今回も、こちらでページのないお話。『たわいない話(下)』 則行sideです。
私も則行と同じ三人兄弟です。年が離れているのであまりベタベタ過ごした思い出はないですが、夏の時期に思い出すのは、物干台で行水をした事でしょうか。
大きな金タライに張った水の中に、麦わら帽子を被って浸かっているオールヌード写真が残っています。兄も隣りで水色のベビーバスに浸かり、お揃いの麦わら帽子姿のすっぽんぽん。姉はこの頃すでに小学校高学年でしたので、行水には不参加。足湯ならぬ、足水で我慢していたみたいです。
物干台の隅に置いた小さなプランターには、宿題の観察用にあさがおとひまわりが植わっていて、その隣りの小さな水槽には縁日で釣った金魚が泳いでいました。
住む所は色々変わりましたけど、この古い家で過ごしたあれこれを、今でも一番懐かしく思い出します。

これで、『紫雲、棚引けば—庚申塚高校物語—』サイト掲載分の再アップは終了です。
つづきがいつになるかは、ちょっと本人にも分かりませんが…でも、このシリーズは必ず書きますから!
待ってて頂けたら嬉しいです…。

つづきを読む
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# by apodeco | 2012-08-09 22:46 | 学ラン通信 | Comments(0)

『紫雲、棚引けば—庚申塚高校物語—』を元のページにと思ったら、新しくサイトで書いてたのがあって、ページがありませんでした…(^_^;)ゞ
新たにページを立てますが、『紫雲、棚引けば—庚申塚高校物語— その6』のつづき…というかおまけですので、そちらを読んでからお読み下さい。
右側メニュー【 タグ 】の “紫雲”か “散文” をクリックして頂くと、一覧が出ますのでご利用下さい。

何だかまどろっこしいことをしていますが…
このシリーズはBLサイトを始める前からこちらで書いていたもので、小説の書き方(?)とか、難しいことはな〜んにも考えずに、主人公だけでなく、周りの登場人物が順繰りにお話を引き継いで展開していく…というかたちで書き出したものですから、主人公の恋物語へなかなか進まないという事態になってしまいました。
このまま書き進めると、と〜っても、じれったーい話になってしまうので、ただ今考え中でございます。
一つは、書き直さないで『岡田克巳の場合』につづく、『朝比奈潤次の場合』を書いてから、薫視点の本編に進むか、もう一つは、則行、薫、交互に進めて克巳・潤次は番外括りにするか…
おお…こうして書いていると、考えがまとまってきますね。交互案が有力ですが、もう少し考えます。
もう一つ、サイトの短編に『思秋期』というお話を載せていたのですが、
『朝比奈潤次の場合』に関連するお話なので、『紫雲〜』を外した時点で自動的に外れることになりました。
こちらは年齢制限ありのお話ですので、こちらのブログでの掲載はできません。サイトで紫雲を更新できるようになり次第、再アップしたいと考えています。

お話は↓つづきを読むからご覧下さい。

つづきを読む
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# by apodeco | 2012-08-07 21:46 | 学ラン通信 | Comments(0)

またまた、お久しぶりの更新です。
毎日、も〜う、暑くて暑くて大変ですが、皆さまお元気でお過ごしでしょうか…。
熱中症にはくれぐれも気をつけましょう。テレビでやってましたが、脇の下に小さな保冷剤をタオルで巻いて挟むと、熱を下げるのに本当に効果がありますよ。
暑さで頭がクラクラしたらやってみて下さい。

さて、今回はブログ内容のお引っ越しについてです。
実は、もう一つ開いていたブログ【それでも、地球はまわっている。】を、この5日で閉めました。
『1000文字小説を書いて載せる』という趣旨で始めたのですが、『1000文字でお話を書く』というのは案外難しくて、結局3作しか書けませんでしたし、ほとんど本家BLサイトのメモ代わりになっていました。
その本家サイトを6日にリニューアルしたのに伴い、メモの役割も必要なくなりましたので、思い切って閉めることにしました。

