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☆こんなん読みました〜☆ — ひと言感想文(漫画特集) —

 秋の連休です。空が高くて良いお天気ですね。皆さまはどこへお出かけでしょう?
 行楽情報として、11月3日には航空自衛隊入間基地の『入間航空祭』がありますよ。ブルーインパルスの飛ぶ姿が見られます(←昔から知っているのですが、実は行ったことは一度もありません)。
 あと、群馬県尾島町では毎年恒例になっているラジコン航空ショーがあります。こちらは一度見に行きました。面白いですよ。ちなみにどちらも屋外で日差しが強いし眩しいので、帽子とサングラスは必須アイテムです。
 “オタク”っぽいですが、飛行機が飛ぶ姿は好きです(でも乗るのは駄目…)。ですから山田ユギ先生の『夢を見るヒマもない』は大好きです。デートが職場っての分かる気がします(笑)。ユギ先生らしいお話です。まだの方は是非どうぞ!

夢を見るヒマもない (シャレードコミックス)
山田 ユギ / / 二見書房
ISBN : 4576061402
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 さて、秋の読書週間と言うことで、最近読んだマ・ン・ガのご紹介です。小説も読みたいのですが、仕事をはじめてから目のしばしば感が酷くて、ついついマンガに走ってしまう今日この頃(?)です。

 まず最初の作品は——

隣りの (MARBLE COMICS) (MARBLE COMICS)
腰乃 / / ソフトライン 東京漫画社
ISBN : 4904101219
スコア選択:★★★★☆



☆こんなん読みました〜☆ — ひと言感想文(漫画特集) —_a0095010_1814940.jpg 初っ端からエロ度高めの逸品です。線が細めで台詞が多く全体的にコメディーです。耽美系がお好きな方は駄目かも知れませんが、不思議な魅力があります。
 とにかく台詞が絶妙。「今の若い方たちのはなし言葉ってこんななのぉ?」とオバサンの私には吃驚だったのですが、それが新鮮でした。
 表題作『隣の』がとても良いのですが、私自身はそれに登場した当て馬役の彼と課長の話に釘付けになりました。この課長がホントに“スケベおやじ”そのもので(笑)。今どきの割り切り型の若者もたじたじです。お腹抱えて笑ってしまいました。
 作者の腰乃(コシノ)先生の年齢は分かりませんが、よくこんな親父の台詞が出てくるものだと感心しました。

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花舞小枝で会いましょう (キャラコミックス)
鹿住 槙 / / 徳間書店
ISBN : 4199603794
スコア選択: ★★★★☆



 打って変わってこちらはロマンチックコメディーです。ある事情で女として育った(中学生になるまで自身も女と信じていた!)18歳の男の子が主人公。天涯孤独な彼のもとに野心を抱えて現れる若き弁護士さんとの恋物語です。
 和装女装もので夏乃あゆみ先生の、これまた線が細くて繊細な絵と、絶妙なカット割りに独特の雰囲気があってとても素敵です。昔好きだった竹坂かほりさんの作品(『空のオルガン』は良い話ですよ)を彷彿とさせるものがありました。
 原作は鹿住槇先生です。小説は読んだことがないのですが、気がつけばこの方の原作の漫画、ほとんど持っていました(笑)。
お勧めは『ヤバイ気持ち』(作画/穂波ゆきね)ですね。
ヤバイ気持ち (キャラコミックス)
鹿住 槙 / / 徳間書店
ISBN : 4199601694
スコア選択: ★★★★★
 ちょっと切ない高校生ものです。この穂波先生の絵が、エロ可愛いと言うのでしょうか? 大好きなんですねぇ、私。是非どうぞ!


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楽園の泉 (ゼロコミックス)
稲荷家 房之介 / / リブレ出版
ISBN : 4862634117
スコア選択: ★★★★★
 残念ながら画像なし…素敵なのに(;;)


 こちらは硬質な『男』のお話です。見事に男しか出てきません。平均年齢もお高め…。40代ってそんなにオヤジなのかしらねぇ…凹む。
 男という生き物が惹かれるあらゆる性質のものを、それぞれのお話で語っています。暴力であったり、執着であたったり、孤独であったり。全てが本能に直結した感情で、頭で理解する範疇を越えています。よくこんな難しい話が書けるものだと感心しました。(ふと、亡くなった三原順先生を思い出しました。ジャンルは全く違いますけどね。『ロングアゴー』はお勧め。はみだしっ子を読んでいなくてもOKです。)
 私もこんな強い“情動”に囚われたお話を、いつか書いてみたいものです。
 この作品はBLではないのですが、(ある意味BLかな?)
『百日の薔薇』という素晴らしい作品も描かれています。こちらもお勧めです。
百日の薔薇 アクアコミックス
稲荷家 房之介 / / オークラ出版
ISBN : 4775506226
スコア選択: ★★★★★☆こんなん読みました〜☆ — ひと言感想文(漫画特集) —_a0095010_18464140.jpg




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ひらひらひゅ~ん 1 (1) (WINGS COMICS)
西 炯子 / / 新書館
ISBN : 4403618731
スコア選択: ★★★★★



 “ひらひらひゅ〜ん”とは弓道の弓が飛ぶときの擬音です。こちらはBLではございません、念のため。
 西炯子先生のお話は、いづれ単独でご紹介したいと思っていますので、ここでは触れるだけにします。高校生好きにはとにかく堪らんお話です(笑)。
 西先生の絵は『フジミ〜』の挿絵で知ったのですが、秋月こお先生の小説とともに心に深〜く刻まれちゃったんです(今の後藤星先生の絵も素敵です)。
寒冷前線コンダクター (角川ルビー文庫―富士見二丁目交響楽団シリーズ)
秋月 こお / / 角川書店
ISBN : 4044346011
スコア選択:★★★★★


 先生の絵を見ると無条件にぴくっと反応しちゃう(笑)くらい、大好きです。心酔しました。
 最近はBL系のお話(それっぽいのはありますが)は描かれていませんが、機会があれば是非お手にとってみてください。
by apodeco | 2008-11-02 19:00 | よろず感想文