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20年目のサザエさん

 さあ、10月です。だんだん秋らしくなって来ましたね。秋から冬にかけての季節は好きです。だって食べ物が美味しいじゃありませんか!?
 甘栗焼き芋イクラ(注:自家製の醤油漬け限定)、焼いた銀杏も美味しいし、あったかい鍋も美味しいですしね。嗚呼、参鶏湯(サムゲタン)が食べたい…。

 さぁ〜て、食べ物つながりってワケじゃないのですが、サザエさんです。
 密かなマイブームなのですよ。何のって、そりゃぁ貴方、ここのブログはBL系ですもの、本家本元じゃありません(笑)。
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※画像をクリックすると大きくなります。

 BL初心者だった頃、某所の本屋さんで“サザエさん同人誌”を発見して以来、密かに楽しんでいたんです。と言っても見つけたのは私の友人で、腐女子ではありません。自分で発見しておきながら、「なんか、サザエさんが普通に見られない…」としばらくの間ぼやいておりました(笑)。
 BLのお師匠さんにお伺いしたところ、昔からあるそうですね“サザエさん同人誌”。サザエさんどころか、ドラえもんもあるとか…(バカボンとか、ど根性ガエルもあるのかしらねぇ…)。
 二次創作の世界って、あらゆるジャンルを席巻した妄想の世界なんですね〜。スバラシイ…。と思いながら密かな楽しみだったのをここに登場させたのは、あるCMを見ちゃったからなんです。
 いやぁ〜、もう久し振りに“萌え”ました。

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# by apodeco | 2008-10-04 17:38 | ご紹介

イロメ

 中秋の名月。みなさんはご覧になりましたか? もうすっかり秋ですね。
 めまいの病気が良くならないので、パソコン絵はお休みしていますが、せめて『ひと月に一度は更新!』を目標に、今回は久々にBL漫画の感想文です。
 草間さかえ先生の新刊です。高校生がいっぱいです。もちろん素敵な先生も登場します。
 この作品でも、文句なく“メロメロ”にされてしまいました〜。

 「やっぱり夏は高校生だね♥」と勝手にキャッチフレーズを付けさせていただきました(8月15日発売)が、もはや秋です…。
 光陰矢のごとし、恋せよ高校生〜!!(大丈夫か、あたし…)ってことで ——



イロメ (ディアプラスコミックス)
草間 さかえ / / 新書館
スコア選択: ★★★★★

My Favorite Comics.


 とある高校の校舎の中で、密かに進行する四つの恋の物語です。先生と生徒、先生と卒業生、先輩と後輩、幼馴染みの同級生。
 作品としては六つ。うち一つは書き下ろしです。どれも粒揃い。私のお薦めは…

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# by apodeco | 2008-09-16 22:49 | BL感想文

 長らくお休みしておりましたが、お陰様で身体もすっかり回復いたしましたので、ブログを再開いたします。
 更新は不定期更新とさせて頂きますので、思い出した時にでもお立ち寄り頂ければ嬉しいです。うかうか半年近くもお休みしていたんですねぇ。年を取ると、時間が経つのが早く感じます。
 さて、夏休みです。と来れば、そう、読書感想文です(笑)。
 宣言しておりましたBL漫画の感想は後日に。ごめんなさ〜いやっと読了したんですが、まだ私の中で熟れていないのです。なのでもう少々お待ちを。
 今回はタカスギシンタロ監修『超短編の世界』(創英社)の感想文です。