でも、せっかく書いたお話なので、そのうちの2作をこちらで公開したいと思います。
それと、こちらで公開してからBLサイトに移した『紫雲、棚引けば—庚申塚高校物語—』(全年齢向け)を、こちらの元のページに少しずつ戻しますので、お暇なときに覗いて見てください。何だかややこしくてスミマセン…。
本来まめな性格ではないのに、2つブログを持つのは無理がありましたね…。
これからは、またこちらでいろいろ “つぶやき” たいと思いますので、よろしくお願いします♪

↓ 1000文字小説は、つづきを読むからご覧下さい。

つづきを読む
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# by apodeco | 2012-08-06 17:25 | 散文 | Comments(0)

J.GARDEN32に参加しました

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お久しぶりの更新です。
またしても前回の更新からすご〜く間が空いてしまいましたね(-_-;)
すっかりイベント報告の場と化してますが、今回も例によって…ご報告です。

J.GARDEN32に参加しました〜♪
今回は4月1日、エイプリルフールの日に開催。『お話を書く』=『どれだけ楽しい大ボラを吹くか』と思っているので、ぴったりな日だなぁと思いました。お天気も前日は嵐に見舞われましたが、すっきり晴れて(ちょっと肌寒かったけど)何よりでした。
でも、やっちまいましたよ、大ドジ。前回もフリーペーパーの日付を間違えたのですが、今回はスペースを間違えた…。
参加も3回目ですし余裕で準備を終えて、今回初めてお手伝いをお願いした友人(JUNE愛好家。でも一人では会場を歩けない小心者←ひどい言い草)とガイドをチェックしていた時、「あれ?」と気がついたんですよ。
「私ってスペース “ に ” だっけ?」
「えっ? ここ “ な ” だよ!」
ガイドを見たら “ に ” だし、自分で作ったポスターも “ に ” になってる。私、“ な ” の番号にお店広げちゃってます。
「きゃー! 間違った〜」
「本当はどこなのよ?!」
すでに開場10分前! 
『よろしくお願いしま〜す』と笑顔で挨拶して下さったお隣さんへ、恥ずかしかったけど「間違えました〜」と別れを告げて大慌てで移動しました。そして今来ましたのよという顔でお隣さんにご挨拶。
友人の機敏な働きのお陰で3分前には準備完了。ほっとしたら何だか可笑しくなって、しばらく二人で笑ってました。不幸中の幸い(?)か、“ な ” のスペースの方は欠席されたようで、いらっしゃらなかったのですけども…ごめんなさ〜い。

新刊出せなかったので、どうかな…と心配だったのですが、絵師の本間さんの漫画(下の写真)がありましたし、豆本(上の写真右奥に蛇腹の小さなのが豆本)効果もちょっとあったみたいです。
お知り合いや友人、毎回訪ねて下さるお客様もいて、とても有り難かったです。どうもありがとうございました。
毎度思うのですが、お客様って獲物を狙うハンターみたいですよね。スペースを訪ねて来る友人たちも、口を揃えて「観察してるのが楽しい」と言ってました。
今回特に、20代前半くらいの可愛い顔した男性が二人、柱の傍に立ってそりゃあ楽しそうに本(同人誌かガイドかは不明)をめくっておしゃべりしてたのが印象的で、いっそフリーペーパーを配って来ようかと思いましたが、勇気が出ませんでした。
友人曰く、「狩りデビューしたてで、玄人の“またぎ”ではない」初々しさがありました(笑) 
私が狩り(買い物)に行っている間留守番してくれた友人が目撃したお客様は、パンピーとは明らかに違うオーラを放ったモデルみたいに美しい女性の二人連れだったそう。「ペーパー渡してくれた?」と聞いたら、「異次元の世界の人みたいで近づけなかった…」そうです。ああ、見てみたかった…。

今回も素敵な獲物をゲットしましたし、大好きな作家さんと同じ日に同じ会場でお店を開けましたし、同人活動を始めた当初の夢が全部叶って大満足しています。次回は、また自分が満足できる新刊が作れた時を予定しています(委託参加は検討中です)。
改めて、今まで手伝ってくれた友人、絵師さま(本当にありがとう!)、お立ち寄り下さいましたお客様、またお買い上げ下さいましたお客様、そして、イベントスタッフの方々に感謝申し上げます。
素敵な楽しい時間をありがとうございました。
また参加出来るよう、頑張ってお話を書き続けようと思います♪
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# by apodeco | 2012-04-02 22:45 | ご紹介 | Comments(0)

