萌語り — 演劇編 — スタジオライフ『トーマの心臓』

a0095010_22261113.jpg お久しぶりです。2010年になって初めての書き込みです。うかうかしていたらもう三月ですものね、随分長いことお休みしてしまいました。
 近況報告しますと、一月、二月は(消極的)就活に明け暮れ、萌のない生活を送ってました。三月になってトイレの改修工事とか、家人の入院など落ち着かない状態もプラスされ、更に萌のない日々でした。
 人間、衣食足りて何とやらで、趣味の事も生活の安定がないと出来ないものなんですね〜。おまけに、
「お湯の温度は39℃〜!」「電気代節約のため0時消灯〜!」「トイレットペーパーは10cmまで!」とか家人に家庭内仕分け?され、煩いのなんの! もう、創作どころじゃありません。

 家人が腎臓結石で入院した時は『天誅!』と心の中でほくそ笑みましたが、腰の辺りを押さえて「うっ!」と身悶える(痛いみたいですよ〜)姿はちょっと気の毒でした。
 ここ20年の間に3度目ですから、いい加減自分の体調管理くらい出来るようになろうよ…と、全くの他人事だったのですが、腎臓結石になった猫の飼い主さんが「エサの管理が出来なかった私の責任ね…」って嘆いているのを小耳に挟んで、ちょっとギクギクしてしまいました。
 エサ…じゃない、食事作ってたのは私ですが、そう言えば貧血の薬が効いてなくて、お医者さんに注意されたんですよね〜。「煎茶で薬飲んだり、ほうれん草ばっかり食べたりしてないよねぇ?」って。
 食べてました…安かったんだもん(煎茶で薬も飲んでたよ…馬鹿ですね)。ほうれん草は食べ過ぎると貧血にも悪いのですが、石も溜まるらしいです…(食べ過ぎると、ですよ。念のため)。
 でも、ポパイみたいにモリモリ食べてる訳じゃないし、1ヶ月くらいで1cmの石が出来る訳ないものねぇ…と知らない振りを決め込みました。

 そんな萌の少ない2010年の始まりでしたが、そんな生活、耐えられるか〜と、行ってきましたよ萌スポットへ!!

 まず一つ目は、J.GARDEN28
 ヘソクリかき集めて買いまくりましたよ、ええ! 普段我慢ばかりしていると、あぶないぞぉと思うくらい欲しくて欲しくて仕様がない。途中から心の中で『駄目!我慢!』と唱えながら見て歩いてました(笑)
 今回は友人も一緒でしたので、思う存分萌語りをして楽しかったです。購入した同人誌や、お目当てのサークルさんについて書きたいのですけど、やっていいものなのか迷うところでして…。許可が貰えたらやってみましょうかね。

 二つ目は、スタジオライフの『トーマの心臓』です。
 友人が半年も前に予約してくれたんです〜。前から観たかったんですけど、今回ようやく観られました。
 ご存じの方が多いと思いますが簡単に説明しますと、この劇団には歌舞伎みたいに男優さんしかおりません。女性の役も男優さんが演じます(特に女性らしく演じてないんですよね・笑)。『トーマの心臓』以外にも『マージナル』や『カリフォルニア物語』、『アドルフに告ぐ』など、漫画原作のとても面白そうな演目をやっております。(注:もちろん、ブロードウェイの劇やシェイクスピアもやります。東野圭吾原作『白夜行』もあります。面白そう)

トーマの心臓 (小学館文庫)

萩尾 望都 / 小学館

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 さて、『トーマの心臓』ですが、ご存じの通り萩尾望都先生の名作です。内容に関しては言わずもがなでしょう。読んでない方はこの機会に(何の機会だか)是非どうぞ。
 舞台の設定だけ説明すると、中高生くらいの年齢の男の子が学ぶドイツの寄宿学校でのお話で、多感な少年達が愛に悩む姿を描いています。少年同士のお話ですが、私はこれをBLや少年愛の視点で読んでいません。友情と信仰、家族愛、もちろん恋愛感情もあるのですが、人が生きるには愛が必要で、その愛についての様々な形が描かれているのだと思っています。

 この繊細で複雑なお話を舞台にするんですよ。期待しつつもおっかなびっくりな感じでした。日本人の大人の男性が思春期の子をやる訳ですから、所謂 “ 赤毛もの ” です。すっぽり入り込むのは難しいだろうな…と。
 でも、そんな不安は杞憂でした。原作にとても忠実で、よくここまでまとめられたな〜と感心しました。ものすごく長かったですけど飽きませんでしたし、要所要所をしっかり押さえてあって感動的でした。
 ただ、ユーリとエーリクのイメージが私のものと違っていたのがちょっと残念。エーリクは素直で幼すぎる気がするし(エーリク=トーマとしてるなら分かるけど)、逆にユーリはもうちょっと少年らしい部分が欲しかったかも…。原作の『トーマの心臓』に強い思い入れがあると素直に観られないのかも(笑)
 まあ、それはそれとして、二人とも素晴らしい熱演を見せてくださったので、とても楽しめました。(キスシーンもあったよぉぉ

 誘ってくれた友人をはじめファンの方は、ご贔屓の男優さん演じるユーリやエーリクを楽しんでいるようでしたので、その男優さんの個性に合わせた解釈をしているのかもしれません。
 そういう意味ではバッカスなんか、相当違うぞと思うのですが、これはこれでとても良かったし、オスカーサイフリートも素晴らしかったです。彼らの演技で舞台が締まる感じがしました。
 演劇が良かったか悪かったかは、あの只の箱(舞台)から物語の世界へ引っ張りこまれるかどうかで決まります。私にとっては演技が上手いか下手かより、情熱が感じられるかどうかが一番気になります。
 役者さんだけじゃなくて、作り手のエネルギーが感じられると、いつの間にか客席まで舞台の上のような…劇場の空気が一つになっちゃう気がするんです。美内すずえ先生の『ガラスの仮面』ではありませんが、そうなるともう夢心地。本当に気持ちが良いのです。

 スタジオライフの公演は、作り手の息吹が熱く感じられましたし、とても完成された舞台ですので、機会があったら是非観劇して頂きたいと思います。
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Commented by natsu at 2010-03-25 10:33 x
あれこれあったようだけど元気そうでなにより~(笑)

トーマの心臓かぁー、なつかしぃ~。
そうそう、スタジオライフのロミオとジュリエットは見たときあるよ。
友人関係での招待だったけど、よく知らずに行ったからビックリした(笑)
http://ameblo.jp/nekoashi/entry-10034937248.html
Commented by apodeco at 2010-03-26 18:35
お久しぶりです。猫さんたち元気?
私は気持ちだけはいつも元気(笑)
人の事『天誅!』なんて笑ってたら、自分に天誅落ちちゃった。
また腸の具合があぶなくて病院行きました…(><;) 
今晩絶食して、2、3日食事を加減しないと駄目なのだ。
たぶん、運動不足なんだよね…。気を付けましょう。

ロミオとジュリエットかぁ。面白そう。
ここの劇団の人、あまり女の人らしく演技しないよね(笑)
シェイクスピアなら『十二夜』が観てみたいな。
by apodeco | 2010-03-24 22:31 | よろず感想文 | Comments(2)