超短編の世界
/ 創英社
スコア選択: ★★★★★





 テーマは【恐怖の超短編】とのことで、47名の方の書かれた58編の“恐怖”がびっしり詰まっています。
 ところで、超短編ってなあに? とお思いの方もいらっしゃると思います。言葉からは、短編小説のもっと短いものか、ショート・ショートを連想しますよね。『超短編の世界』の冒頭にある解説によると、
「超短編は数百文字の短いものがたり。それ以外にこれといった決まりもありません。」とのこと。
 ???ですねぇ。
 私はこの本をご紹介頂いた執筆者の一人でもあります、たなかなつみさんのサイトにお邪魔して、既に『超短編』に触れていましたし、たなかさんから事前に、小話やショート・ショートとは違うと聞かされていたのですが、それでも読みはじめは戸惑いました。
 基本的には500文字くらいでしょうか、中には100文字ないものもあり、“ものがたり”というより、呟きかしら? と思うものもあります。どのお話も幻想的で、現実の世界には無いもので、よくこんな摩訶不思議なモノを想像できるものだと感心しました。 本当にすごく想像力を要求されますよ。
 私は絵を描くので、読んだ言葉のイメージを頭の中で具体的な映像にするのは得意な方です。それでも、この『超短編の世界』は手強い。
 例えば、虚の世界に到達した這い回る蝶々や、三翼をプロペラのように回転させて飛ぶヘリコトンビがうようよ蠢いている世界があるかと思うと、舌の融合したシャム双生児が睦み合い、“死態(したい)”となって身体を休める王様親子が避暑を楽しむ世界があったり…。
 どうですか? 想像できましたか?
 正直、私はこの摩訶不思議な世界に入っていけなかったのですが、それは上手くイメージを作れていないせいかなぁと思ったんです。
 想像力と言うのは、その人の経験値によって豊かさが違ってくると思います。何しろ見たことも聞いたこともない物を文章から描き出す訳ですから、どうしても自分の知識の底を浚って、似たものを探そうとしてしまいがちです。
 A.E.ポオが描いた死の匂い漂う深美(たんび)の世界や、手塚治虫先生の『火の鳥』に出てくる動けない動物と空飛ぶ植物のいる異世界、レイ・ブラッドベリの青い三角形の赤ちゃんがいる四次元の世界を手本に、イメージを膨らませて読む訳ですが、鮮明な像が思い浮かんだ次の瞬間に、「…で、だから?」と思ってしまうのです。
 頭の固い私は、小話やショート・ショートとは違うと知っていても、どこかでやっぱり、オチやら教訓めいた意味合いを探し求めて、見つけられなくて途方に暮れてしまうのです。
 う〜ん、これを理解するにはどうしたらいいか? 何度も読み返してみます(何たって短いですから)。
 起承転結の構成がなくて、お伽話のようでもあり、詩のようでもある。この感じ、何か、喉まで出ているんだけど〜。
「!」ひらめきました。『マザーグース』です!
 意味不明で、空恐ろしい事がぽろっと書かれている。人外のものと人とが同じ世界でおてて繋いで戯れていたりして、何とも不気味で楽しい世界。
 勿論『超短編』=『マザーグース』ではありません。単に私が『超短編』というものを感じる(理解したとは言い切れないが)切っ掛けになったというだけですが、目から鱗が落ちました。
 どちらも内容そのものが重要なのではなくて、一個のものがたり(詩)を組み立てている世界観を楽しむことが大切なんだと思います。短いが故に如何様にも解釈ができて、自分なりの想像を加える事もできますし、言葉の響きや言葉尻を楽しんだり、自由に読めば良い訳です。
 そうやってもう一度『超短編の世界』を読み返すと、手の平を返したように俄然面白いじゃありませんか。読む度に違う感想が出てくるんですよ(自分でも不思議なんですが)。まあ、難しい事はさておき、私が感じた『超短編の世界』は——、

 書き手が【恐怖】に対して心に浮かんだ像を綴り上げたら、こんなのが出来ましたと、目の前に差し出されたのは【恐怖】をぎゅうっと閉じ込めたスノーボール
 掌に乗るほどちっちゃな世界です。中に入っている【恐怖】は簡単に出来ているようで、よく見るととても細工が細かい。虫眼鏡があった方がいいかも知れません。
 手に取った人は上から下から、好きなように眺めればいいのです。ふっちゃったっていいんです。中で舞っているのは雪ではないかもしれませんが。
 あんまり不思議なんで、ぶち壊して中身の細工を取り出して見てみようと思うのですが、壊した途端に中の【恐怖】は消えてなくなっちゃう

 こんな感じです。

 わっかるかな〜、わっかんねぇだろうな〜(古! 駄目じゃんこれじゃ…)になりそうなので、ちょっと触れてみたいなぁ、という方は

たなかのおと http://www.max.hi-ho.ne.jp/tanakan/

超短編マッチ箱 http://www.microstory.org/community/

超短編500文字の心臓 http://www.asahi-net.or.jp/~nv5y-mngs/magazine/

 ↑まず、ご覧になってみてください。摩訶不思議な世界への入り口です。
 本もお勧めです。解説も超短い(笑)ですがついていますし、解り易いです。

# by apodeco | 2008-08-16 15:44 | よろず感想文

近況報告 その2 — 検査の結果_a0095010_14581632.jpg ゴールデンウィークですね。皆さま何処かへお出かけしましたか?
 4月も最後になってしまいましたので、近況報告 その2 としまして、最近受けました検査のお話です。
 本当は快気祝い(?)に頂いたBL漫画が素晴らしく良くてですね、読書感想を書きたかったのですが、未だ全部読めてないんです…。途中バイオレンスな部分があって、本人がかなり病気で痛い思いをしたもんですから、怖くて読めない〜!!
 かなり精神的にも肉体的にも痛い部分なんで、とても重要な所なのに斜め読みしちゃいました。全部読んだら書きますね。
 