本間まりさんの漫画です

 今日は立冬です。でも、ふ〜ゆ〜が、は〜じまるよ〜♪  …とは思えないぼど暑いですね。会社の男の子は未だに半袖を着ています。いつになったらコートを着られるんでしょうか。
 カレンダーをあと一枚めくったら、もうクリスマスだというのに…。南半球じゃないんだから、半袖のクリスマスは嫌だなぁ。
 節電の必要があるので極寒も困りますけど、もう少し11月らしくなってほしいものです。

 ここのところ、ずっと体の具合が悪かったので、何かを作る気力も体力もなく、気がつけば11月です。
こちら『のあーる・とあーる夜話』の更新も、今年はまだ二回しかしてなかったのですねぇ…。やるやるって口ばかりで、すっかりオオカミ中年になってしまいました。
 地震の影響があるとはいえ、ちょっと反省。今年も、もう残り少ないですが、頑張りたいと思います。

 さて、今回は一緒に同人活動をしている絵師さま、本間まりさんの漫画をご紹介致します。
 10月9日のJ.GARDEN31で無料配布したものです。本編は来春4月1日のJ.GARDEN32にて販売予定ですので、こちらは予告編になります。

 本間さんには私の処女同人誌の表紙絵と、書き下ろしの扉絵を描いて頂きました。ヘタレ攻の友彰をそれはそれは素敵に描いて下さって、大変気に入っています。
「シンデレラのガラスの靴を描いて〜」などと簡単にお願いしましたが、二つ返事で引き受けて下さって、データを頂いた時は感激しました。これ、自分じゃぜってーかけねー…。
(6月の振替開催のご報告に写真が出てますので、ついでに覗いて見て下さいませ)

 本間さんご自身は、BL漫画は初挑戦になります。やはり色々と勝手が違うようで、苦心されてるみたいです。既に「絡みは描けない…」と泣きが入っておりますが、それは、それ。独特の絵と作風でご自分の萌を追求して頂きたいと思います。
 小さなお子さんを育てながらの創作活動ですし、暴露しちゃうと私と同い年ですので、まあ、色んな意味で心臓バクバクさせながら頑張ってますので、どうぞ応援して下さいませ。

タイトル : V O N (ボイス オーバー ナビゲーション) [LITE MY FIRE]

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# by apodeco | 2011-11-08 23:04 | ご紹介 | Comments(0)

J.GARDEN31に参加しました

 金木犀の息苦しいくらいの芳香に、やっと秋がやって来たな〜としみじみ…。
 そして、前回の更新からまたまた三ヵ月も間が空いてしまい、J.GARDEN初参加のご報告の次が、秋のJ.GARDEN参加のご報告になってしまいました…(-_-;)
 イベント参加の楽しさに味を占めてしまい、続けて申し込みをしたのはいいのですが、時間があまりなかったため、準備にかかりっきりになっていました。
 うす〜い本ですが、何とか新刊ご用意出来ましたし、一緒に参加してくださった絵師さまに励まされて、フリーペーパーに漫画も描いてみました。
 たったの2ページなのですが、初めての事ですし、9月の連休全部つぶして(小説書くより時間かかりました…)描いたのですが、お買い上げ下さいましたお客様にお配りするのが精々でした…哀しい(T_T)
 どうしようか迷いましたが、こちらは本来イラストブログですので、すっごく恥ずかしいですが思い切って公開します。
(日付が6日になってます。間違えました。粗忽者なので、よくこういう間違いをしますうぅぅ…)

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 イラストは描いてましたが、こうしてコマを割って、同じ顔をいくつも描く…というのは初めてです。
 むか〜し、むかし、漫画家になりたいと思った時期もあったので、『死ぬまでにやりたい〇〇の項目』じゃないですが、「やれる時にやってみよう!」という事で、まずペーパーで2Pものに挑戦してみました。
 さあ、この次は8〜10Pの本格的な漫画を描くぞ〜っと思っていますが、たぶん、来春の庭までには間に合わない…(この2Pを仕上げるのに、どんだけ時間かかったか…死ぬ〜)ので、いつの日か小説の横に並べられる日が来るのを夢見て頑張ります。

