったりして何度か硬直してました。
結局ファンの作家さまの本以外、新規開拓はできませんでしたが、イラストレーターさんで(漫画も描かれてます)気に入った方を見つけ、「この絵なら、1日楽しめる!」と大変喜んでいたので、連れて来た甲斐がありました。

私もその方のポストカードを購入しましたが、カラーインクで描かれた透明感のある奇麗なイラストです。
商業での活動もされているんですね。
こちらのブログでは問題ないかと思いますので、リンクさせて頂こうかと思います。

芥子(keshi)バナー 
オリジナルイラスト中心サイト 芥子(keshi) 宮部サチさま

むくつけ〜き男だけじゃなく、たまにはかわいらしい女の子はいかが?
(わたしはどっちも大好きですけどね)
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# by apodeco | 2012-08-12 17:35 | よろず感想文 | Comments(0)