 さて、病気の方はもう完治したと思いますが、結局、原因は分かりませんでした。でもこの病気、恐ろしい事に再発するんだそうで、分からないまでも検査は受けましょうと、血液検査など受けたのですが、一つ引っかかってしまいまして、大腸内視鏡検査を受けることになりました。胃カメラなどは皆さんご存じだと思いますが、こちらは滅多に受ける機会は無いと思います。お尻から内視鏡を入れる検査です…。
 そうです。ついにお尻デビューしてしまったんです、わたくし…(アホか!)。
 その前に既に触診を受けているので、今更なんですが、はっきり言って大変でした。大腸の中を診るので当然前日から徐々に絶食をして、当日下剤を飲んで中身を全部出すのですが、この下剤、2リットルもあるんですよ…。
 普段でもお水をそんなに飲まないのに、これがまた飲みにくい。成分は分かりませんが、まず〜い! 匂いはグレープフルーツで味が薄い塩味なんです。殆ど生理食塩水ですね。これを一回に180ccを10〜15分かけて2時間で飲み干せと。出来るか〜!!
 でもこれを飲まないと検査は受けられません。コクコクと頑張って飲むこと一時間目から……自主規制……。兎に角お尻が痛くなる〜と言うくらい出ます。何しろ、出たものが無色透明の液体になるまでトイレに行かないといけないんです! まあ、おとろしい検査ですわ…。
 検査自体は『痛い』と事前に聞いていたので、軽い麻酔のようなものを入れてもらって受けました。なので、お尻に入れられた所なんか記憶にございません。空気で大腸を膨らませているので、その圧迫感か、内視鏡が当たったのか分かりませんが、眠っていても悲鳴を上げたのは覚えています。痛かったです〜。
 お陰様で異常は見つかりませんでしたので、経過を見ましょうということで、現在は漢方薬治療を続けています。年のせいか(←自分の所為だね)、いろいろガタが来ているので、今すぐ死ぬという重篤な症状は無いが、ちょっとずつ異常という感じです。まあ、心配は無いと思います。

 そうそう、お尻の触診を受けた時に、すぐ出血しやすいと言われましたが、お尻って本当にデリケートなんですね〜。皆さまもお尻、お大事に
 えっ? どんな感じだったか?
 う〜ん。痛くは無かったですが、気持ちいいもんでも無いですね。(←当たり前ですわね。済みません…)
 では、皆さま、暴飲暴食に気をつけて、楽しい連休をお過ごしください。
# by apodeco | 2008-04-28 16:08 | ご紹介

近況報告

近況報告_a0095010_17101263.jpg 先日、久しぶりに友人がこのブログを見て吃驚したらしく、お見舞いをいただいてしまいました。その他、お見舞いをいただいた方々に、改めてお礼申し上げます。あまり、病気のことを周囲に話していないので、逆にお騒がせしてしまったようで、申し訳なかったなぁと反省しました。
 昨日、診察を受けてきまして「腸閉塞」自体は治ったようです。でも、腸の治りが遅く、この後検査を受けなければいけないのですが、まだ先になりそうです。

 「腸閉塞」は若い人はならない病気らしく、お医者さんに驚かれてしまいました。入院中エレベーターで乗り合わせたお婆さんが、「私はなったのよ〜」なんて話しているのを聞いて、『私の腸内年齢は70歳かも…』とちょっと恥ずかしくなってしまいました。
 友人にも「どうせ昼夜逆転の生活送ってたんでしょ! それ人間の生活じゃないから」と怒られました…。さすがに昼夜逆転まではしてなかったんですけどね…。

 病気自体に『萌え〜』は一つもないんですが、思い返せば、先生がみんな若くて美形な人が多かったです。退院する日に問診してくれた先生はブラザートムさんみたいでしたが、殆どの先生が美形のメガネ男子でした。
 最近、近所に出来た某有名大学病院の分院なんですが、新しくて綺麗で、先生どころか看護士さんも若くて綺麗な人ばかり。この病院は顔で採用するのかしら? と思うほど。見舞いに来た友人(♂)などは「俺も入院して〜」とほざいていました。
 でもね、人間、苦しいときは
「顔なんか、どうでもいいっ!」んですよ。
 大体、ワタクシ、その美形の先生の前でゲ〜、ゲ〜吐いてた(お食事中の方、ごめんなさい)訳ですから、恥も外聞もあったもんじゃありません。大学病院で先生も大勢いて(だいたい美形メガネ男子)、入れ替わり立ち替わり往診に来るのですが、痛いし、朦朧としているから、みんな同じに見えるんですよ。うんうん、唸りながら、『この人、だ〜れ〜』状態(笑)。顔と名前が一致したのは、主治医のN先生だけという駄目患者でした。
 お医者さんの出てくるBLのお話なんて面白そうだな〜と思うのですが、現実は『萌え』とはほど遠い世界でした。
 先生はみんな忙しく、大変そうでした。勿論、看護士さんも。本当に頭が上がりません。ただただ、感謝の日々でした。
 皆さま、ほんと〜に健康第一ですよ…。
# by apodeco | 2008-03-27 18:42 | ご紹介