 さて、J.GARDEN31ですが、こちらはやはり振替開催から日が近かったせいか、サークルさんの数が少なかった気がします。新刊を出せた方も少なかったのでは…と思いますが、私自身は収穫が多く大満足でした。2回目の参加で気分的に余裕もありましたし、事前にサークルさんのチェックもして来ましたので、素敵な作家さまをたくさん発掘出来ました。
 スペースの方へは、前回から引き続き来て下さった方が何人もいらして、大変嬉しく有り難かったです。ご感想も頂けましたし、お立ち寄りくださいました皆さま、本当にありがとうございました!m(_ _)m
 相変わらずあの場にいるとすごく緊張するので、満足にお話出来なくなっちゃうのですが、伺ったご感想はしっかりお話作りに活かしていきますので、今後ともよろしくお願いしま〜す。(サイトのお話の続編についてはDiaryの方でお知らせ致しますね)
 来春の庭ではまっさらな新作を出す予定です。サイトとは系統の違う、出来るだけBLっぽいのに挑戦したいと思っています。それと、また何か小さなプレゼントをご用意したいと思います。前回出来なかったしおり引き、とっても楽しく出来ましたので♪

 10月中に、あと2回くらい更新したいと思いますので、お暇な時にまた覗いて見てくださいませ〜。
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# by apodeco | 2011-10-11 23:44 | ご紹介 | Comments(0)

J.GARDEN30に参加しました

 半年振りの更新です。ご無沙汰しておりました。
 こんなに更新が空いたのは腸閉塞で入院して以来二度目ですね。
 3月まではイベントの準備に追われていたせいなんですが、3月からは震災の影響で、結局半年間も放置状態が続いてしまいました。
 当時の事はBLサイトのDiaryに書いておりますが、体調を崩したり精神的にも参ってしまい、萌え魂が薄れたりしましたが、気持ちを切り替えて更新を再開したいと思います。
 今回は震災により6月26日に振替開催になりましたJ.GARDEN30へサークル参加したご報告です。
 でも、まず萌を語る前に…
「東北地方太平洋沖地震」により被災された方々にお見舞い申し上げるとともに、
 亡くなられた方のご冥福を心よりお祈りいたします。

 あっという間だった気もしますし、長かったような気もします。
 でも、まだ復興が進まずご苦労されている方々がいらっしゃいます。節電ですとか募金くらいしかできないのですが、これからも自分にできる支援をして行きたいと思います。


 いつかは出るぞ〜と思いながら一般参加していたJ.GARDEN。
 遂に出るぞ〜!と、友人を巻き込んで(いろんな人にご迷惑おかけして)同人誌を作りましたので、ご参加できなかったサークル様も多数いらして残念だったのですが、無事開催できてほっとしました。
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▲店頭の様子。 『Mr.シンデレラ』の裏表紙には続編の林、亮介兄さん、喜一がいるんです♪

 とにかく初めてなので、何をやるのもモタモタしてしまい、9時半から準備していたのに気がついたらもう11時〜?! 友人が3人来てくれる予定でしたが、2人が急な用事で来られなくなり(←あてにしていた)「うう…じゃあ、1冊売れたら良い方かな…」と思って迎えた開場時間。
 開会宣言のアナウンスとともに拍手して、お客様がどどどぉ〜っと人気サークル様へ向かう様子を、
「おお〜」と感嘆しながら眺めました。そのあと暫く友人と「あとで交代で見て回ろうね〜」と話しながらガイドのチェックをしていたのですが、「あの、真夜中…真夜中…」という声が聞こえました。
「えっ? うちです、うちです〜!」
 まさか、すぐにお客様が来てくださるとは思ってなかったので、アワアワしてしまいました。私は突発的な事に弱いので友人がキビキビ対応してくれましたが、プレゼントにお渡ししたチョコを包んでいたレースの使い途を説明するのをど忘れしました。
 写真のビニールに入ったやつです。編みっぱなしなのでクルクルしてますが、リボンを外して頂き、水通ししてアイロンをかけて頂くとコースターとして使えますんで、どうぞ捨てないでくださいましね〜。
 他にも「真夜中…真夜中…」と呟きながら訪ねてくださった方がいて、いっそサークル名を『真夜中』にしようかと思いました。いつもサイトを見てくださっているとの事で、大変有り難く嬉しかったです。
また、通りすがりに気に入って買って下さった方もいらして感激しました。
 残念だったのは、30回記念企画の出会いおみくじの効果がなかった事。
 くじだけでもお持ち頂ければ、和紙で作ったしおり(全部柄が違うので、紐付き飴みたいに糸を引いて頂く)をプレゼントする予定でしたが、どなたもいらっしゃらなかったので、手伝ってくれた友人と、お隣のサークル様に記念に引いてもらいました。
 中に2枚、私の描いたイラストが入っていて、これを引くとチョコをプレゼントするつもりでした。何とお隣のサークル様が見事お引きになり、チョコをプレゼント致しました(笑)
 友人曰く、「みんな目がハンターみたいに狙った獲物しか目に入ってない」から、きっとくじを引いても買うのに忙しくて行かないんじゃないか…と。
 たくさん残っているので、次のイベントの時もやろうと思ったのですが、そう言われれば、みんな買ったらそそくさと次の獲物へ!って感じで移動されるので、時間を取られる“紐付きしおり”は好まれないかもしれないですね。
 そんな中、「『Mr.シンデレラ』の続きを待ってます」とご感想くださいましたお客様がいらして、大変嬉しかったです。ありがとうございました。遅筆ですし、あっちもこっちも書きかけ状態で、すぐには書けないのですけど、必ず書きますので気長にお付き合いくださいませね。
(その場でもお話ししましたが、年末くらいから手をつけたいと思ってます)

 こんな感じで、あっと言う間の5時間でした。きっと時間を持て余すだろうと、重いのにスケッチブックと色鉛筆を持参したのですが、忙しくて出番はありませんでした。
 大変楽しかったです。お立ち寄りくださいました皆さま、本当にありがとうございました。
 友人や懇意にして頂いているサークル様から差し入れも頂きましたし、お手伝いしてくれた友人にもこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございましたm(_ _)m

 次回は秋のJ.GARDEN31に、『Mr.シンデレラ』の表紙絵を描いて頂いた絵師様と参加予定です。彼女の漫画と私の新刊を予定しています。
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# by apodeco | 2011-06-27 21:29 | ご紹介 | Comments(2)

 先月また飛んでしまいました。
 11月は出かける機会が多く、書く時間がなくなってしまいました。まあ、外に出ないと書く話題も手に入りませんけれど。もう師走ですね…一年が本当に早く感じます。

 11月最後の週の土曜日に友人の写真展へ行って来ました。
 何を隠そう、私は写真学校へ通っておりましたのよ。写真の勉強してましたなんて、言うのも恥ずかしい写真を載せてますけども、現在もお付き合いのある良い友人をたくさん得る事が出来ました。今じゃ使い途ないですが、貴重な手焼きの写真技術を習えましたし、何より楽しい日々でした。今でも行って良かったと思っています。
 私は止めてしまいましたけど、友人はビデオ撮影の仕事につき、毎年写真展を開いて立派に活動を続けています。今の私は『書く』事が楽しくて仕方ないのですが、友人は今も『撮る』事が楽しくて仕方ないのだそうです。撮る事が、生きる事なんですね。
 展示されていた写真は友人が生死の境を彷徨う大病を患った時のもので、今現在のものではないのですが、完治して病気の恐怖から解放された今だからこそ出せると思ったそうです。当時は入院したという事しか知らされず、心配する事しか出来ませんでしたから、改めて当時の写真を見せられて、今、元気で過ごしている友人を見ると感慨深いものがありました。
 私も年を取り病気がちになりましたが、朝起きたときに自分が生きている事を確認する…そんな経験はありません。どんなにか不安で恐ろしい毎日だっただろうと思います。目の前でにこにこと笑っている友人と、こうしてお喋りできる事が本当に…何に感謝してよいか分かりませんが、有り難い事と思いました。

a0095010_15553970.jpg写真は会場の『大倉山記念館』です。素敵な建物でしょう。昭和七年に建てられたものだそうです。
古い建築物フェチ(?)である私としては涎物で、建物の中をあっちこっち見て回りました。


a0095010_15561539.jpg太陽の光を受けて黄色く見えています。ガラスがこういう色なんでしょうか。ちょっと不思議。


a0095010_15564985.jpgこの扉の向こうがギャラリーです。友人の写真展はこちらで、この上の講堂で音楽会が開かれていました。


a0095010_15574696.jpg右側から見た所。くるっと一周しましたが、全然別の建物かと思うほど違っていて面白かったです。


 トイレが各階にあるのですが、1階がマニアックと言われて入って来ました(笑)
 男女別れてないのですが、上手く改装していて気になりませんでした。一つは和式でもう一つは洋式。古いトイレにある不潔感は全くないです。でも、ちょ〜寒い! 大理石とかタイルの装飾なので冷た〜い感じだし、広いからスースーするの。これでヒーター付の便座なら言う事ないのにな〜と思いました。
 昨今、こうした古い貴重な建築物がなくなりつつありますし、来年は古い建築物ツアーでもしようかと思っています。こちらでその模様をお伝えしますのでお楽しみに。

追記:先日最終回を迎えたドラマ『検事・鬼島平八郎』(浜田雅功主演)で使われていたんですね〜。家人に言われてやっと気がつきました。


 さあ、萌の吐き納めですから、お次はよろず感想文で〜す。
 本屋のポップにつられて買った漫画、2010年の手塚治虫文化賞「新生賞」を受けた『虫と歌』です。

虫と歌 市川春子作品集 (アフタヌーンKC)

市川 春子 / 講談社

スコア:



 実は、『手塚治虫文化賞』なんてものがあるのも知らなかったのですが(笑)。
 最近『バクマン』をちらみしていて、あれも『手塚賞』を狙ってますが、あっちは集英社の新人賞なのね。こちらは朝日新聞社主催で「現在の漫画をよく読む人」が審査員なんだそうで、漫画を描いてる側からしたらどうなのかな…とも思いましたが、まあ、そんな事は置いといて。大変面白かったです。
 今、友人に貸してしまっていて、あらすじが書けない…ので、こちらを参照くださいませ。最近、とっても横着になりましてよ…ええ。現在作品の紹介が載っておりますが、来年になったら消えちゃうかも。
 新生賞とは、「斬新な表現、画期的なテーマなど清新な才能の作者に贈られる」との事ですが、本当に発想が面白いなと思いました。この賞は特に手塚先生の作品を意識したものに贈られる訳じゃないのですが、市川春子さんの作品には、手塚先生の作品を読むときに感じる、『生命の輝き』を感じました。
 四編の短編からなっています。全て人と、人でないものとの心の交流を描いた作品です。人が勝手に無機物を人に見立てて(最近多いですよね、擬人化)いるのではなく、人でないものがきちんと人格を持ち、喋り、考え、悩み、人と心を深く通わせます。とても不思議なお話で、ファンタジー…と言っていいか分かりませんが、現実にはあり得ないお話ばかりです。
 私は表題の『虫と歌』がとても良かったのですが、読みながら手塚先生の『ミクロイドS』を思い出しました。虫繋がりってだけじゃなく、生きている事、他者との間に紡がれる情愛と、結果的に生じる切なさと…いろんな事を考えさせられるお話です。
 そう言えば、手塚先生も荒唐無稽なお話をたくさん描いてますけど、ファンタジーと思って読んだ事ないですね。説得力があったからかしら…。『ミクロイドS』にしても『不思議なメルモ』にしても、違和感なく受け入れて読んでましたっけ。
 『虫と歌』の四編に関して言えば、逆に現実感は必要ないかも知れません。絵は決して上手くないですが、その不思議な世界がしっかりと創り出されていて素敵です。難を言えば時間軸がよく分かりません。回想と現行の部分がごっちゃになっていたり、時間の経過がいきなり過ぎる所も見受けられました。

「マンガは絵と文でできている。絵では表せない、言葉にもできない思いを、絵と文の間からたくさん感じとれるような、そんなマンガを目指します」との事ですが、たくさん感じ取る事が出来ましたよ。(とても共感する言葉です。私も文章の間から何かを感じ取って貰えるようなお話を書きたいものです)
 お仕事をされながら、一年に一作のペースで創作活動を続けられるそうです。また市川さん独特の素敵な世界が読める日を心待ちにしたいと思います。

 次回もよろず感想文、『ひらひらひゅ〜ん』と作者の西炯子先生について書きたいと思います。
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# by apodeco | 2010-12-01 22:27 | よろず感想文 | Comments(0)